MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

クイーンズ駅伝2016、吉本ひかり主要大会へ復活。

2016-11-28 | ファンラン&ランジャニ(マラニック)
 録画してくれていたクイーンズ駅伝--いわゆる全日本実業団女子駅伝は、すなわち日本一の女子駅伝実業団チームを決める戦いだ。飛ばしながらではあるけど、結構じっくりと見た。
 なんといってっも一番興味深かったのは10.9kmの3区で、リオ五輪に出た福士(マラソン)、高島(1万メートル)、関根(5千メートル)、上原(1万メートル)がそろったほか、マラソンで期待のノーリツ・岩出玲亜、小出監督の秘蔵っ子・鷲見梓沙なども出場。超楽しみだった。
 福士も頑張ったが、さすがにマラソンに専念してきた後で、スピードでは1万メートル代表で今は第一人者の高島由香(デンソーから資生堂に移籍していた)にしてやられた。
 区間2位は関根、3位は九電工主将の加藤岬、4位に福士。鷲見は13位、岩出は19位と精彩を欠いた。オリンピックの疲れもあったのか、今最も注目している女子長距離ランナーである上原は、1万mのベストは高島とほぼ変わらないにもかかわらず、高島から約30秒遅れの7位にとどまった。このままフェードアウトしてしまわないように頑張って欲しい。

 そのほかではやはり楽しみだった鈴木亜由子も故障が十分に癒えていないようで距離3.9kmと短い2区。順位も4位にとどまった。2区には佛教大で活躍した石橋麻衣も走ってたが区間10位。2区は距離が短いので10位と言ってもトップとの差は17秒に過ぎないが。
 同じ佛教大出身者はほかにもたくさんいて、今、女子長距離界の重要な一角を担っているのは間違いない。筆頭はダイハツの木崎良子だろうけれど、1区を走り、22人中20位に沈んでいる。故障でも抱えていたのだろうか? ちなみに佛教大の後輩・前田彩里もリオに出られなかった理由の故障から復帰を果たせなかった。
 
 いよいよ本題。同じくダイハツで佛教大出身の吉本ひかり選手がアンカー区間6区を走り復活を果たした。かつてはヤマダ電機に所属。とりわけ佛教大時代は日の丸を背負い、飛ぶ鳥を落とす勢いだったのに、2012年4月ヤマダ電機入社後その年の12月末で退社、いつの間にか陸上の表舞台からいなくなってしまった。なぜなのか、多くの陸上ファンが気にしていたはずで、このブログにもかすかな手がかりを探して訪れていただいた方も多かった。わたしももちろん彼女の走りを見るのが楽しみだった一人なので、何度かこのブログでも取り上げていたから。

 「ダイハツ・吉本ひかり選手」(2014/12/16のブログ)
 「「東京マラソン2013」 新たなニュースと代表の行方。藤原新、尾崎好美、吉本ひかり」(2013/2/20のブログ)
 
 この大会での吉本ひかりの成績はトップの同じく佛教大出身・ヤマダ電機西原佳純から32秒遅れの8位。順位が16位ということでゴールシーンしか映らなかった。チームがこの成績だし、走りにキレは感じられなかったけど、まずまずといっていいんじゃなかろうか。逆にこのところ精彩を欠く走りも少なくなかった西原は復活を印象づけた。
 アンカー区間には渋井陽子も走っていた。最近はさすがにタイム的には厳しくなってきたけど、いつだってなんか気になるし、「やっぱりだめだったか」と思うけど、出ると聞くと楽しみになる。区間20位。そろそろコーチに専念するのかと想像したが、本人は次はマラソンを走ると言ってるらしい。かつては2時間20分切りを達成し、未だ1万mの日本記録保持者だ。最後に一花咲かせるところも見てみたい。

 さらにもう2人、特別気になった選手がいた。5区10km区間で、結果的に区間賞を争うことになったヤマダ電機・筒井咲帆と優勝したJP日本郵政グループ・鍋島莉奈である。3秒差で鍋島に軍配が上がり、優勝への流れを決めたのもこの鍋島といっていいだろう。リオ五輪マラソン代表の第一生命・田中智美(区間3位)を相手に終始冷静なレースコントロールで田中を突き放しアンカーにつないだ。終盤田中の苦しそうな呼吸と対照的に小さく規則的な呼吸方法が印象的だった。筒井の方は来季シード圏外の9位から順位を5位に押し上げエース西原にたすきをつなぎ3位表彰台の原動力となった。

 というわけで、振り返ってみたら盛りだくさんだったなあ。前評判では優勝候補はほぼ第一生命だった。想定を覆す金星を達成したJPのチームワークはすばらしかった。
 
 
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世界一きついフルマラソンのコース

2016-11-28 | 発言Clip
 以前、このブログに「最もきついフルマラソンのコース」という記事を書いたことがある。「いったい、どこが一番きつく辛く楽しいコースなのか?」気になるランナーは少なくないようで、アクセスしてくれる人が思いのほか多い。

 5年ぶりに快晴となった今年(2016年)のいびがわマラソンにQチャンの姿はなかった。ビデオ・メッセージで、当然予想される「雨女」の噂を否定し笑いに変えて楽しませてくれたQチャンなのだが、聞き捨てならないことをさらっと話してもいた。わたしの記憶が確かなら

 いびがわマラソンは世界一きついフルマラソンのコースです。

 Qチャンはそう言った。
 いびがわマラソン2016からもうずいぶん経ってしまったし、聞き間違いとか思い込みって可能性も否定できない(最近人の名前とか出てこないなんてことも多いし)ので、公式HPなどどこかで件のビデオメッセージが見れないか調べたのだが、現時点では確認できなかった。
 あの会場でビデオメッセージを見たどなたかで「わたしも聞いた」という方はコメントいただけると有り難いです。もちろんQちゃん本人のコメントも末永くお待ちしたいと思います。

 思い立ったらすぐ書く。これ大事だな。
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ラグビー、慶早戦。いい試合だったけど・・・

2016-11-23 | ランニング以外のスポーツ
 久しぶりに慶早戦を見たが、慶応はほとんどハイパントを蹴らず、全く慶応らしくないボールをつなぐラグビーを展開していた。取っては取り返す、逆転に次ぐ逆転のおもしろい試合だったけど、最後に勝敗を分けたのはキッカーの精度だった。慶応のプレースキッカーは伝統的に、ここぞと言うときにゴールを外す(ような気がする)。まるでデジャビュのような気がした。逆転のPGを外し、ラストプレーで大きく敵陣に入ってマイボールラインアウトで勝負をかけるはずのタッチキックをミスしてこのチャンスをみすみす失った。
 23-25。ノーサイド。

 今やすっかり社会人との差は大きくなってしまったけど、黄色く色づいた銀杏並木が向こうに並び内外ともに美しい秩父宮ラグビー場で見る大学ラグビーはプレーもやっぱりすがすがしく、最高に美しいスポーツシーンの1つだと改めて思った。
 なぜそう思うのかはよくわからない。高校生までは、少なくともプレー中はひたむきでおもいがけないミラクルな試合を見せてくれる競技はいくつもあるけど、大学生になると良くも悪くも節度のあるプレーが目立つようになる。さらに、競技によっては本当に強い凄い選手は高校からプロに進むケースも多いから、なかなか大学が日本の同年代のトップになりにくいせいもあるとは思う。

 大学ラグビーと大学駅伝。奇しくも関東の大学が圧倒的に強いこの二つの競技が、上述の理由に当てはまらない。そして、大学ラグビーで歴史上もっとも美しかったのは、やっぱり今年なくなった平尾率いる同志社だったかもしれない。どの選手も個性的で一人一人が粒立っていた。
 懐かしんでばかりいるわけにもいかないわけだけど。
 
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野茂が米「スポーティング・ニュース」による「ベースボールの歴史で最も重要な40人」に選出されたそうだ。すげえな。

2016-11-23 | 走らずに考えたこと
 私が最も敬愛してやまない野球選手、野茂英雄。野茂がMLBにデビューした1995年は私にとっても特別な年で、野茂の姿にどれほど元気づけられたことか。アメリカに行って野茂が投げる姿を是非見たいと思ったし、そのチャンスもなかったわけではないが結果的に実現しなかった。
 当時私が是非生観戦をしたいと思っていた事が3つあって、野茂以外ではニッポンチャレンジの参戦するアメリカズカップ、サッカーのフランスW杯(ツアーに申し込んだのに直前で行けなくなった)。
 まあ、そんな中でも、野茂は私にとって最も好きなスポーツヒーローである。私にとって「自由」の象徴なのだ。

 その野茂が「スポーティング・ニュース」が選出する「格付け ベースボールの歴史で最も重要な40人」という特集で37位に入ったというニュース。すげえ、と思わず口をついて出た。

 というのも、この40人の顔ぶれを見てもらいたい。選手なんて何人もいないのだ。この格付けの権威がどのくらいアメリカ人の意識と重なるものなのか、まったくもってわからないが、それにしても凄い事だと思った。

Full-Countの記事に寄れば「メジャー史で最も重要な人物」のランキングは以下の通りである。

1位 ベーブ・ルース(野球の神様)
2位 ジャッキー・ロビンソン(メジャー初のアフリカ系アメリカ人選手)
3位 ケネソー・マウンテン・ランディス(MLB初代コミッショナー)
4位 バン・ジョンソン(アメリカン・リーグ初代会長)
5位 ブランチ・リッキー(ドジャース元社長)
6位 マービン・ミラー(メジャーリーグ選手会元会長)
7位 アルバート・スポルディング(スポルディング社創始者)
8位 ウィリアム・ハルバート(ナショナル・リーグ第2代会長)
9位 ルーブ・フォスター(ニグロリーグ設立に貢献)
10位 ヘンリー・チャドウィック(歴史家、『野球の父』)
11位 バド・セリグ(MLB第9代コミッショナー)
12位 ウォルター・オマリー(元ドジャースオーナー)
13位 ビル・ジェームス(野球統計学の専門家)
14位 フランク・ジョーブ(整形外科医)
15位 ハンク・アーロン(メジャー歴代2位の755本塁打)
16位 ルー・ゲーリッグ(37歳で死去した元ヤンキース選手)
17位 ドク・アダムス(野球のルール制定に尽力)
18位 バック・オニール(ニグロリーグで選手、監督として活躍)
19位 ロベルト・クレメンテ(ヒスパニック系選手の先駆者)
20位 ジェームス・アンドリュース(整形外科医)
21位 ジョー・ジャクソン(ブラックソックス事件で永久追放)
22位 ピート・ローズ(歴代最多4256安打)
23位 ウィリー・メイズ(通算3283安打、660本塁打)
24位 コニー・マック(アスレチックスで50年間指揮)
25位 ハッピー・チャンドラー(MLB第2代コミッショナー)
26位 オリバー・ウェンデル・ホームズ・ジュニア(法律家)
27位 バーニー・ドレイファス(パイレーツ元オーナー)
28位 アレクサンダー・クリーランド(野球殿堂設立に貢献)
29位 テッド・ウィリアムズ(最後の4割打者、打撃の神様)
30位 デビッド・ネフト(統計とリサーチの専門家)
31位 トニー・ラルーサ(ワールドシリーズ優勝3度の名将)
32位 レフティ・オドール(日本野球に大使役として関与)
33位 ロイ・ホフヘインズ(アストロズ元オーナー)
34位 ロバート・ボウマン(MLB関連のメディア創設者)
35位 マーク・マグワイア(当時新記録のシーズン70本塁打)
36位 カート・フラッド(トレード拒否事件、FA制度導入のきっかけに)
37位 野茂英雄(日本人選手のパイオニア、MLBの人気回復に貢献)
38位 メリッサ・ラットク(女性記者初のロッカールーム取材)
39位 ビル・ドーク(グラブ作成に貢献)
40位 セオ・エプスタイン(カブス球団副社長)

 赤字が選手だが、バック・オニール、カート・フラッドなど知らない人もいるが、ほかはベーブ・ルースを筆頭に伝説中の伝説の人物ばかりだ。野茂が選ばれたのは、そういう意味では記録ではなく、日本選手の先駆者という歴史的な事実によるものであり、現在の日本人選手たちの活躍と実力が認められた--日本人選手はいまやMLBに欠かせない存在であることを証明するものにほかならない。

 それにしても、思わずうなってしまうほどうれしかった。よくこれらの名前を見て気づいたことがある。選手は野茂を含め13人いるがピッチャーは野茂一人だけだった! 
 ちなみに、MLBにおける野茂に続く私にとってのヒーロー1番手はレッドソックスの上原浩治である。上原も野茂に負けないくらい凄いと思う。野茂以降彼ほどメジャーに行きたがってた選手はいないと思うし、なかなか行けなかった選手もいないと思う。タイミング的には時機をすっかり逸してしまい、苦労した上で名門レッドソックスのクローザーを勝ち取った。そしてあの圧巻の三振奪取率。こんな痛快な事はあまりない。来年もぜひとも投げる姿が見たいものだ。レッドソックスが手放すはずがないと思うが、どうなるか気がかりだ。マーリンズという話もあるように聞く。できればクローザーとして投げる姿を楽しみにしたい。
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2016ツアーファイナル 錦織対マレー、すごい試合だった。

2016-11-17 | ランニング以外のスポーツ
3時間20分。ツアーファイナル史上最長記録。7-6、4-6、4-6。惜しくも負けたけど、すごい試合だった。LIVEで見た価値があった。錦織もマレーも最後まで手を抜かなかった。諦めなかった。勝敗を分けたのは何だろうな? 技術的にはサービスに一日の長があったこと。そして、やっぱり、ここがロンドン、O2アリーナってことは大きかった。錦織はまったく雰囲気に飲まれたりしたわけじゃないが、マレーは世界ランク1位になっての凱旋で負けられないというプライドが感じられた。応援に鼓舞される場面も何度かあった。とてつもなく素晴らしいプレーの連続で最高の試合だった。
錦織には絶対チリッチを破って決勝トーナメントで再びマレーと戦ってリベンジしてもらいたい。体力消耗がやや心配。
いい試合だったなあ
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