基本毎日走る、となるとほとんどの市民ランナーは早朝もしくは夜間に走ることになる。もちろん、「朝も夜も」という猛者もいるかもしれないけれど。
朝はどうしてもやることが多くてあわただしくなり、時間も十分とれない。だいたい、起きてすぐにそれほどハードな練習は(普通の人には)難しいので、基本的には「時間短めのジョグ」とならざるをえない。
となると、一日働いたり勉強したりしたあと、夜走るという人がやはり多いと推測する(どこかに「朝走るか?夜走るか」的なアンケート結果なんかありそうだな、と今気づく)。
「毎日8時9時まで残業は当たり前」と言うような職場では、その夜ランもあきらめざるを得ない。死んでしまっては文字通り元も子もない。でもまあ、たまには早く帰れることもある(ほぼ残業なしといううらやましい職場もあるだろうけど)ならば--レースに参戦してそれなりのスピードで走ってみたいと思う市民ランナーならば、短めのジョグだけではなく、平日の夜、街灯を頼りにインターバル走をやったり、坂道を繰り返し駆けあがったりすることもあるだろう。走らない人から見たら、ちょっと理解しがたい行動に違いない。
で、夜走るランナーに必要なものがある。暗闇でクルマに轢かれないためのライトや反射タスキだけではない。
それは走り始めるための瞬間的に高いテンションであり、予定したランを途中で投げ出さないためにそのテンションをキープする能力である。
走り始めのテンションのためにわたしはジョグノートのラン仲間たちの日記を読むことが多い。あるいはその時読まなくても以前読んだときの気持ちを思い出す。
信じられないような練習を日々している人がたくさんいる。彼ら彼女らの強靭な意志を思い浮かべると「自分にもできるはずだ」という気にもなれば、日々のきつさに忘れてしまった「走ることが楽しい」という感情をふつふつと思い起こさせてもくれる。
しかしながら、ときおり走り始めた後も体調が悪かったり、脚が重かったり痛かったり、暑かったり寒かったり、「あーもう走るをのをやめてしまって休みたい」という弱気な心があっというまに忍び寄ることは少なくない。ランニング歴が浅くて「走りたいばっかり」の時期にはそんな感情が理解できないかもしれないけれど。
そこでテンションを保つにはどうすればいいか?
これはもう、ただただ、弱気な心との戦いでしかない。誰ひとり、何一つ助けてくれるものはない。
「ここを頑張れなくて、本番のレースで苦しくなった時に止まらずに走り切れるか」と自問自答する。
心に残っている瀬古利彦の言葉を思い出す。
「練習でできなくて本番でできるはずがない」
そうそう、1つだけ助けになることがある。
それは、同じ時間・同じ場所を走っているランナーの存在だ。もくもくと真面目に走っているランナーほど、自分も頑張ろうという気持ちになる。
さらにそれが見目麗しき女性ランナー(あるいは、かっこいい若い男性ランナー)だったりすれば尚のことテンションアップに役立ちそうだが、なにぶん夜なので姿かたちまではわからない。
夜ランは意外と難しい。
朝はどうしてもやることが多くてあわただしくなり、時間も十分とれない。だいたい、起きてすぐにそれほどハードな練習は(普通の人には)難しいので、基本的には「時間短めのジョグ」とならざるをえない。
となると、一日働いたり勉強したりしたあと、夜走るという人がやはり多いと推測する(どこかに「朝走るか?夜走るか」的なアンケート結果なんかありそうだな、と今気づく)。
「毎日8時9時まで残業は当たり前」と言うような職場では、その夜ランもあきらめざるを得ない。死んでしまっては文字通り元も子もない。でもまあ、たまには早く帰れることもある(ほぼ残業なしといううらやましい職場もあるだろうけど)ならば--レースに参戦してそれなりのスピードで走ってみたいと思う市民ランナーならば、短めのジョグだけではなく、平日の夜、街灯を頼りにインターバル走をやったり、坂道を繰り返し駆けあがったりすることもあるだろう。走らない人から見たら、ちょっと理解しがたい行動に違いない。
で、夜走るランナーに必要なものがある。暗闇でクルマに轢かれないためのライトや反射タスキだけではない。
それは走り始めるための瞬間的に高いテンションであり、予定したランを途中で投げ出さないためにそのテンションをキープする能力である。
走り始めのテンションのためにわたしはジョグノートのラン仲間たちの日記を読むことが多い。あるいはその時読まなくても以前読んだときの気持ちを思い出す。
信じられないような練習を日々している人がたくさんいる。彼ら彼女らの強靭な意志を思い浮かべると「自分にもできるはずだ」という気にもなれば、日々のきつさに忘れてしまった「走ることが楽しい」という感情をふつふつと思い起こさせてもくれる。
しかしながら、ときおり走り始めた後も体調が悪かったり、脚が重かったり痛かったり、暑かったり寒かったり、「あーもう走るをのをやめてしまって休みたい」という弱気な心があっというまに忍び寄ることは少なくない。ランニング歴が浅くて「走りたいばっかり」の時期にはそんな感情が理解できないかもしれないけれど。
そこでテンションを保つにはどうすればいいか?
これはもう、ただただ、弱気な心との戦いでしかない。誰ひとり、何一つ助けてくれるものはない。
「ここを頑張れなくて、本番のレースで苦しくなった時に止まらずに走り切れるか」と自問自答する。
心に残っている瀬古利彦の言葉を思い出す。
「練習でできなくて本番でできるはずがない」
そうそう、1つだけ助けになることがある。
それは、同じ時間・同じ場所を走っているランナーの存在だ。もくもくと真面目に走っているランナーほど、自分も頑張ろうという気持ちになる。
さらにそれが見目麗しき女性ランナー(あるいは、かっこいい若い男性ランナー)だったりすれば尚のことテンションアップに役立ちそうだが、なにぶん夜なので姿かたちまではわからない。
夜ランは意外と難しい。