赤い靴で 街あるき

横浜の波止場から~♪函館に。
街の散策やキッチンの片隅から。見たり聞いたりの「ひとかけら」を綴ります。

悪事は ばれる?

2013-07-11 | 日々のひとかけら

だいぶ前に「この本買ってきて」と母に頼まれた文庫本です。
新聞広告を見て、面白そうだと思ったらしい。

書店で開いてみると、母には字が小さいな~と思ったが
まぁ私が読んでもいいし・・と購入。

やはり文字が小さくて読めないらしい。
でも、今メガネが合わなくなり新聞も読みづらいので
メガネを変えたら、これも読めるかもしれない・・・と
母の手元にあります。

さて・・・今日の話「悪事はばれる」・・・
父が読んだのか母が読んでのか、ちょっと前に流行っていた本
「声に出して読みたい日本語」シリーズが2冊ありました。
もう読まないけれど、まだ新しいし誰か読むかもしれないから
図書室の本棚に置いてきて。と、ある日、母に頼まれた。

ホームには小さな図書室があり、壁の棚に本が並んでいます。
正式には、職員さんを通して「寄贈」の形をとるのでしょうが
「たかが2冊。そんな大げさなことをしなくてよい。
黙って置いてる人も沢山いるし、不要だったら処分するんだから。」

たしかに。図書室といってもプチ図書室だし、ごもっとも・・・と
なにげに置いてきたのでありますが・・・

2・3ヵ月後「この本○○さんの本じゃないですか?」と職員さんが
持ってきたそうです。

航空券の半券がそれぞれに一枚ずつ入っていたらしい。
半券を栞にしていたらしく、1冊には父の、もう1冊には母のが。
もちろん氏名はばっちり!(笑)

「どなたか読んでいただけたらと思って棚に入れたんですが
ごめんなさい」
「いえ、間違ってかと思ったんですが、頂いて良いんですか?
ありがとうございます」

この話をしながら母と私。
あ~良かった~。この前の有吉とマツコのような本じゃなくって。
でも、証拠隠滅って難しいねぇ。
悪事を働いたことがないと、こんな初歩的ミスをしちゃうんだ。
何事も、もっと用意周到にしなくちゃダメだね。

・・・と・・母娘反省会をしたのでございます。