だいぶ前に「この本買ってきて」と母に頼まれた文庫本です。
新聞広告を見て、面白そうだと思ったらしい。
書店で開いてみると、母には字が小さいな~と思ったが
まぁ私が読んでもいいし・・と購入。
やはり文字が小さくて読めないらしい。
でも、今メガネが合わなくなり新聞も読みづらいので
メガネを変えたら、これも読めるかもしれない・・・と
母の手元にあります。
さて・・・今日の話「悪事はばれる」・・・
父が読んだのか母が読んでのか、ちょっと前に流行っていた本
「声に出して読みたい日本語」シリーズが2冊ありました。
もう読まないけれど、まだ新しいし誰か読むかもしれないから
図書室の本棚に置いてきて。と、ある日、母に頼まれた。
ホームには小さな図書室があり、壁の棚に本が並んでいます。
正式には、職員さんを通して「寄贈」の形をとるのでしょうが
「たかが2冊。そんな大げさなことをしなくてよい。
黙って置いてる人も沢山いるし、不要だったら処分するんだから。」
たしかに。図書室といってもプチ図書室だし、ごもっとも・・・と
なにげに置いてきたのでありますが・・・
2・3ヵ月後「この本○○さんの本じゃないですか?」と職員さんが
持ってきたそうです。
航空券の半券がそれぞれに一枚ずつ入っていたらしい。
半券を栞にしていたらしく、1冊には父の、もう1冊には母のが。
もちろん氏名はばっちり!(笑)
「どなたか読んでいただけたらと思って棚に入れたんですが
ごめんなさい」
「いえ、間違ってかと思ったんですが、頂いて良いんですか?
ありがとうございます」
この話をしながら母と私。
あ~良かった~。この前の有吉とマツコのような本じゃなくって。
でも、証拠隠滅って難しいねぇ。
悪事を働いたことがないと、こんな初歩的ミスをしちゃうんだ。
何事も、もっと用意周到にしなくちゃダメだね。
・・・と・・母娘反省会をしたのでございます。