婆や。お久しぶりです。
婆やへの手紙ブログはいつ以来でしょう?
長らくのご無沙汰をお許しくださいませ。
こちらに来て5ヵ月過ぎ、すっかり落ち着き
遊びながらも 地に足の付いた日々を過ごしています。
なかなか暑くならないと思っていた函館も、8月に
入ってから やっと夏らしくなりましたが、
30℃以上になった日は まだありません。
昨年の今日。横浜でユーミンの「晩夏(ひとりの季節)」を
歌いながら綴ったブログを見ると、スコールの後の
夕空がとても綺麗でしたが・・・
今日も あちらは激しいスコールだったようですね。
スコールと言えば 思い浮かぶのが・・・・
都会の喧騒と退廃。空しさと哀しさを想わせるような
桑田圭祐の「東京」です。
いつだったか サザンの野外コンサートの時、この曲を
歌い始めると 本当に大雨が降ってきたとか。
これぞライブ。ちょっと羨ましく思います。
今度 婆やのいる空に向かって流すので 私の好きな
この曲を聴いてみてくださいね。
梅雨のないこちらでは 今 紫陽花が咲いています。
あちらこちらで目にする可憐な紫は 心を和ませる
花だと思います。
婆やが一目も二目もおいていた母は元気です。
足や耳が不自由になっても 心は限りなく伸びやかで
腰は曲がっても 生きる姿勢は凛としています。
そして、相変わらず!お口はお達者!(笑)
母の心に寄り添えば良い。と思っていますが
会えば あの巧みな話芸で大笑いさせられ・・・
寄り沿っているのかどうか・・??
婆やのお気に入りだった 私の旦那さまも元気。
暑いのが苦手なので、涼しい夏を喜んでエンジョイ
しています。
こちらは 明日もお天気が良いようなので
母を少しだけ散歩に連れ出すつもりです。
今、心地よい夜風が部屋に入ってきています。
蚊取り線香を焚くと 団扇で静かに風を送ってくれた
婆やのことを 思い出します。
空の色や木々の緑がひときわ綺麗な北海道の夏。
この空のどこかに 婆やがいると思いながら
撮った写真を 同封します。
では・・・また お便りしますね。
幼い日のままの 赤い靴より