赤い靴で 街あるき

横浜の波止場から~♪函館に。
街の散策やキッチンの片隅から。見たり聞いたりの「ひとかけら」を綴ります。

花に寄せて

2013-08-14 | 日々のひとかけら

明日はお盆。終戦記念日。
また、カソリックでは「聖母被昇天の日」です。

そして、ある年のこの日。
お友だち(高校の同級生)の葬儀がありました。
あの日の横浜も暑く、憔悴したご主人様が
炎天下で倒れてしまうのでは?と心配したことを
思い出します。

頭の回転の早い、ユーモアにあふれる人で
私は彼女が大好きでした。

でも、彼女がホスピスに入ったと聞いたとき
会いに行って良いのか?
私は彼女にとても会いたいけれど
彼女は私に会いたいのだろうか?

迷いました。

卒業してからも会ってはいたけれど、それほど
頻繁ではなかったし・・・
彼女の仲良しチームに 私は入ってないし・・・

迷っているうちに、悲しい知らせが届き
お通夜と葬儀に伺いました。

お見舞いに行っても良かったのか?
行ったほうが良かったのか?
もうどうしようもないこととはいえ、
今も、やっぱり迷っています。

トップ写真は前回の「ひとりお茶」のテーブルに
あったお花です。
私が一番好きなのは白い花。
これは、次に好きな紫の花。

「お盆だったから、葬儀に供えたい綺麗な
可愛い花がなくて、菊とか地味な花しか
なかったんです」
葬儀の後、しばらくしてお会いした
彼女のご主人様が おっしゃってましたが
無念さ、哀しさが詰まったその一言を
この花を見ながら思い出しました。

ご主人様は、沢山の可愛い華やかなお花で
彼女を見送りたかったのだろう・・・と
改めて、お気持ちがわかるような気が
します。

明日は、祈り。鎮魂。そして再生。

旅発った人たちと会話を交わしながら
心静かに過ごしたいと思っています。