ユリノキは、モクレンの仲間で、生長がはやく、高木になる木です。
春、枝の先々に、黄緑にオレンジ色の斑の入った、浅いチューリップ型の花を咲かせます。原産地の北アメリカでは、チューリップツリー。日本では、左右対称の大きな葉をハンテン(半纏)に見立て、ハンテンボクとも呼ばれます。
秋の黄葉は明るい黄色で美しく、最近は、公園樹や街路樹として、各地でよく植えられています。
明治時代に渡来した北アメリカ原産の落葉高木。日本でのルーツの木は、今も新宿御苑に聳え立ち、日本各地のユリノキは、この木の子孫だということです。東京・四谷の迎賓館前のみごとな並木は、この二代目。上野の国立博物館前庭にも巨木があります。
ユリノキは、アカシアや、トチノキなどととともに、よい蜜が採れるので、「蜜源として、ユリノキを植樹」しているところもあるそうです。
花が咲くまでに十五年、ミツバチが蜜を集められるようになるまでには、二十年の歳月がかかるということです。
上野の国立博物館前にある、みごとな大木の花時にめぐりあいたいと、電話をすると、
「カラスがみんな花を食べてしまいますのでお早めに」
という返事でした。
鳥たちにとっても、ユリノキのたっぷりの蜜はご馳走のようです。
(2003年5月「いとしき草花たち」)
*2005年6月4日のブログ「ありゃあなあ」をお訪ねして、美しい写真で、国立博物館のユリノキに出会うことができました。
いざ、上野へ!
*ずっと前に買って埋没している本、『ユリノキという木』も、探し出して、もう一度読んでみよう。
春、枝の先々に、黄緑にオレンジ色の斑の入った、浅いチューリップ型の花を咲かせます。原産地の北アメリカでは、チューリップツリー。日本では、左右対称の大きな葉をハンテン(半纏)に見立て、ハンテンボクとも呼ばれます。
秋の黄葉は明るい黄色で美しく、最近は、公園樹や街路樹として、各地でよく植えられています。
明治時代に渡来した北アメリカ原産の落葉高木。日本でのルーツの木は、今も新宿御苑に聳え立ち、日本各地のユリノキは、この木の子孫だということです。東京・四谷の迎賓館前のみごとな並木は、この二代目。上野の国立博物館前庭にも巨木があります。
ユリノキは、アカシアや、トチノキなどととともに、よい蜜が採れるので、「蜜源として、ユリノキを植樹」しているところもあるそうです。
花が咲くまでに十五年、ミツバチが蜜を集められるようになるまでには、二十年の歳月がかかるということです。
上野の国立博物館前にある、みごとな大木の花時にめぐりあいたいと、電話をすると、
「カラスがみんな花を食べてしまいますのでお早めに」
という返事でした。
鳥たちにとっても、ユリノキのたっぷりの蜜はご馳走のようです。
(2003年5月「いとしき草花たち」)
*2005年6月4日のブログ「ありゃあなあ」をお訪ねして、美しい写真で、国立博物館のユリノキに出会うことができました。
いざ、上野へ!
*ずっと前に買って埋没している本、『ユリノキという木』も、探し出して、もう一度読んでみよう。