「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

山遊びは最高!

2006-07-09 | 99歳Umeさんの軽井沢物語

 
                       (我が花畑の”百合百合ゼラニウム”)

狭山での、母の話の続きです。
田舎の家では、庭先に、二畝ほどのつるササゲを作っていました。
モロッコインゲンよりは細身で、
普通のインゲンよりは太く平たい莢が生ります。

「山から取ってきた長い木の枝で、×印に支柱を立ててやると、
つるが絡まってのぼっていってーー」

「たちまち大きくなって、白い花が咲いて。二日もたつと、
もう尻に花をつけて、小さなササゲが生っている。
次の日はもっと大きくなっていて、
見るたび花が咲いて、わんさか生ったね。

お世話になった人に、
”採っていっていいよ”と言うと、喜んで
ほーんの小さいものまで採ってしまったり―ー。
でも、次から次とたくさん生ったから、
とっても喜ばれたんだよ」

「小包の中にも、よく入れて送ってくれたわね。
帰省したときは、採ってきて、田舎のお土産にもしたしねーー。
ゆでると、莢の紫色の斜めの線の摸様が真緑になって、
マヨネーズで食べると、おいしかった。
お味噌汁やてんぷらにも!」

「夏は、キノコ。

 

 カラマツ林に生えるカラマツキノコ。(キヌメリガサ)   ジコボウ(ハナイグチ) 
☆キノコの画像は「里山遊記」さんよりお借りしました。
http://www.geocities.jp/satoyamayuuki/newpage10.html 

出る場所と出ない場所があってね。
この別荘のどこそこには、ジコボウ(ハナイグチ)が出て、
○○さんのところには、黄シメジが出る。
それは、みんなにひみつの場所でね。
紫シメジ、チョコタケや初茸、カラマツキノコ。
必ずひとりで、シロを連れて採りに行った。

山遊びは、最高だったよ!」

「採ったジコボウは、味噌汁に入れたり、
ゆでて、おろし醤油で食べると、おいしかったね」

雑キノコを天日干しでカラカラに乾燥させた、「干しキノコ」で作った
「混ぜご飯」の味は絶品でした。
当たり前のように作っていたけれど、もう、あの混ぜご飯を
二度と食べることができないと思うと残念です。

 

コメント (2)
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