ほの暗い林の縁にポッと朱赤色の灯をともすように咲いていた。
フシグロセンノウの、この揺るぎのないきっぱりとした朱赤色を、
子ども心にも好んだ。軽井沢千ヶ滝の遥かな夏の日の自然。
フシグロセンノウーー 茎の節の部分が、黒っぽい色になることからの名。
ナデシコ科の多年草。本州、四国、九州の山地の林下に自生する。
〇十年後に、セゾン美術館の庭の、山側の茂みに咲いているのを見た。
そこは自然のままの小流れを生かした庭園で、
木々の生い茂る縁には、青い珠実のついた葉っぱも見つけた。
それはルイヨウボタン(類葉牡丹)。牡丹にそっくりな葉の形に因んだ名前であった。
揺るぎないきっぱりとした朱赤… 追分の旅で見て以来惹かれていますが、家の方では見ませんね。珍しい花をありがとうございます。
いつか千ヶ滝へご一緒したい!
酷暑からひさびさの雨に、疲れがどっと出ました。ルピナスさんもおだいじに。
いつも、あまり親身になって聞いていない姉なのです。(何も抱えていない人なんて、誰もいないですよね。)
なんの力もないのですが、せめて今までよりは親身に、話を聞かなくてはと。
フシグロセンノウは、言葉足らずでした。山の花なのです。
いつか、涼しくなったら、 きっとご一緒しましょう!
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林の中で、「灯をともすように」という表現がピッタリな花ですね。
毎年、軽井沢のどこかで出合う花です。
小諸でもありますが、場所は限定です。
私にとっては、軽井沢の夏の終わりの花です。
いまも、軽井沢や小諸にも咲いていると聞いて、
嬉しく、きっとまた合いに行こうと思います。
昔は、星野ーー中軽井沢への湯川沿いの道の脇に
小さな用水?が流れていて、バイカモが白い花を
つけていたのですが、あの流れは何? どこへ?と。