「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

大きなトチノキには

2012-05-17 | <軽井沢・野の花帖>

軽井沢のT山さんのおばさんの庭には大きなトチノキがありました。
池や石灯籠もある日本庭園ですが、毎年初夏の頃には「白髪太夫」しらがだゆうと、呼ぶ、
大きな毛虫が出現します。
白い長い毛が生えた5センチ以上もある、太った淡緑色の毛虫で、おばさんはせっせと退治していました。
トチノキから下りてきて、何匹も、ゆうゆうと庭を横切っていく光景には、思わずギョッとしますが、
今思えば、蛹になる場所を求めていたのです。
なぜこんな話を思い出したかと言うと、あるもの見たからです。(蛙さんのブログです。)

それは藪の中にある、野のゆりかごのような透かし編みの網篭。
その主こそが、この白髪太夫(シラガタロウと言うところも)でした。
クスサンという大きな蛾の蛹です。この篭は、山でいっぱい見たことがあります。
子どものころは、その毛虫と、ゆりかごと、成虫の蛾は、全く一致していませんでした。

今自分が、故郷に住んでいたとしたら、昔どおりの自然が残っていたとしたら、どんなにおもしろいことでしょうか!
でも、別に毛虫が好きってわけじゃあないんですが。

コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 実生の正体は?? | トップ | 小さなバラ公園 »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
白髪太夫 (オコジョ)
2012-05-17 21:24:01
>野のゆりかごのような透かし編みの網篭・・・
そうでしたね。

胡桃の木にはたくさんいましたね。
農薬が普及して今では見ることがなくなってしまいました。

気持ちが割る毛虫ですが、いなくなるとなつかしい・・・
人間とは勝手なものです。
返信する
胡桃の木にも (ルピナス)
2012-05-17 23:37:11
コメントありがとうございます。
胡桃の木にもいたのですね。栗の木にもと聞けば、たくさんいたわけですね。
それで、きっと自然のバランスが保たれていたのかも。
毛虫は、決して好きではないけれど、見かたが変わりますね。
返信する
おもしろい! ()
2012-05-19 20:50:32
 ルピナスさん うれしいです。クスサンとか白髪太夫だとか 初めて聴くことばかり。
見るからに気味の悪い毛虫を 白髪太夫といって笑い飛ばしてしまうのですね。早速調べて、成虫にもお目にかかりました。この蛾はどこかで見たような気もします。
 涼しげな透かし編み… 冬は寒くないのでしょうか。至るところについていたので、空きに大量発生となるのですね。怖ろしや~ リンクして頂きありがとうございます。別所沼は行事が重なってなかなか更新できません。
返信する
変換間違い ()
2012-05-19 20:53:31
 空きには 秋にの間違いです。ごめんなさい。お詫びに成虫のすがたを
http://www.ffpri-kys.affrc.go.jp/situ/zoo/catalog/9gaichu/kususa.htm
 嫌いな方はクリックしないように ご注意ください。
返信する
昔を今に~~ (ルピナス)
2012-05-26 16:56:02
蛙さん有難うございます。
おかげさまで、遠い記憶に辿りつきました。
蛙さんが行かれた場所にはいっぱい自然が残っていてすばらしいです。
と言って、こんなにたくさんの白髪太夫にお会いするのも…
勝手なものですね。
ご配慮もありがとうございました。
返信する

コメントを投稿

<軽井沢・野の花帖>」カテゴリの最新記事