「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

夏の運河

2007-07-24 | 葛西スケッチブック

朝のうちにすませておきたい用事があり、運河沿いの遊歩道を通って船堀まで行く。
運河は、中川と旧江戸川を結ぶ水路のこと。江戸時代に、行徳の塩を江戸に運ぶために掘られた、新川と呼ぶ川である。
ちょうど満潮で、河口の方から潮が押し寄せている。水面にポツポツと見えるのはボラの稚魚だそうだ。ちいさな群れがところどころで水面を切る。
スポットスポットを占める釣り人の姿。女性の方も二人ほど見えた。
「おじさんが釣っているのは、何?」
「ハゼだよ」
カジカに似た黒茶っぽい小さな魚がカンの底にいる。これぞ江戸前のハゼ?

       

 
 帰りは、反対側の遊歩道を通る。つい先日、歩いた時に目星をつけておいたある草を撮ろうと思っていた。が、イヤに道がきれいに刈り込まれているのが気になる。果たしてあるだろうか。
お目当ての草はあった。肌色の小さな莢のような種をしゃらしゃらと鳴らして。
こんな都会の片隅に取り残されたように、丈高く花を咲かせている。
タケ二グサ。ここにあるのがふしぎなくらいだ。
まだ、海鳥たちもお出ましではない。どよーんと半分眠ったように運河は淀み、ボラの稚魚だけが目覚めている・・・

 

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5 コメント

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ハゼとタケニグサ (オコジョ)
2007-07-25 18:32:14
東京に居た頃、父が、たくさんの江戸前のハゼを釣って来ました。あまりに多くて、おまけに生きていて、睨まれて・・・
ハゼは好きになれませんでした。

カレイは好きだったのに・・・

立派なタケニグサ・・・

こちらは山の中でよく見ますので、海岸と言われると、やはり不思議な感覚ですね。
でも、健気に生きているようですね。
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Unknown (ルピナス)
2007-07-26 09:55:27
”生きていて、睨まれて・・・”ですか。佃煮になるほどのハゼに!! 
釣るのはおもしろいのでしょうが、その後が・・ですね。
タケニグサは昔の子ども達がよくチャンバラやって遊びました。枯れるとトテモ軽いのでちょうどよかったのですね。
ここら辺は湿地帯を埋め立てたので、はじめの頃は、セイタカアワダチソウやアレチ(?)マツヨイグサなど空き地にはわんさかありましたが、宅地化した今はあまり見あたらなくなりました。タケニグサなどは、全く。近くの民家のかたが保護してくれているのでしょうか?
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タケニグサ ()
2007-07-30 10:16:26
 ルピナスさん こんにちは
 我が故郷にあったかどうか、記憶にありません。

 街道筋でしばしば目にし、色合いや立ち姿に惹かれていました。写真もとって、夏・秋草図などの屏風絵に出ていなかったか、思いを馳せました。一際高く、古風な風情も、そよぎも何とも言えず好きです。
 名前が分かってうれしい。 葛西は面白いところですね。
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ごめんなさい。 (ルピナス)
2007-10-21 11:55:04
蛙さん、今頃になって。伏してお詫びします。
秋草図にあったような・・・。
山にはいっぱいあって、枯れると男の子たちのチャンバラ遊びに大活躍しました。茎を折ると、オレンジ色の汁がでるので、ちょっと異様な感じもしていましたが、今となっては、懐かしく記憶に残る山の花です。
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どういたしまして ()
2007-10-22 11:31:12
 そんなに オロオロしないで!
 ルピナスさん 葛西もいいところですね ときどきスケッチブックを覗いて楽しみにしています。
  これからもね。
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