8日の朝日新聞夕刊「惜別」欄に、串田孫一さんの記事が載っていました。
今、本棚にある、限定版『小鳥の居酒屋』(青娥書房刊)の見返しには、こんなサインが。→
本に署名をされているうち、たまたま天地が逆になったまま、書いてしまったものがありました。
「じゃあ、○子ちゃんに上げよう」とOさん。そのときに、書いてくださったものがこれ。
だから、後ろ見返しには、逆さになった「串田孫一」のサインがもう一つあります。
著書の中から、花や虫や自然のこと、たくさん教えていただきました。
♪ハナヅルソウ
ハナヅルソウ(花蔓草)は、アプテニアや、ベビーサンローズの名で、店頭で売られています。
肉厚の葉や茎に、水分をたっぷり蓄えているので、乾燥にも強く、夏、マツバギクに似た小さな紅い花が次々と咲きます。
南アフリカ原産のツルナ科の常緑多年草。みどりの絨毯を敷いたように、地面を覆って広がり、赤い花と葉のみどりの対比がとてもきれいです。
挿し木をして、友人に分けると、電話がきました。
ある日、友人は間違い電話をかけてしまい、恐縮して、お詫びを言うと、電話口の老婦人は、
「いえいえ、私は、一人住まいで、だれも話す人もいないものですから、間違いの電話でもうれしいんですよ」
と、かえって喜ばれたというのです。
庭の草むしりから、電話口に駆けつけたという、見ず知らずのその老婦人と、住んでいる街のことや、庭の花のことなど、しばらく話をしたのだそうです。
「勧誘だって、人がきてくれるだけでもうれしい」と。
「近くだったら、ハナヅルソウを持っていってあげられるのにね。簡単に殖えるから、草取りの苦労もなくなるわ」
と友人と話しました。
*画像は、「季節の花300」さんよりお借りしました。
ベランダの外側のプランターを整理していたら、茶色いカラがたくさんひとところに固まっているのを見つけた。半分に割れた1センチほどの滴型のカラだ。
何ものかが、そこで、何かを食べたものが、貝塚のようにたまっている、。
のねずみ?と思ったが、ここは、高層のコンクリート住宅。それは考えられない。 虫か??
プランターの土を捨てようと、崩していると、出ました出ました、滴型の物体が。地表に近いところに殖えている根茎か球根のようだ。
それでわかった。今、葉は枯れてしまって姿をとどめないが、春にはピンクの花を咲かせていた。イモカタバミの芋。
でも、誰が食べているの。
いつか、そそそっ・・・と暗がりで、動いていた茶バネさん? うわっ。
でも、スズメも子連れで毎日くるんですが、彼らも、食べるのでしょうか。栄養はありそうな気がします。