「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

昨日、明大前で

2006-07-16 | 日常の小さな喜び&こころ便り

   画像は:「季節の花300」さんより     

    
http://www.hana300.com/bavena.html

永福町へ行くために、ホームで乗り換え電車を待っていた14日お昼頃――。
電車に乗り込もうとする人たちの中に白い杖を持った視覚障害の方もいました。

電車が来ると、並んでいた前の人たちはダダッと乗り込み、
私は、邪魔にならないように端に避けて、
その人が乗り込むのを待ちました。
すると、後ろからサッと手が伸びて、
その人の左腕を支えるようにして、
電車に導いて、乗り込ませてくれた人がいます。

サラリ-マン風の30代半ばくらいの男性です。
あっ、と思いました。
とっさに、パッと行動できるって、なんて素敵!

こんな場合、どう手助けしたらいいのか・・・、
たしか、テレビで、やっていたような気がします。
けれど、一つ一つを確実に我が物にしていない自信のなさから、.
消極的な協力しか出来ませんでした。
普段から、ややもすると、
一歩引いてしまう癖、譲り癖がの多いことが、
反省材料のひとつとなっています。
爽やかな若い人のおかげで、
永福町までの一駅、温かな思いに満たされました。

「ありがとう」の気持ちを、
ここに記しておきたいと思います。


 ☆☆ご参考までに☆
サポートの仕方のサイトを見つけました。
☆まず、「お手伝いしましょうか」と、声をかけてから~。
☆☆ どのようにしたらよいか相手にたずねてほしい。

「こうしてほしい <よい接し方の例>」
http://www.bekkoame.ne.jp/~yoc/hakujyo.htm

 







 

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お名前は?

2006-07-13 | いとしき草花たち

  
 ①葉っぱはローズマリーのような香り      ②ある日突然花畑に現れ、グングン生長

最近出会った花二つ。
図鑑や、ネットで調べても名前がわかりません。

①は、今日、友人宅の庭にあった花。初めて見ました。
低木ですが、葉は、指長の紅葉のような掌状で、
ローズマリーのような香りがします。
薄紫の花が、枝先に穂状にたくさん咲いていました。
花には香りはありません。

植木屋さんが植えていった花とかで、友人も名前がわからないそうです。
趣きのある上品な花です。知りたい!

あとひとつは――。
②は、たしかチューリップの球根を植えた頃、
なんだかわからない茶色っぽいピンポン玉のようなものが
3~4個ごろごろ花畑にころがっていたので、何かの種かもしれないと、
1個だけ埋め、後は捨ててしまいました。
最初は、クスノキかしら?と思っていたのですが、
種子の形状から結びつかず・・・、
ある日、お隣の花畑のSさんに、不思議がって話すと、
「同じのが、うちにもあるわ」
といって、日陰で、ひょろひょろ加減の苗を見せてくれました。そして、

「そう言えば、1号棟の○○さんから、以前に、
”お宅の畑に種子をいっぱい転がしておいてやったから”ーーと、
言われたことがあったのよ」

彼女もすっかり忘れてしまって、私と同じことをしたようです。

「うわっ、あの時のまん丸い種子は、アボガドだったんだ!」

そんなわけで、②はたぶん、アボガド。

アボガド!・・果実はバターのような風味、和風でわさび醤油でも、サラダでも、おいしいなあ。
でも、実がなるためには、雌雄の株が必要。それに、高さは6~25メートルにもなるんですって。そんなことまで、心配することもないのでしょうが。

南米原産。 やっぱり! クスノキの仲間でしたのね。



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貝の火

2006-07-10 | 日常の小さな喜び&こころ便り

宮澤賢治の童話
貝の火』が、

本日10日 1チャンネル  PM11:00~ 
”夢のつづき私の絵本” (本上まなみ)
で、放映されることを知りました。

絵本は各社から、いろいろ出ています。

長女が幼稚園の頃、大のお気に入りで、図書館で
何度も紙芝居(!)を借りているので、早速メールで、知らせると、
「エッ、何? 全然覚えていない」
とのこと。
同じ頃読んでいた、『おやすみなさいフランシス』は、
ちゃんとお気に入りに登録済みのようなのに。

ウン十年前の、2月1日――
幼稚園の帰りに図書館に寄って、借りた本。

 動物のおやこ(薮内正幸)

 もぐらと自動車

 おやすみなさいフランシス *

 貝の火 *     *印のものは前にも借りたもの

  

宮沢賢治童話名作集 紙芝居
貝の火
川崎 大治 脚本/久保 雅勇
貝の火
 
できるだけいろいろな本を読ませたいと思い、
「これは前に借りたから、違うのにする?」
と聞くと、
「また読みたいんだからいいでしょう。好きなんだから」
と主張しました。
『フランシス』は、後に本を買った。

果たして結果は?
記憶の底から呼び起こすことが出来るだろうか。
興味津津である。


 

 

 

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山遊びは最高!

2006-07-09 | 99歳Umeさんの軽井沢物語

 
                       (我が花畑の”百合百合ゼラニウム”)

狭山での、母の話の続きです。
田舎の家では、庭先に、二畝ほどのつるササゲを作っていました。
モロッコインゲンよりは細身で、
普通のインゲンよりは太く平たい莢が生ります。

「山から取ってきた長い木の枝で、×印に支柱を立ててやると、
つるが絡まってのぼっていってーー」

「たちまち大きくなって、白い花が咲いて。二日もたつと、
もう尻に花をつけて、小さなササゲが生っている。
次の日はもっと大きくなっていて、
見るたび花が咲いて、わんさか生ったね。

お世話になった人に、
”採っていっていいよ”と言うと、喜んで
ほーんの小さいものまで採ってしまったり―ー。
でも、次から次とたくさん生ったから、
とっても喜ばれたんだよ」

「小包の中にも、よく入れて送ってくれたわね。
帰省したときは、採ってきて、田舎のお土産にもしたしねーー。
ゆでると、莢の紫色の斜めの線の摸様が真緑になって、
マヨネーズで食べると、おいしかった。
お味噌汁やてんぷらにも!」

「夏は、キノコ。

 

 カラマツ林に生えるカラマツキノコ。(キヌメリガサ)   ジコボウ(ハナイグチ) 
☆キノコの画像は「里山遊記」さんよりお借りしました。
http://www.geocities.jp/satoyamayuuki/newpage10.html 

出る場所と出ない場所があってね。
この別荘のどこそこには、ジコボウ(ハナイグチ)が出て、
○○さんのところには、黄シメジが出る。
それは、みんなにひみつの場所でね。
紫シメジ、チョコタケや初茸、カラマツキノコ。
必ずひとりで、シロを連れて採りに行った。

山遊びは、最高だったよ!」

「採ったジコボウは、味噌汁に入れたり、
ゆでて、おろし醤油で食べると、おいしかったね」

雑キノコを天日干しでカラカラに乾燥させた、「干しキノコ」で作った
「混ぜご飯」の味は絶品でした。
当たり前のように作っていたけれど、もう、あの混ぜご飯を
二度と食べることができないと思うと残念です。

 

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母からのリクエスト

2006-07-07 | 99歳Umeさんの軽井沢物語

 



昨日6日、母のいるS市の老人病院へ行きました。
部屋の中で母は気持ちよさそうにベッドで横になっていました。
今日は入浴の日で、先ほど、終わったところのようでした。
いままで、病院で、こんなに健やかな顔をした母を見たのは初めてです。
入浴は3日に一度あるそうです。これから蒸し暑くなるので、
この時間は何にもまして”至福のとき”となることでしょう。
「来てくれたの」
起き上がろうとするのを引きとめて、
しばらくは横になってもらったたままでのお話です。

病院の食事はいろいろバランスよく考えられているようですが、
味覚の衰えた母には、味は無いに等しく、
醤油や、漬物、佃煮なしには食べられないのです。
一応禁止されてはいても、ついつい所望に応じて持っていくことになります。

手紙で届いた<母からのリクエスト>
うちわ、うがい薬、
焼きそば、かき揚げ、アジフライ、
ラッキョウの瓶詰め、塩辛瓶詰め、
ポテトチップス、目刺しの焼いたもの、
(間に合うものだけでいいです。―--との、ことわり付き。)

食べ物は、ほとんどがしょっぱいものばかり。
でも、リクエストがあるのは、生命力の有る証拠。
病院では出ない、季節の果物・佐藤錦を持っていくと、
「瑞々しくておいしいねえ」
と、食べながら頬がゆるみました。
貧弱な生活の質を曝すようですが、敢えて書いておきます。

5Fの食堂へ上り、持っていった焼きそばと太巻き寿司でお昼にしました。
焼きそばは味がしっかりしているせいか、ちゃんと食べているので、
「よかったねえ。食が進んで」
と言うと、
「来てくれたから、それだけで、食べられるの」
と、一本取られました。

そして極めつけは――、せっかくだから、良くお世話になっていた姪のUさんにも、
葉書を出そうと誘うと、字に力はないものの、どうにか書き上げました。

「今日は、珍しくN子がきてくれました。~~」
――チョットオー、お母さん。”珍しく~”って、 いつも、みんな交代で来ているじゃないのよ。

でも、ごめんね。前に妹が行ったときから、忙しくて10日以上も空けてしまっている。
母には、毎日が待ちの日々であったのでしょう。それは確かに、
「珍しく」に違いなく・・・。
頭の中で、「珍しく」が、哀しい響きを立てて転がります。

 
母は、補給ができたので、
「これで当分大丈夫」
と、ニコッとしました。

  

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