今日(3日)は、ひなまつりの日でした。
各地で、いろいろな飾りつけや展示が
行われていることが、テレビなどで紹介
されていました。
しかし、近場で行われているところがあるか
どうか、そもそもまつりの実施会場やアクセス
など、ほとんど調べていませんでした。
そこで、東京郊外のひなまつりを
ネットチェックしてみました。
すると青梅市でひな祭りの展示が行われている
ようです。
吉野梅林でよく知られている青梅です。
以前行ったことがあります。
さっそく、青梅線に乗ってでかけて
みました。
青梅駅の構内に、昭和の映画の主人公を絵にした
看板(ポスター)がいくつか掲示されていました。
懐かしいです。
青梅は昭和レトロを「売り」にしているんですね。
さて、ひな祭りの展示会場は、駅前の観光案内所で
行き方を教えてもらい、ぶらぶら歩いていきました。
確かにレトロな雰囲気を感じる街です。
目指したのは「津雲邸」です。
津雲邸とは、青梅出身で、衆議院議員だった
津雲國利氏(1893~1972)が、1931(昭和6年)
~1940年(昭和15年)にかけて建てた、
賓客をもてなすための迎賓施設です。
現在国の登録有形文化財に指定されています。
建物は京都から招いた宮大工と地元の大工
や職人との協働で造られたものだそうで、
内部のつくりは、和と洋を融合させた相当に
贅沢な造りになっています。
ちなみに、家紋は「蝶」だったそうです。
玄関を入ると、吊るし雛が飾られていました。
これは新しいのか古いのか、聞き逃しましたので、
よくわかりません。
津雲氏が収集したものと思いますが、
五段飾り雛人形(有職雛)です。
スタッフの方の説明をはっきり覚えていませんが、
確か「江戸後期の作で、位の高い公家の風俗を
身にまとっている、五人囃子は雅楽の
演奏をしている、三人官女はいない。
当時は、あるいは五段とか七段とか決まって
いたわけではなく、後々次第に豪勢な飾りに
なっていったようだ」といったことだったと
思います。
雛飾りの人形や道具がかなりの数に及んで
いました。
次回に続けて紹介したいと思います。(続く)