ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

まるで建物が生き返ったようです~都立小金井公園~

2024-11-27 | まつり・イベント

晩秋から冬にかけての定番イベントは、
イルミネーションなどの光のイベント。
建物や樹々を光で浮かび上がらせる
ライトアップもその一つです。



今、都立小金井公園で、園内のライト
アップが行われています(12月8日まで)。
題して「小金井公園ナイトパークワンダー」。

このイベントに合わせて、「江戸東京
たてもの園」の「たてもの」のライトアップ
イベントも開催されました。(23・24日)
どんな光景が見られるか、楽しみでした。



写真は、たてもの園の上から見渡した
園内の光景です。いろいろな光のオブジェ
が設営されています。









小金井公園につき、早速公園西口の光の
アーチをくぐり、園内を進んでいきました。
まず目に飛び込んできたのは星のような
オブジェ。これは何をモチーフにしたものか。
子どもたちは、早速記念写真です。





遠くに点々と光が見えているのは、
「ミライの桜」と題したゾーンのオブジェ
です。ここには、近年桜の若木が植えられて
きています。やがて立派な桜の樹に育って
くれることを祈っているかのようです。





「宿根草園のライトアップ」です。
あかりが次々と変化していきます。



     
       
             
                
普段静かにたたずんでいる園内の巨樹
たちも、ライトに照らし出されて、
おめかしをしているようです。





錦絵ねぶた「小金井小次郎」です。
小金井小次郎は実在した小金井ゆかりの
侠客。この絵の作者は、ねぶた師として
実力者の北村春一氏だそうです。





これはなんとメルヘンチックな、
アートフラワーの回転木馬。
3頭の馬が人力で回っています。
子どもたちが乗りたい乗りたいと
親にせがんでいました。









たてもの園の旧光華殿(ビジターセンター)
前につくられたアーチとランウエーです。
イチョウをテーマにアートフラワーで
つくられています。
秋のおしゃれなオブジェです。

西口一帯のオブジェを楽しんだ後は、
「江戸東京たてもの園」のライトアップに
入園です。

普段は夜間開園されることはありませんので、
建物の窓の明かりを見ることはありません。
もちろん暗い中を歩くこともありません。











懐中電灯で目の前を照らしながら、
明かりが灯った家々を巡り歩きました。
子どもの頃は、写真のような洋館は、
見ることはほとんどありませんでした。
でも何となく、懐かしいのです。
懐かしさがこみあげてくるんです。

不思議です。なぜなのか。
はっとしました。そうなんです、
子どもの頃を思い出したからなんです。
暗がりを歩いた体験です。









子どもの頃、田舎のことですから、
夜は通りも家々も暗いものでした。
暗い中を歩くのは、ドキドキしします。
ちょっと怖いのに、どうっということ
ないと自分に言い聞かせる。
そうしたとき、目の前の家々の門灯や
玄関先や窓の明かりは、ほっとさせて
くれるものでした。安心するんです。







懐かしさを覚えながら歩いているうちに、
もう一つの思いがしてきました。
それは、人々の暮らしがなくなったはずの
建物に明かりが見え、その明かりの中に
人影が浮かんでいる。声も漏れ聞こえてくる。
まるで建物が生き返ったようなんです。
たてものというのは、生活の匂いがあって
こその建物なんですね。







ライトアップの建物を巡り歩き、ちょっと
一息ついている入園者の方たちは、どんな
感想をもったでしょうか。どんな昔を思い
出したでしょうか。

たてものに明かりが灯り、人影があり、
声がする。そこにいるのは、親や兄弟姉妹、
祖父母。家族の語らい・温もり。
命をとり戻したたてものが、私たちを
昔に誘ってくれている。

今にも発車しそうな都電。
都電も生き返って、子どもの頃の世界に
乗せていってくれそうでした。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな花が咲いていました~地域散歩~

2024-11-23 | 散歩

今年もあと1月くらいを残すのみとなり
ました。最近いただいた喪中はがきに
目を通しましたら、「来年度から年始の
挨拶は控えさせていただきます」と
書かれていました。

最近は年賀状をやめる人が増えつつある
ようです。そういう私も、今年の年賀状に、
今後新年の挨拶をやめる旨を添え書きした
一人です。

人と人をつなぐ役割を果たしている年賀状
という文化は、将来は小さくなってしまう
のかもしれません。

私たちの日常的なコミュニケーションツール
は、もっぱらライン・メール・電話。
しかし、詐欺メールや不審な電話などが事件
として伝えられるたびに、まず疑うことが
先にたち、このままでは社会の信頼・信用
の関係が揺らいでいくのではないかと心配
になります。どうすればよいのか。
嫌な時代になったものです。

地域を散歩しながら、自然の移ろいには、
改めて癒しを感じます。

サザンカがあちらこちらで咲き出しました。
いつもの散歩コースで真っ先に花をつけ、
根元に赤い花びらを敷き詰めたようになる
樹です。ほっとしたものを感じます。


  
先月はその香りが地域をつつんでいた
キンモクセイの樹です。
今はすっかり忘れられてしまっています。











代わって、白い小さな花をつけているのが、
ヒイラギです。
ヒイラギはキンモクセイと同じモクセイ科
(モクセイ属)の木です。つまり仲間です。

クリスマスの定番のセイヨウヒイラギとは
別種で、日本に自生しています。
実は赤ではなく黒紫。翌年の初夏(5・6月頃)
に実るそうです。



以前ギンモクセイとしてブログに書きま
したが、いまだに小さい花をつけています。
もしかしてヒイラギモクセイ?。
でも葉の縁に棘はあまりみられません。
果たしてギンモクセイでいいのかどうか。





こちらは、クリスマスホーリーとも呼ばれる
セイヨウヒイラギと同じ仲間の、ヤバネヒイラ
ギモチです。
ヒイラギという名前はついていますが、
モチノキ科(モチノキ属)です。それほど実が
赤くなっていませんが、これから色づくのか
どうか、よくわかりません。


公園などに見られる花は、だいぶ少なくなっています。






ボケの花です。ただこの木は1月頃にも
花をつけていました。黄色い実もついて
いました。「寒木瓜」と言われる種類なん
でしょうか。四季咲きの種類なんでしょうか。
よくわかりませんが、きれいな花色です。





道沿いにポツンと咲いていました。
イヌホウズキではないかと思うん
ですがー。だいぶ小さい花でした。
実は緑色。秋でも見られるとはいえ、
今頃でも頑張って花をつけるんですね。



やはりハツユキソウですね。
もう終わりかと思っていましたが、
これも今頃も見られるのでしょうか。



ムラサキゴテンの花です。暖かい
気候のせいで、今頃でも花をつける
のかもしれません。




   
これはギボウシの花だと思いますがー。
ギボウシは夏に咲くものと思っていま
したが、今頃咲くということがあるん
でしょうか。不思議に思いながら写真
に撮ってみました。

自然は、こういう時期になればこういう
ように花が咲くと、決まっているのでは
ないんですね。興味深い光景に出会うと
調べてみたくなります。だから面白いん
です。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いろんな秋が届きました

2024-11-18 | 日記

山梨の知人から、写真が送られてきました。
    
  
真っ赤に紅葉したモミジです。
庭に植えたモミジが見事に紅葉したので
ご覧くださいとのこと。

写真はもう一枚、柿の実の写真です。
渋柿ですが、大きな実がたくさん実ったので、
皮をむいて干し柿にするんだそうです。
都会の住宅地で暮らす私には、羨ましい
秋の楽しみです。





家人が電車でカルチャーの会に出かけた
ところ、会場の最寄り駅の近くで偶然見つけた
と、写メしてきました。鬼ゆずです。

私は、10日ほど前に、昨年実がなっていた
ところに散歩に行ったんです。でも、
残念ながらすでに収穫されていたようで、
見ることができませんでした。

意外なところにあったものです。鬼ゆずは、
柚子ではなく文旦の仲間です。
とにかく大きいです。直径は15cmぐらい
あったみたいです。面白いミカンがあった
ものです。



モミジ・柿・鬼ゆずの写真を見ながら、
実物を見たかったなと口にしていましたら、
なんと岐阜の子どもから、野菜が届きました。
数は多くはありませんが、たくさんの種類の
野菜が入っていました。

大根、人参、里芋、ヤーコン、秋縞ささげ、
伏見甘長とうがらし、サツマイモ。
サツマイモは、安納芋? 紅あずま? 金時芋?
どれかわかりませんが、とにかく人気の種類。
一月ほど置くと甘みが出るそうですから、
楽しみ。



こちらはケ―ルと手づくり醤油。
今回は自家製の醤油までついています。
もう、うれしいです。

見て楽しむのもいいですが、やはり
食べられるものが最高です。
この物価高です。急に現実的になり
ました(笑)。
早速家人に奮闘してもらいます。
秋はいい季節です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イルミネーションを撮りにいったんですが ~立川で~

2024-11-14 | まつり・イベント

立川駅の賑わいは、いつ出かけても、
まるで都心の駅のような
錯覚すら覚えます。
4年前にできた人気スポットの「グリーン
スプリングス」は駅の北口から8分程度ですし、
その西側には、四季の花や植物が楽しめる
「国営昭和記念公園」があります。
   
冬の風物詩といえばイルミネーションが
その一つですが、立川では、今年も11月から、
駅北口のサンサンロードに「星の並木」
と題して、イルミネーションが点灯されて
います。紹介している上のサイトで確認し、
出かけてみました。









立川駅です。改札口を出て、人混みの中を
北口側のペデストリアンデッキに向かうと、
イルミネーションの飾りつけが目に飛び
込んできました。
きらびやかな明かりは、いつもながら、
非日常の世界へと私たちを誘っている
ようです。



デッキからモノレールの高架橋を
見上げると、モノレールがやってきました。
シャッターチャンスです。
コンデジを夜景モードにしたものの、
なかなかうまく撮れません。
なんとか撮れた写真が上です。

高架の下のほうに、イルミネーションの並木
が見えています。そこで、通りに降りて
イルミの飾りを撮ることにしました。


    


 



結構明るく感じたのですが、うまく
シャッターが下りてくれません。
ほとんどすべて失敗。
なんとか見られたものが上の数枚という
情けない結果になりました。

これから都内各地でイルミネーションが
行われていきます。
次回は何とかと思っていますが、さてうまく
いくかどうか。少しでも撮りやすいスポットを、
目下調べ中です(笑)。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の実を探して~季節の移ろい~

2024-11-08 | 散歩

暑くてたまらなかった時期がうそのようです。
もうすっかり秋です。
    

     
秋の果物を題材にした絵手紙を見せて
くれたのは、通所しているリハビリの
スタッフさんです。
柿に石榴(ザクロ)。秋の味覚です。
絵を見ながら、渋い柿をかじってしまっ
たことなど、子どもの頃が懐かしく
思い出されてきました。



日中の澄み切った青空。パンパスグラスが
秋の清々しさを感じさせてくれます。
地域を散歩をしながら、秋の実を探してみました。


秋の実というと、なぜか赤い実が多い
ような感じがします。



サザンカの実です。
去年の秋から冬にかけて咲いた花が結実
したものです。
今年の花の蕾が膨らんでいました。
これから咲く花と去年の花の実が一緒に
なるというのも、考えてみれば面白いです。





びっしりとついたピラカンサの実です。
冬になっても枝にたくさんついたままに
なっているのをよく見ます。
なぜか鳥たちは今頃は食べないみたいで、
食べ物が少なくなる冬になってから啄み
だすようです。





これはモチノキなんでしょうか、クロガネモチ
でしょうか。違いは、葉や葉柄の色で見分ける
ということのようですが、よくわかりません。
5・6mはある大きな樹にたくさんの実が
ついていました。



ノイバラの実が白い壁に映えていました。
外国風で、私のお気に入りの光景です。



ナナカマドの実は、あっというまに
なくなっていました。いろいろな鳥が
よく樹にとまっています。
鳥たちにとっておいしい実の一つなんで
しょうか。



こちらはカラスウリの実です。緑色の
実も、左のほうにまだ見えています。
ここには写っていませんが、黄色い実も
ありましたので、実は、緑から黄・赤
というように熟していくようです。







シャリンバイの実のようです。
ちょっと見にはブルーベリーの実に
似た感じがします。
この実も、鳥たちは冬に入って食べ物
が少なくなってから、食べるらしいです。




  
上のミカンの写真のうち、2枚目はキンカン
です。1枚目のミカンは、種類は何かよく
わかりません。小さな公園に毎年10cm以上
ある大きな実をつけますが、何でしょうか。


    


今年はカリンが「豊作」みたいで、
たくさんの実がついています。
だいぶ黄色く色づいてきました。





ユズリハは、雌雄異株の木です。
つまり実がついているのは雌株の木
と言うことになります。





ナンキンハゼの実です。白くなって
はじけるのはもう少し後のようです。
ナンキンハゼは、少し広い公園に
2本あったのですが、大きくなりすぎた
ためか、1本は伐採されてしまいました。
面白い実なのに、寂しくなりました。



こちらの緑色の実は、トウネズミモチの
実のようです。
熟すと黒くなっていきますが、黒くなるのは
もっと後になりそうです。



カクレミノの実です。熟すと黒紫色に
なるはずですが、これもだいぶ後に
なりそうです。



シマトネリコの翼果です。
大きな樹全体が白く霞んで見える
ほどにびっしりとついています。
風にのって、種が遠くに飛ばされて
いくようにできているというのですが、
周りは住宅で一杯です。
種が着地する空き地があるかどうか。




        
今の時期の花といえば、キクとかハギが
多いのですが、なんと野菜畑の縁に
コヒマワリが咲いていました。
ビニルシートに穴をあけて(マルチング)、
整然と植えられていますので、
あるいは花卉として出荷するための
ものかもしれません。

世の中は人間の諍いが絶えません。
自然の中の草木は暑かろうと寒かろうと、
時がくれば実をつけ、次の季節に備えて
います。自然の有り様を変えているのは
気候よりも、むしろ人工(人間の手)
のような気がしてなりません。

そんな中での黄色のヒマワリ。
黄色は幸せ色です。
希望の光を見た思いがしました。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リズムを取って楽しみました~府中ジャズフェスタ~

2024-11-03 | まつり・イベント

府中市でジャズフェスティバルが行われました。
10月27日(日)のことです。

フェスティバルに行ったのは、ジャズが昔から
好きだったということからではありません。
実は60歳近くなってから、神戸や横浜などで
何度かライブハウスに行く機会があり、
聞いているうちに何だかとても楽しくなった
からなんです。


府中市のジャズフェスタは、題して
「けやき音楽祭 2024  JAZZ in FUCHU」。
今年で17回目。市内19会場に、約120組の
バンドが出演するという、規模の大きい
フェスタです。







府中市と言えば、かつての武蔵国の国府
(中心都市)があったところ。
JR府中本町駅のすぐ側には、その国衙
(役所)の国司(長)の館跡があり、
復元模型があります。



大國魂神社は、武蔵国の総鎮守(守り神)
なんです。



JR府中本町駅に降り立つと、会場の一つ
である駅側の広場から演奏が聞えて
きました。2・3曲聞くうちに、
次第に気分が高揚してきました。



大國魂神社を抜けてケヤキ並木の通りに
向かうと、たくさんの人出です。
通りのあちこちの会場で各バンドの演奏が
行われています。





こちらはスウィングジャズというんで
しょうか。大人数での演奏です。
とにかく楽しいです。









通り向こうからは、パレード演奏のバンドが
やってきました。
バンドの後ろには、一般の人でしょうか、
手に小さな打楽器などをもって一緒に行進
しています。沿道の人からも手拍子が
わいています。思わず私も、一緒になって
手拍子をしてしまいました。











各会場の様々なバンドです。
いろんなジャンルの演奏が、いろんな
スタイルで行われていました。
演奏する側だけでなく、聞く側も自由な
スタイルで楽しめばそれでいい。
勝手にそう決め込んで、午後のひと時を
過ごしました。
ジャズは、こんな聞き方でいいんで
しょうか。また、どこかでフェスタが
あったら、聞きに行きたいです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする