前回は偉そうなことを言ったが、実は恥をさらすことになるが、数年前に私もダイエットをしたことがある。ちょっと肥ってきて腹がだぶついてきたなと思っている時に、ある卒業生がグレープフルーツとゆで卵を主体にしたダイエット法があると教えてくれた。1週間のメニューがあり、それを2週間繰り返すものだ。グレープフルーツとゆで卵は好きだし、メニューでは1週間目には小さなステーキを食べるようになっていたし、他にも食べていいものはあったからやってみようかと思って実行してみた。
1週間目はさほどの違和感も覚えず過ぎたが、2週間目に入るとだんだん嫌になってきた。それでも初志貫徹と思って続けたが、毎回の食事は砂を噛むような味気なさだ。好きだったゆで卵もグレープフルーツも、何か疎ましいもののように思われてきた。それでも2週間とうとうやり切って、少し達成感らしいものもを覚えていた時に、そのダイエット法を教えてくれた卒業生から電話があって、あれはインチキらしいですと言う。オイオイいったいどういうことなんだとがっくりしてしまった。その後かかりつけのY先生に話をすると、インタネットの記事をコピーしてくれた。北欧の学者の提唱らしく、インチキと言うものではないでしょうと言うことだった。それで何となく安心はした。ダイエットの結果として確かに体重は2週間で2、3キロほど減った。しかし腹回りはさほど小さくなったとは思えなかった。減ったのだからまあまあ成功とも言えるのかも知れないが、まことに後味が悪かったし、食欲が湧かず、何か力が入らないような感じになった。しかも体重はその後やがて元に戻ってしまった。好きだったグレープフルーツもゆで卵も、しばらくは見るのも嫌だった。今でもあまり積極的に食べようとは思わない。やはり食事は楽しいものでなくてはならない。そのせいで少しくらい肥ってもいいじゃないかとも思う。砂を噛むような思いをしながら食事をするなんてバカらしいことだ。
運動しなさい、歩きなさい、それが一番ですとよくアドバイスされる。最近ではスクワットをするのがいいとも聞いた。温水プールで歩き回るのもいいそうだ。あれこれ聞かされるが生来の怠惰さか、やってみようという気が起こらない。歩くくらいはできるだろうと言われるが、この何年か歩くとすぐにふくらはぎが痛んで歩き辛くなるのでと弁解ばかりしている。近頃はメタボリックシンドロームとか何とか、なにやら怖そうなことも言われていて、「あなたもメタボリックシンドロームではありませんか」などと呼びかけられると、よくは分らないけれども不安になってもくるが、まあいいやと気にしないことにした。
1週間目はさほどの違和感も覚えず過ぎたが、2週間目に入るとだんだん嫌になってきた。それでも初志貫徹と思って続けたが、毎回の食事は砂を噛むような味気なさだ。好きだったゆで卵もグレープフルーツも、何か疎ましいもののように思われてきた。それでも2週間とうとうやり切って、少し達成感らしいものもを覚えていた時に、そのダイエット法を教えてくれた卒業生から電話があって、あれはインチキらしいですと言う。オイオイいったいどういうことなんだとがっくりしてしまった。その後かかりつけのY先生に話をすると、インタネットの記事をコピーしてくれた。北欧の学者の提唱らしく、インチキと言うものではないでしょうと言うことだった。それで何となく安心はした。ダイエットの結果として確かに体重は2週間で2、3キロほど減った。しかし腹回りはさほど小さくなったとは思えなかった。減ったのだからまあまあ成功とも言えるのかも知れないが、まことに後味が悪かったし、食欲が湧かず、何か力が入らないような感じになった。しかも体重はその後やがて元に戻ってしまった。好きだったグレープフルーツもゆで卵も、しばらくは見るのも嫌だった。今でもあまり積極的に食べようとは思わない。やはり食事は楽しいものでなくてはならない。そのせいで少しくらい肥ってもいいじゃないかとも思う。砂を噛むような思いをしながら食事をするなんてバカらしいことだ。
運動しなさい、歩きなさい、それが一番ですとよくアドバイスされる。最近ではスクワットをするのがいいとも聞いた。温水プールで歩き回るのもいいそうだ。あれこれ聞かされるが生来の怠惰さか、やってみようという気が起こらない。歩くくらいはできるだろうと言われるが、この何年か歩くとすぐにふくらはぎが痛んで歩き辛くなるのでと弁解ばかりしている。近頃はメタボリックシンドロームとか何とか、なにやら怖そうなことも言われていて、「あなたもメタボリックシンドロームではありませんか」などと呼びかけられると、よくは分らないけれども不安になってもくるが、まあいいやと気にしないことにした。