中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

西安で(7) 陽陵と陽陵博物苑

2008-11-05 22:48:23 | 中国のこと
 一連の前漢の皇帝陵墓群の内、第6代皇帝景帝(劉啓、武帝の父)の陵はもっとも東端にあり陽陵と言う。

 景帝は民力を休ませ、徭(人民に課す労働)を軽減し租税を少なくする政策を先代から継承したので経済は回復し社会は発展した。中央集権を強化して諸侯の権限を縮小し、皇帝の権力を強めた

 陽陵。陽陵は高さは31m、底部の辺の長さは170m、頂部の辺の長さは50mである




 漢陽陵博物苑(漢陽陵帝陵外蔵坑保護展示廰)。陵の周囲には陪葬坑が取り巻き、その一部をそのまま地下で見られるようになっているユニークな博物館である。2006年に公開された。西安・咸陽近郊ではもっとも見ごたえのある博物館と言われる。


 陪葬坑の上にはガラス張りの通路が作られ、陪葬坑の様子を見ることができる。




 多数の人形の土偶(俑)


 馬車の模型も見える。


 復元された様子


 土器


 土器と動物の骨、角


 漢代の男女、武人の服装。何となく日本の着物に似ている。