中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

夫婦

2008-11-19 18:37:44 | 身辺雑記
 11月22日は、語呂合わせで「いい夫婦の日」なのだそうです。いつ頃こんな日ができたのは知りませんが妻が逝って10年、関心を持ったことはありませんでした。この日にちなんで、ある落語家が名誉会長を務める「いい夫婦の日を勧める会」と言うところが、インタネットを通じて既婚者の男女各200人にアンケートを実施したそうです。

 それによると、今の夫婦円満度について、「とても円満」「まあ円満」と答えた人は77,8%%。子どもがいない人の方が「円満」と考える傾向が強かったようです。子どもたちが巣立っていって2人きりになると、熟年離婚とやらの危機ということもあるでしょうが、逆に円満さは深まることがあるのかも知れません。私の場合を振り返ってみると、特に円満さが増したと言うことはありませんでしたが、ある落ち着きのようなものが出てきたのは確かでした。

 夫婦円満なのは結構なことですが、面白いのは生まれ変わっても同じパートナーを選ぶと答えた人は35.3%で、「考える」と答えた人は47.0%と約半数だったそうです。特に50代女性では、同じ相手を選ぶ人は20.0%、別の相手を選ぶ人は38.0%だったという結果で、女性も50代になると伴侶には厳しい目を向けるようになるのでしょうか。私に問われたら、やはり妻を選ぶと答えますね。妻のほかに好ましく思った女性はかなりありますが、いざ結婚相手と言うと、やはり40年連れ添って気心が知れ、よく尽くしてくれた妻以外には考えられません。それにあれこれしてやりたくて果たせなかったこともありますから。もっとも、妻がどう答えるかは分かりません。

 アンケートの結果によると夫婦円満のために大切なことは、「話をする・聞く」「信頼
する」「言葉にして感謝を伝える」「程よい距離感(干渉しすぎない)」などが上位に入ったそうです。どれも納得できますが、実際の夫婦の間ではおろそかになることもあるようです。特に夫婦の間でも「有難う」と言う言葉は大切だと思います。

 平均的な会話時間は1時間前後という結果だったようですが、夫婦、特に歳月を経た夫婦の間には多くの言葉は要らないのではないかと思います。「秋灯や夫婦互いに無き如く」(虚子)というありようが究極の夫婦の姿でしょう。私もそれを目指していたのですが、果たせぬことになりました。