中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

清荒神清澄寺

2008-11-17 23:10:20 | 身辺雑記
 小学校の教師をしている次男が、音楽会の代休日だから、どこかへ行こうと誘ってくれたので、近くにある清荒神清澄寺(きよしこうじんせいちょうじ)に行くことにした。

 清荒神清澄寺は普通にはただ清荒神と呼んでいるが、真言三宝宗の大本山で、摂津国八十八箇所第72番の寺である。896年に宇多天皇の勅願寺として建立された。この近辺では有名で、毎年大晦日から元旦にかけて多数の参詣者が訪れる。

 参道の両側の露天。


 山門。1891年に建てられた。


 本堂。江戸時代のもの。本尊は大日如来(国の重要文化財)。


 三宝荒神社。鎮守社。竈の神の荒神などを祀る。神仏習合で清荒神清澄寺と言う。


 火箸納所。火の神であるので、厄年には厄除けを願って火箸を授かって家庭でまつり、厄が明けたら新しい火箸を添えてここに火箸を納める。この莫大な数の火箸を見ると、信仰する人の多いことが判る。




 池苑。池泉回遊式庭園。江戸初期のもの。


 龍王滝


 滝のそばの岩壁に彫られた不動明王像。


 鉄斎美術館。清荒神は、明治・大正期の文人画家富岡鉄斎の作品を多数所蔵していることで有名。残念ながら月曜休館だった。


 市街地から近いが、寺域は静寂で木々の色が美しい。寺域周辺の自然林や境内の大イチョウは市指定天然記念物である。ちょうど紅葉の季節で、境内のあちこちに美しい紅葉・黄葉が見られた。平日であるが訪れている人は多かった。