中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

西安で(8) 陽陵博物館

2008-11-07 09:29:16 | 中国のこと
 陽陵博物苑の近くにある陽陵博物館には、陽陵や陪塚からの出土品が多数展示されている。


 人形の土偶(俑)。武人のものがほとんどのようだが、秦の兵馬俑のように等身大のものではなく小型である。


 このような俑は頭部と身体とが一体になった型に土を詰めて造ってから焼き、木製の腕をつけて衣装を着せた。長い年月の間に腕と衣装は腐食してしまっている。秦の兵馬俑のようなリアルさはないが、それでもさまざまな表情をしているし、下半身部も作ってあるので、宦官であることが判るものもある。


 発掘された当時の状態の再現。


 秦の兵馬俑と漢の俑の大きさや規模の違いは、戦乱に明け暮れた秦と、国力が強大になり、社会も安定した漢との時代の違いがあるのではないだろうか。

 動物の俑。非常にリアルに造られていて、当時の技術の高さが判る。
 
 豚


 牛


 犬


 羊




 山羊

 
 馬