中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

独身者の日

2011-11-11 22:26:15 | 中国のこと

 今日1111日は中国では「独身者の日」と言うそうだ。1が並んでいるからだ。今年のように20111111日は1がつ並ぶので「大独身者の日」と言うらしい。

 

 中国・上海の広場の地面にはこの日にちなんで、50メートル、横22.22メートル、広さが1111平方メートルある巨大画が登場したそうだ。ここ数年は独身者がこの日に「自分のために買い物をする」という新しい習慣が流行していて、これを当て込んだネットショッピング大手の会社が企画したという。

 

1111日は上海にいる西安人の邵利明(シャオ・リミン)、愛称明明の誕生日なので、あらかじめ誕生祝を贈っておいたが、直接祝いを言おうと電話したら、両親と一緒に食事していた。「今日は入籍する人が多いのです」と他人事のように言っていたが、その明明は今年は年女で、もうアラフォーと言ってもいい年なのにいっこうに結婚する様子もなく、私やHr君、Hg君たちをやきもきさせている「大独身者」だ。中国のメディアによると、多くのカップルがこの日に合わせて独身を卒業しようと、役所に婚姻届けを出すことを計画しているそうだ。日本でもそうだが中国人は殊に数字に縁起を担ぐ。

 

中国だけでなく、インターネット上の交流サイト「フェイスブック」では、世界各地で撮影された201111111111分の瞬間の写真を投稿してほしいと呼びかけるページや、111111秒のその瞬間に合わせて願い事をしようというページが登場しているそうだ。日本ならさしづめ郵趣マニアが、この日の消印に目をつけるところだが、残念ながら消印の日付は西暦でなく元号で示される。日本では11いう数字には特に関心はないが、それでも平成111111日は人気があっただろう。元号でこういうように同じ数字が並ぶ日は当分ない。