教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Hさんの水彩画完成

2010年07月22日 | 教室風景
Hさんが昨年秋に描かれた水彩画を
先日撮影しましたのでご紹介いたします。



「称名寺」  水彩画  F6

晩秋、錦に色づいた森が
太鼓橋の鮮明な赤色と響きあっています。
橋脚部分、橋が水に映った様子などが特に
よく観察されていて説得力があり、画面を生き生きと
輝かせています。澄んだ空気を感じる作品です。



「Jack Cafe」  水彩画  F8

横浜大桟橋近くにあるアメリカ料理のお店
Jack Cafe。入り口の巨大ハイネケンが印象的です。
作品には緑・赤・青などたくさんの色が散らばっていますが
紫色がかった影色が全体を結びつけています。
建物、樹木、植木鉢などそれぞれに愛情がこもっていて
描いているときの楽しさが伝わってくる作品です。

Hさんは気に入ったスケッチ場所には何度も通い
さまざまな角度から対象に迫っていきます。
その制作への情熱は今までの作品にも表れています。
HP「上郷の森 日本画教室」の中の“作品集”内
Hさんのページ
にたくさんの作品が掲載してありますので
どうぞこちらもご覧下さい。

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セセリチョウの仲間たち

2010年07月22日 | 生き物
地味な姿から蛾のように思われがちなセセリチョウの仲間。
皆小さくてすばしこくて似たような色なので同じように見えます。



よく見かけるイチモンジセセリ。
光のあたり具合で背が美しい青緑色に輝きます。
少し前までそこらへんを飛んでいるセセリチョウは
みなこのイチモンジセセリだと思っていました。

ところが下のセセリチョウは



翅が明らかに違います。
調べてみたらキマダラセセリという名前。



こちらはコチャバネセセリ。
この3種の幼虫はススキなどのイネ科植物を
食べて育つそう。よく見る森の家まわりはススキ密度が
高いのでセセリチョウが多いのも納得です。



こちらはダイミョウセセリ。
同じセセリチョウ科ですが、色や形だけでなく
翅をひらいてとまるところ、飛び方、
幼虫の食草までも上の三種とは異なります。

ダイミョウセセリの幼虫は食草のヤマノイモで
巣づくりをするというのでヤマノイモの葉を探してみました。
すると・・



簡単に見つかりました!
ヤマノイモの葉を噛み切って折りたたんだ巣です。
幼虫は夜ここから出、巣以外の葉を食べるそう。
巣を斜めからのぞいたらかわいい幼虫が隠れていました。
面白い~!知れば知るほど観察が楽しくなります♪


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