教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

7月最後の教室 トゲナナフシに出会う

2023年07月15日 | 教室風景

ニイニイゼミの合唱はますます力強く小鳥たちもにぎやか。
耳をすませながら歩くと、遠くで草刈り機の音がしました。


早朝から業者さんが入っているようで新鮮な草の香りがしました。
暑い中、ほんとうにお疲れさまです。

すっかり見通しがよくなった道に


2羽のコジュケイが佇んでいたので見ていると


一羽が砂浴びをし始めました。
手前の一羽は辺りを警戒する役。つがいなのでしょうか。

7月最後の教室日でした。


9月19日から始まる作品展に向け、気合いが入ります。
額装など夏休み中にできることをまとめ、展示の打ち合わせをしました。


午前中にGさんの、午後にKさんの日本画の完成作品を撮影できました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

これから8月末まで、長い夏休みが始まります。
「お身体大切に、よい夏をお過ごしください」とご挨拶して
今年前半のお教室が終わりました。


トンボが羽化していないかな~と水辺に急ぐと


クロコノマチョウの幼虫が食べ残した葉脈のまんなかに


上陸したばかりの赤ちゃんガエルが♪


水草をつけたこのコはだいぶ尾が退縮しています。
もうすぐ変態が完了し、晴れて成体へ。

遠くからでも目立つカミキリムシがノイバラをかじっていました。


今このカミキリにそっくりな外来種、ツヤハダゴマダラカミキリが
問題になっているというのでじっくり観察。
翅の付根の表面がざらついているので在来のゴマダラカミキリでした。

あらためて見ると美しい甲虫ですが、家のバラでペアを発見した時は
落ち込みました。心配した通りバラは枯れてしまいました。。


外来種といえば身近なのはこのアカボシゴマダラ。
神奈川県で1998年頃に人為的に放されたそうでこの森にたくさんいます。
エノキで産卵する場所を探していたようですが飛び去りました。

この森で出会うのはほとんどこの蝶ばかりで
在来のゴマダラチョウを見かけることは稀となってしまいました。

珍しいとおもう生き物にも会えました。


なんて黒い!と思って撮影したハゴロモ。
アミガサハゴロモの緑色の鱗粉が落ちた姿のようです。
いつも出会っていたのは若い個体だったんだ~と感動。


そしてこちらの蛾。他県で会ったことはありますがこの森では初めて♪
ヨツボシホソバのオスで、幼虫の食草は地衣類。

地衣類って何だろう?とあらためて考えるとはっきりわからず、
検索してみると国立科学博物館のサイトにあった記事がとても分かりやすく
「菌類の仲間で必ず藻類と共生している特徴がある」とありました。


すぐ探し出せた手持ちの地衣類の画像はこれだけ。
種類が多いようなので、これからは意識して探してみよう♪

さらに嬉しかった出会いはこちら


トゲナナフシです。
こんなにトゲトゲしているんだ♪はじめて撮影できました。
シダ類やウコギ科の植物を食べる南方系のナナフシ。
地表で活動しているということでなかなか目につかないのかも。

通いなれた道でも新しい出会いがある!いつも期待でワクワクします。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする