教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Hさんの水彩画新作

2010年06月22日 | 教室風景
Hさんは横浜山下町の銀杏並木を描かれました。



水彩画  F6

右側にホテルニューグランドが見えます。
透明水彩で優しく丁寧に描かれた並木は
すがすがしい光にみちてどこまでも穏やか。
暗部に時間をかけタッチを工夫しました。

Hさんの作品は静かで優しいものばかり。
枚数を重ねるごとに柔らかさが
増してきているように感じます。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」の中の
作品集”内のHさんのページに制作順に掲載されています。
こちらもぜひご覧下さい。


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雨のち晴れ!

2010年06月22日 | 教室風景
時折雨がザーッと降って、梅雨らしいお天気です。



夏休み明け、9月中旬のグループ彩雲作品展に向け
額のことも考え合わせながら熱心に制作する皆さん。
仕上げ段階の方が増えてきました。



正午に突然日がさし、午後の教室はまぶしいほど・・
午前に I さんが日本画作品、Hさんは水彩画作品を、
午後にSさんが日本画作品を完成させました♪
順次ご紹介いたしますのでお楽しみに!



午後、濡れた葉に強い日差しがあたって
緑のむせかえるような香りが森に充満していました。
いつもどおり小さな池で生き物を探していると
「バシッ!」
大きなトンボがぶつかって近くの草むらに落ちてきました。



クロスジギンヤンマのカップル!交接中のようです。
オスの空色が美しい・・・
メスの腹の黄色が見えないので草をよけようとしたら
2頭はこの状態のまま垂直に空高く舞い上がり
あっという間に見えなくなってしまいました。

この日は柵の中にルリタテハを見て
遠すぎてよく撮れないことにがっかりしたあと



目の前に!



ルリタテハが現れた千載一遇のチャンスに慌てふためき
ようやく撮れた3枚すべてがピンボケだったという
悲しいほど情けなくて悔しすぎるということがあったばかり・・
クロスジギンヤンマのカップルのおかげで
またいつもの能天気に戻れました。


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ドクウツギの芽吹きから結実まで

2010年06月21日 | 自然
今年こそは成長過程を記録する!
と決めていた植物のドクウツギ。
実がなると目立つのですが葉のない春先は見過ごしがちです。



3月5日
今年も芽吹きましたが樹勢は弱いようです。



4月12日
ドクウツギは雌雄同株。
下向きに咲いてオシベが出ているのが雄花
上向きなのが雌花です。



5月7日
雄花は枯れ、すでに青い実ができています。
葉がだいぶ展開してきました。



5月10日
少し赤味が増してきました。



5月14日
このドクウツギは湿った場所に生えています。
まったく芽の出ていない枝がありますね。
樹高は1.5mぐらいですが実が充実してくるにつれ
枝が垂れてきました。



6月7日
枝まで真っ赤!遠くからでも目立ちます。



6月11日
熟してきました。毒々しいほどの鮮やかさです!



6月18日
黒紫色に熟した実が重く垂れ下がっています。
おいしそうですが・・・全草猛毒です。
母が子供の頃、ドクウツギはよく河原に生えていて
誤食事故もあり、絶対食べないように教えられていたそうです。
私もここの大きな注意書きがなければつまんでいたかも!
知らない動植物は手を触れないのがいちばんですね。



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二つの作品展のお知らせ

2010年06月21日 | その他
作品展のお知らせです。
グループ彩雲のメンバーでもある
Oさん、Nさん、Tさんが出品されています。





ベテランの作品群は迫力満点。
おすすめの作品展です。

また、同じ会場(横浜市民ギャラリー)の1・2・3F(A室)で
グループ彩雲メンバーのKさん、Sさんが出品されている
“ヨコハマ日曜画家展”も開催中!
会期は22日(火)~27日(日)
なので彩の会風景画展とほぼ同じです。
こちらもあわせてご覧下さい☆


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Nさんの日本画新作

2010年06月20日 | 教室風景
Nさんは日本画を2点完成させました。



「花のパティオ」  日本画  F10

光の降りそそぐパティオ(中庭)の
大小さまざまなアーチが作り出すリズムが楽しく
石造りのあたたかい質感が味わい深い作品です。
それぞれのアーチの影と光った石畳、
手前のアーチから垂れ下がった鮮やかなブーゲンビリアが
イタリアの強い日差しを物語っていますね。



「王宮遠望」  日本画  P10

シチリアをスケッチ旅行されたときに取材したという
カステラマーレ・デル・ゴルフォ。
イスラムの城を囲むように広がる漁港なのだそうです。
豊かな緑、白い家並み、空の色を映す澄んだ青い海・・
ほのぼのと心地よく響きあい、のんびりと見ていたくなります。

Nさんの今までの作品を振り返ると
さまざまな風景を描きながらも、光に魅力を感じ
主題にしてこられたのではと感じます。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」の中の
作品集”内のNさんのページに掲載されています
のでぜひこちらもご覧下さい。





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よく見るシジミチョウだけれど

2010年06月20日 | 生き物
ベニシジミはよく見かける小さな蝶です。
今年は早春から出会うことができました。



でもこれは見慣れたベニシジミと違う・・



やっぱり黒っぽい!
ひょっとして珍しい蝶?

なんてワクワクもつかの間、
調べてみたら前出の二枚は夏型のベニシジミ



こちら見慣れたほうは春型のベニシジミ
なのだそうです。
けっこう柄も色も違うものですね。

シジミチョウは種類が多いと知ってから
撮影したら拡大して調べるのが楽しみになりました。



特徴的なこのしっぽ♪



ツバメシジミです。
4月にたくさん撮影できましたっけ。(→こちら



今回出会ったのは前回撮ることができなかったメス!
青いのがオスで
この黒っぽいのがメスなのです。
小さな蝶に小さな変化を見つける・・
森の家に通い始めて知った大きな喜びです。




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Tさんの新作完成

2010年06月19日 | 教室風景
Tさんはスケッチした鎌倉の谷戸を日本画作品にしました。



「鎌倉の秋」  日本画  P10

葉を落としはじめた山の間に田んぼが広がる光景は
不思議と懐かしさを感じさせますね。
彩度を抑えた色調が晩秋のものがなしさを
感じさせる一方、画面にあふれる優しい光が
全体を明るくし見る者の心を和ませてくれる作品です。

Tさんの日本画作品は柔らかで穏やかなものが多く
たくさん描かれている水彩画とまた違った趣があります。
今までの日本画作品はHP「上郷の森 日本画教室」の中の
作品集”内のTさんのページに掲載されています。
爽やかな水彩画作品はTさんのHP「水彩スケッチ紀行」
たくさん掲載されていますので、どうぞあわせてご覧下さい。




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蒸し暑い一日

2010年06月19日 | 教室風景
朝、森を少し歩いただけで汗だく・・・
ひと月前まではあんなに爽やかだったのに
湿った空気がまとわりついてきます。



アジサイが美しく色づきはじめました♪

今年初めて教室で冷房のエアコン始動。
暑かったり冷えてしまったり忙しい!



制作に燃える午前中の皆さんの様子
午後の部を撮り忘れてしまいましたが
一日を通して多くのメンバーが参加しました。
Tさんが1点、Nさんが2点日本画作品を完成させました。
後ほどご紹介いたしますのでお楽しみに!



葉をほとんど落としたオニシバリに寄り添うように
ホタルブクロが咲いていました。蛍の池の近くなので
本当に蛍が花の中で光るかも。想像するだけで楽しい♪



ヒメコウゾが熟しはじめています。



梅雨らしく足元も水分たっぷり!
アライグマのあしあとがくっきり残っています。
雨がぱらつくなか出会った生き物は
たくさんのタイワンリスとキチョウ



カレハガの仲間でしょうか?
はじめ本物の枯れ葉かと思いました。

そして忘れずチェックしたのは・・
芋虫嫌いの方は要注意です! 
 




サルトリイバラの葉の裏にルリタテハの最終齢!
すっかり立派になってプリップリです。
蛹は見つけられなかったけれどこの姿だけで満足です♪

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トンボの羽化

2010年06月18日 | 生き物
森の家に朝早く着いたらホタルの池に急ぎます。
この時期ならではの水辺のドラマを見るためです!



水から上がってきたばかりの羽化直前のヤゴや



羽化して翅を乾かしているトンボが♪
オオシオカラトンボのメスでしょうか、
翅がツヤツヤとして美しい!



すでにオオシオカラトンボのオスたちは
狭い池で縄張り争いを繰り広げています。



こちらも羽化したてで翅を乾かしているよう。
ショウジョウトンボでしょうか?



足元には異なる形やサイズのヤゴの抜け殻が・・
葉をつかむ足のたくましいこと!
同じ池で育つヤマアカガエルのオタマたちも
彼らのエネルギーとなったのでしょうね。



10分前には閉じていたアサザの花が
あっという間に開き、待ちかまえていたように
小さなハエが訪れていました。

これから本格的なトンボシーズン。
カメラは心配ですが
梅雨になど負けていられません。

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Oさんの水彩画5月分(その4)

2010年06月18日 | 教室風景
少しずつご紹介してきたOさんが 5月分に制作した
作品の数々。引き続き奈良スケッチ旅行での作品です。



「奈 良-法起寺」  水彩画  F6

日本最古の三重塔です。スケッチしたとき
咲いていた花々が塔の赤味や空と響きあっていますね。
明るく軽やかなOさんらしい作品です。



「宇治-平等院」  水彩画  F6

水に映る平等院が美しい作品です。
とても透明感があってすがすがしい・・
極楽浄土の再現を目指したこの庭園を
前にしたOさんの感動が伝わってきます。



「宇 治-宇治川」  水彩画  F6

緑に囲まれた赤い太鼓橋が印象的です。
さまざまな緑を使いつつも重くならず
広がりと宇治川沿いの爽やかな風を感じます。



「宇 治-宇治上神社」  水彩画  F6

細部まで観察されていて、この神社と空間そのものに
Oさんがひきこまれていたのを感じます。
本殿は平安時代後期に建てられた現存する
最古の神社建築だそうですが、重厚な
堂々たるたたずまいに歴史の重みを感じますね。


今までの作品はHP 「上郷の森 日本画教室」の中の
作品集”内のOさんのページに掲載されていま す
のでこちらもぜひご覧下さい。

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