教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

7月はじめの森で

2011年07月07日 | 自然

上郷森の家まわりの森は
7月に入ってさらに緑が濃くうっそうとしてきました。



いかにもヘビがいそう・・♪
でもなかなか出会えないのです。



今はやけにこのカノコガのカップルが目立ちます。



梅雨時らしくカタツムリも・・



久しぶりにナナフシに出会えました!
現在療養中のAさんもしばらく飼っていたというこの虫は
ヨーロッパでは人気のペットなんだそうです。



ナガコガネグモの幼体です。
この時期独特の美しい隠れ帯、半透明の体・・
見ていてあきません。

森にクモの巣が増えてきましたが



この形の巣も増えました。
ススキの原でよく見かけるこのちまき状のものは
おそらくカバキコマチグモのもの。
不用意に刺激すれば
親グモの毒牙(在来種では最も強毒)の被害を受けるという
要注意なちまきです。
この中で孵化した子グモは母グモを食料とするのだとか・・



足元に舞い降りたコミスジ



咲き始めたヤマユリなど
緑一色の森にも美しい色彩がチラホラ。
7月はじめからたくさんの出会いがありました♪


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Oさんの日本画完成

2011年07月06日 | 教室風景

Oさんは富士山を望む雄大な風景を描きました。



「東海道五十三次「さった峠」」  日本画  P12

昨年11月の旅で描いた水彩スケッチをもとに
日本画作品を仕上げました。
スケッチのまま再現するように描きすすめるのでは
なにか物足りないと、試行錯誤のすえ
思い切って砂子を蒔いた結果、大成功!

動きのあるダイナミックな構図に
雲肌麻紙、岩絵の具、金箔と日本画ならではの
強く存在感のある素材がマッチして
みごと、迫力ある華やかな作品になりました。
迷うことなく引かれた強い腺と
何度も重ねた岩絵の具は艶やかに深い色となり、
作品をより見ごたえのあるものにしています。

Oさんの作品はどれも力強く大きさを感じます。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
作品集”の中のOさんのページに掲載されています。
こちらもぜひご覧下さい。



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7月2回目の教室

2011年07月05日 | 教室風景

7月2回目の教室も晴れ♪
外は真夏のような暑さですが
室内はもちろん設定温度28度の節電モード☆



午前中はOさんとSさんが日本画作品を
Hさんが水彩画作品を完成させました。
順次ご紹介していきますのでお楽しみに!



夏休み直前
作品完成に向け、集中して描き込んでいきます☆


お昼に上郷森の家本館に行ってみると
(絵画教室は別館の工房でやっています)



ロビーの歓迎ボードにはこの時期らしくアジサイが♪



バーデゾーン近くには二本の竹♪
願い事を書いて飾れるように短冊も置いてあります。
もうすぐ七夕☆
いらしたらぜひお好きな場所に願い事を飾って下さいね。
私も書かなくっちゃ!

午後からは強風に加え
日差しも強くなり
汗が滝のように流れてきました。



上郷森の家から横浜自然観察センターへ続く道は
ところどころ赤く染まっていました。
そのわけは・・



熟したヤマモモの実です!
少し前までは引き締まった硬い実だったのが
今は触れば赤い果汁が指につくほどやわらかくなって
発酵臭があたりに漂っています。

ガリッガリッガリッ・・
甲高い音に見上げると



ヤマモモの木を渡るタイワンリスたちが。
皆ヤマモモに夢中です!



足元の桑の葉にはキボシカミキリ

カミキリムシが出てくれば夏本番
梅雨明けも間近ですね♪


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初夏の散歩道

2011年07月04日 | 散歩

少し前、近くの公園の木に
オレンジ色の実が鈴なりになっていました。

今年は豊作のようです!

この木の4月はじめの姿は




梅に似たピンク色の花がびっしり。
この木はアンズなのです♪



花も甘酸っぱい良い香りがしますが
熟したアンズの実の香りはウットリするほど!
収穫してジャムをつくりたかったのですが
公園のものなのでガマン。
この写真を撮影した6月末は忙しくて
それどころではありませんでしたが・・
そういえば今年も
ラッキョウの甘酢漬けを作りそびれてしまいました。



いよいよ夏です!
ラベンダーに蜂がブンブン♪
北海道に行きたくなってしまいます。



小さなハーブ園でひときわ背が高く
目立っていたのは「マレイン」。
和名は“ビロードモウズイカ”-薬用・香料とあります。
咳止め、鎮痛作用、消化器系の不調を改善する
薬効があるそうです。

目をひく鮮やかな小花は「ヘリオトロープ」
別名“ニオイムラサキ”
たて看板に精油(バニラ香)とあります。
色ばかりでなく香りも良いのですね♪



この可愛らしい小菊は「フィーバーヒュー」。
普通の白菊のように見えるのに
炎症や偏頭痛に効いたり虫除け効果もあるそうです。

少し見ないうちにハーブ園の花の種類が増え
ますます楽しくなってきました♪


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Sさんの水彩画完成

2011年07月03日 | 教室風景

Sさんは桜が咲き誇る風景を描きました。



「大岡川の桜」  水彩画  F6

横浜市中区を流れる大岡川は桜の名所。
左手にはランドマークタワーが見え
変化し続ける横浜のビル群と
変わらず大切にされている桜並木が好対照です。

春らしく穏かで明るい空と
奥まできっちりと楽しく描きこまれた街、
薄く何度も塗りこまれて複雑にきらめく川面、
やわらかくはかなげな桜並木・・
丹念に描きわけられたそれぞれがあいまって
静かで美しい春の情景となりました。


Sさんの作品はどれも瑞々しく爽やかなのですが
近作はさらに色の深みが加わり
しっとりとした味わいがかもし出されています。
Sさんの過去の作品は
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Sさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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作品展に行ってきました

2011年07月02日 | その他

小田原市堀の内にある「すどう美術館」に行ってきました。



私は車で行ったので
近くのビーバートザンに駐車して
きれいな用水路脇の道を歩きました。

田んぼが見えます!
もちろん覗き込むと・・



かわいい赤ちゃんアマガエルたちがいっぱい♪
黒っぽいのも見えましたが
ツチガエルかヌマガエルかもしれません!

普通に歩けば1分程度のところを
10分ほどかけて楽しみ



静かな住宅街にすどう美術館はありました。
小田急小田原線「富水駅」からも3分と
電車で来てもわかりやすいところです。

今の展示は「第14回若き画家たちからのメッセージ展」
すどう美術館館長が選出した12名の作家の作品展です。



この美しく存在感のあるガラス作品と平面作品は
先日自由が丘で一緒にアイスを食べた♪
先輩の造形作家内村直生さんのもの。
ぜひ間近で見て静かに味わっていただきたい作品です。

内村さんのように平面ばかりでなく立体作品もあり
さまざまな技法と素材を用いた個性的な作品ぞろいの
楽しい作品展でした。7月7日(木)まで☆
詳しい情報はすどう美術館HPをご覧下さい。


「第14回若き画家たちからのメッセージ展」
7月7日(木)まで
11時~19時(最終日~17時)
月曜休み

すどう美術館
神奈川県小田原市堀の内373


帰り道も

モンシロチョウたちが休んでいるところを見たり



ザリガニがうじゃうじゃいるところを見たり。

水の豊かなところは楽しいですね♪



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7月最初の教室

2011年07月02日 | 教室風景

2週間ぶりの森の家教室です♪



9月13日から始まる
「第11回グループ彩雲作品展」に向け
制作にも熱が入ります。
8月はお休みなため作品展準備は今から。
出品作品の枚数や搬入のことなど皆さんに確認しました。



午後にはSさんが水彩画作品を完成させました。
次にご紹介いたしますのでお楽しみに!

前日に降った雨の雫がまだ葉に残っていましたが
朝からの強い日差しでどんどん蒸発していきます。
もわ~っとするけれど木陰は心地いい♪



頭上に橙色の実!



ヒメコウゾです。
半透明の実は甘く粘りけがあります。

気になっていたドクウツギは



半分以上の実が黒く熟して
葉も枯れかかっていました。
近づくと・・



盛りを過ぎた実は水分を失い
種が露出していました。
毒が怖くて触れませんでしたが
小さな蟻が行列をつくっていました。
甘いのでしょうか?

そして・・
森のタイワンリスも楽しみにしている(たぶん)



ヤマモモの実が熟していました!
この森で出会うまではヤマモモは憧れの実でした。
雌雄異株と知らずに一株購入し枯らしてしまったことも・・
大木になるので家庭の庭にはもともと不向きですね。



今はこの森で美しい実を心ゆくまで鑑賞できます♪

池まわりにはトンボの種類が増えてきました。



オオシオカラトンボはおっとりしていて
すぐとまってくれるのでありがたい被写体です。

池周りの小さなドラマを目撃しました♪
またのちほどご紹介いたします。


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美しいトンボたち♪

2011年07月01日 | 生き物

旅先でのぞいた田んぼ



この時期にしては稲の背丈が低いような気がしましたが健康的!
オタマジャクシ、ガムシ、マツモムシ、ニョロニョロしたものなど
さまざまな生き物がいました。



すくすく育ったおたまじゃくしたちは上陸間近!
背中に筋など模様がなく緑一色だったので
ニホンアマガエルかシュレーゲルアオガエルでしょう♪



羽化したてなのでしょうか、翅が艶やかです!



何トンボなのでしょう?



こちらは翅が特徴的なので
ミヤマアカネだとわかりました。



セイヨウタンポポにとまったキチョウ・・
下の茎にイトトンボもとまっているのは後で気がつきました。



美しかったのがこのイトトンボ!
青いですね~♪
前出のイトトンボより大きかったと思います。



トンボの似た種を見分けるのにこの部分を見るとよい
ということですが、まったくわからない・・
けれどわからないなりに調べるのもまた楽しい♪



田んぼ近くの川で
透明感のある茶色の翅をもった
大きなカワトンボがいました!
遠くてボケてしまいましたがおそらくミヤマカワトンボ。

ひらひら舞う優雅な姿を見ていたら
何年も前に行った丹沢の渓流の
夢のような光景を思い出しました。
あまりの美しさに石を渡りながら追いかけていたら
脛に違和感!
見てみると山ビルがべたーっと張り付いていたのでした。
脛以外に両足首にもいたことに衝撃を受け
丹沢から足が遠のいてしまいましたが・・
カジカガエルが歌いカワトンボが舞う丹沢の渓流を
久しぶりに訪ねてみたくなりました。




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