Tさんは旅した南仏の街を描きました。
日本画 P10
南仏の城塞都市ヴァンスの街角です。
当地の風や日光がしみこんだ
膨大な数の旅の淡彩スケッチから
看板や街灯が楽しいこの場所を選んで日本画にしました。
青い空、光り輝く壁、濃い影色が
南仏の強い日差しを感じさせ
つきあたりのレストランからは
陽気な音楽がきこえてくるようです。
軽やかなタッチはそのままに
岩絵の具の持つ風合いと発色が活かされた
美しく力強い作品です。
旅で描きとめたスケッチのなかから好きなものを選び
日本画作品にしているTさん。岩絵の具の発色の良さが増し
作品に澄んだ空気が漂っています。
Tさんの作品はHP「上郷の森 日本画教室」の中の
“作品集”内のTさんのページに掲載されています。
なお、Tさんの膨大な旅の淡彩スケッチは
美しく整理され、TさんのHP「水彩スケッチ紀行」に
楽しい紀行文とともにおさめられています。
ぜひあわせてご覧下さい!
梅雨明けしてから暑い日が続きますね!
直射日光を受けていると干上がりそうです・・
青空を眺めながら外で食べる昼食は気持ちよいけれど
トンビ以上にこの日差しは危険!
今は木陰にかぎります。風も爽やか~♪
上郷森の家まわりの森の木陰には
黒いアゲハ類が多いのですが
7月に入ってから出会う回数が増えました。
ほの暗いところを
ひ~らひ~ら舞う大型の蝶!
モンキアゲハです!
動きはゆっくりながら舞い続けているので
今までまったく撮れなかったのが
先日ようやく葉先にとまってくれました♪
さすが日本最大級の蝶、迫力があります~!
木漏れ日の道を行くと
ボロボロになってしまったこんな蝶も。
ジャコウアゲハに見えるのですが
腹部に赤い色が見えないし
クロアゲハにしては細身だし・・
尾が切れてしまったオナガアゲハなのでしょうか?
このダイミョウセセリも森でよく見る蝶です。
幼虫の食草、ヤマノイモやオニドコロもよく見かけます。
このオニドコロの葉が折りたたまれた部分に
ダイミョウセセリの幼虫が隠れていると思われます♪
はたはたと飛ぶこのホタルガ
触角が青緑だったりして
よく見ると派手な配色です。
唯一直射日光のもと活動していたのが
このクロバネツリアブ。
黒い翅が青光りしていました。
探せば黒い翅のものはもっといそう!
出会ったらまたご紹介します☆
Kさんは里山の情景を描きました。
「故郷(さとやま)」 日本画 F10
どんよりと重く垂れ込めた空からは
大小さまざまな雪が落ちてきて
円筒形に積まれた稲わらが広がる
収穫後の田んぼに積もりはじめています。
夏にかけまわった山の木々はすべて葉を落とし
青黒い塊となって静かに眠っているようです。
心に刻み込まれた故郷への強い思いが
作品の輝きとなって、見るものの心をゆさぶります。
描きたいイメージがはっきりしているKさんの
制作スタイルは話すようにどんどん描く!
自然とタッチに勢いが出、生き物のように
動き出しそうな作品が生まれてきます。
Kさんの過去の作品は
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Kさんのページにたくさん掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい!
Sさんは思い出の公園を描きました。
「鶴牧公園」 日本画 F6
公園の桜がすべて満開になっています!
うっとりするような華やかさのなかに
切なさも混在している静かな光景・・
この道を歩きたくなってしまいますね。
骨描き、墨入れからゆっくり丁寧に描き進め
岩絵の具も静かにじっくり塗り重ねました。
とくに桜の花は盛り上がるほどで
そんなSさんの桜への情熱が
作品をより見ごたえのあるものにしています。
見ているうちに画面に吸い込まれてしまうような
素敵な作品です。
持ち味の爽やかな明るさに
味わい深い物語が加わり
一作ごとに変化してきているSさん。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
“作品集”の中のSさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。
夏休み直前、
7月4回目の教室には
今年に入って一番かと思うほどの
強い日差しが天窓から差し込みました。
美しい光があふれ、乾燥もはやいので
気持ちよく制作できます♪
午前中にはTさんが日本画作品を、
Oさんが水彩画作品を完成させました。
順次ご紹介いたしますのでお楽しみに!
朝7時台でもかなりの日差し・・
木陰を選んで散策しました。
爽やかな風が通って
高原にいるみたい~♪
と思ったのもつかの間・・
暑すぎるのか歩いている人があまりなく
やたらとクモの巣に突入してしまいました。
上の画像、
中心に小さなクモがいるのですが見えますでしょうか?
近づいたら私の大好きな
サツマノミダマシでした♪
鮮やかな黄緑色の体が木の実のようで
つまみたくなってしまいます。
Pentax K-rとCanon IXY110ISで撮影した中で
IXYのこの一枚がきれいに撮れていました。
いつも小さすぎてピントが合わなかったのに嬉しい☆
他にも狩人が・・
セグロアシナガバチでしょうか、
蛹化直前の青虫を襲っているところに遭遇しました。
羽ばたきながら必死!
エノキの葉裏では
こちらも必死!
矢印の先、頭は左で
2本のあしを合わせ
枝に擬態しているのはナナフシです。
あまり暑すぎると鳥も虫も葉陰に隠れてしまうのが難ですが
雨より晴れのほうが気持ちいい!
森の家絵画教室はあと少しで夏休み・・
次回は早起き(できれば)して7月の森を味わいたいと思います。
いよいよ夏本番♪
オオムラサキが元気に飛び回っていました!
上の写真はオスに遅れて羽化したメス
もうそろそろ孵りそうな卵もありました。
蛹化間近という6齢幼虫
むっちりしていて存在感があります♪
羽化の瞬間なども目撃できたのですが
それはまたのちほど・・
先日
上郷森の家まわりのエノキの葉の上に見つけた幼虫
前出の幼虫に似ていませんか?
食草も同じエノキだし
よく見かけるアカボシゴマダラのものかな?
と思って調べてみたら
美しい中型の蝶、
このゴマダラチョウの幼虫のようです。
森の家にもオオムラサキいないかな~?それにしても
エノキっていろんな蝶に利用されているのですね!
同じ日
サンショウの葉の上に
こんな黄色い卵を見かけました。
縦筋の入ったオオムラサキの卵と違い
ツヤピカなこの卵を産んだのは
ナミアゲハのお母さん♪
卵から孵ると脱皮を繰り返して蛹化、羽化と
劇的な変化をとげる蝶。羽化後の優美な姿を思えば
どの成長過程に出会っても感激してしまいます。
Hさんは冬の箱根を取材しました。
水彩画 F6
春はまだ遠い頃の大涌谷です。
眠っている木々が重なる寒々しい山肌からは
荒々しく火山ガスが噴出しています。
今回も鉛筆でしっかりデッサンしてから
かなり淡めの着彩へ。
丁寧に調合された水彩絵の具をうすく、
少しずつ時間をかけて塗り重ねつつ
途中鉛筆で描きこみ再び着彩・・
積みかさねられた色や筆致が透けて見え
複雑な味わいの美しい風景画となりました。
Hさんは制作中もその後も文字でしっかり記録を残し
次の作品に活かしていらっしゃいます。
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページの作品群にその成果はあらわれています!
こちらもぜひご覧下さい☆
関東地方もとうとう梅雨があけたのですね!
どうも地面が乾燥していると思いました。
カラカラの庭にはハエのようなものが
やけにたくさん飛んでいます。
もしや・・昨年感動したあの虫では!
と撮影して拡大してみると
やっぱり♪ハンミョウでした。
大きさは8mmほど。
ニワハンミョウかとばかり思っていましたが
小ささからトウキョウヒメハンミョウのようです。
草むしりをしていると目の前を飛び交って
手で払いたくなるほど。
どんな虫を食べているかはわかりませんが
蚊を捕まえてほしいものです。
散歩をしているときに
これまた小さなハンターに出会いました。
いっぱいいます!
葉の裏にも・・
うまれたてのカマキリたちです♪
もうすでに戦う姿勢!
数時間前に抜け出したであろう
空の卵のうは見つけられず・・
ゆらゆらと揺れながら散っていく兄弟カマキリたちに
心からのエールをおくりました♪
車の多い環状4号線から
上郷森の家への道に入ると一変、
緑の世界・・・胸がすぅ~っとします。
ゆるやかな坂道を登っていくと
高いところに大きなユリが。
ヤマユリが咲きだしていました♪
神奈川県の花ですね。まだ蕾がたくさんあったので
今月中旬ごろまでが盛りなのかもしれません。
今日も少々蒸し暑いなかの制作です。
9月13日からの「第11回グループ彩雲作品展」に向け
ラストスパートの方も多く、皆さん集中されています!
午後Kさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介していきますのでどうぞお楽しみに☆
春にはシジミチョウやアオスジアゲハなどが見られた道
梅雨も終わりに近づいた?今は
ジャノメチョウがたくさん!
足元の低いところを飛んでいます。
翅を広げると8cmほど
翅の地色は焦茶色でビロードのよう、
翅についた点の中心部は薄青色の
大きくて優美な蝶です。
今は恋の季節のようで
カップルが何組かいました。
真ん中のオスは横恋慕に失敗・・
チョウたちを追いかけたいのですが
膝までうまる草丈なので自由がききません。
ナワシロイチゴ♪
ハエトリさんのおまけつき・・
抹茶色のものが横ぎりました!
アオダイショウです~♪
頭が右上、尾が左下にあるのがおわかりになるでしょうか?
せっかく会えたと思ったらあっという間に
茂みの中をスルスルと去ってしまいました。
暗すぎてよく見えませんでしたが
木を垂直に登っていったようです。
このススキの原を訪れる楽しみがまた増えました☆
自然観察の森にあるホタルの池。
木道脇に咲いたノリウツギの花に
ヒカゲチョウが訪れていました。
ノリウツギを漢字で書くと“糊空木”。
樹液は粘度が高く、和紙を流し漉きする際
紙料に混ぜられる粘剤(ネリ)として利用されます。
同じように利用される植物粘液に
トロロアオイがありますが温度に敏感。
一方ノリウツギは夏期にも安定して使えるそうです。
オカトラノオは満開に近づきました。
オバボタル?ホタルそっくりです。
おそらく羽化したてのショウジョウトンボ
近くの違う池ではコシアキトンボが縄張り争いの真っ最中。
大きなヤゴの抜け殻は
たくさんいるオオシオカラトンボのものでしょうか?
羽化したばかりのトンボが!
何トンボでしょうか?
コシアキトンボがいた池でも羽化したてのイトトンボ♪
アオイトトンボかな?
抜け出したばかりの半透明の殻も美しい♪
このところ旅立つトンボも増えてきたよう。
早朝なら羽化シーンがみられるかもしれません。
もっと早起き・・できるかな?