教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Tさんの新作日本画

2011年07月14日 | 教室風景

Tさんは旅した南仏の街を描きました。



日本画  P10

南仏の城塞都市ヴァンスの街角です。
当地の風や日光がしみこんだ
膨大な数の旅の淡彩スケッチから
看板や街灯が楽しいこの場所を選んで日本画にしました。
青い空、光り輝く壁、濃い影色が
南仏の強い日差しを感じさせ
つきあたりのレストランからは
陽気な音楽がきこえてくるようです。
軽やかなタッチはそのままに
岩絵の具の持つ風合いと発色が活かされた
美しく力強い作品です。

旅で描きとめたスケッチのなかから好きなものを選び
日本画作品にしているTさん。岩絵の具の発色の良さが増し
作品に澄んだ空気が漂っています。
Tさんの作品はHP「上郷の森 日本画教室」の中の
作品集”内のTさんのページに掲載されています。

なお、Tさんの膨大な旅の淡彩スケッチは
美しく整理され、TさんのHP「水彩スケッチ紀行」
楽しい紀行文とともにおさめられています。
ぜひあわせてご覧下さい!




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黒い翅で舞う

2011年07月14日 | 生き物

梅雨明けしてから暑い日が続きますね!
直射日光を受けていると干上がりそうです・・



青空を眺めながら外で食べる昼食は気持ちよいけれど
トンビ以上にこの日差しは危険!



今は木陰にかぎります。風も爽やか~♪

上郷森の家まわりの森の木陰には
黒いアゲハ類が多いのですが
7月に入ってから出会う回数が増えました。

ほの暗いところを
ひ~らひ~ら舞う大型の蝶!



モンキアゲハです!
動きはゆっくりながら舞い続けているので
今までまったく撮れなかったのが
先日ようやく葉先にとまってくれました♪
さすが日本最大級の蝶、迫力があります~!

木漏れ日の道を行くと



ボロボロになってしまったこんな蝶も。
ジャコウアゲハに見えるのですが
腹部に赤い色が見えないし
クロアゲハにしては細身だし・・
尾が切れてしまったオナガアゲハなのでしょうか?



このダイミョウセセリも森でよく見る蝶です。
幼虫の食草、ヤマノイモやオニドコロもよく見かけます。



このオニドコロの葉が折りたたまれた部分に
ダイミョウセセリの幼虫が隠れていると思われます♪



はたはたと飛ぶこのホタルガ
触角が青緑だったりして
よく見ると派手な配色です。



唯一直射日光のもと活動していたのが
このクロバネツリアブ。
黒い翅が青光りしていました。

探せば黒い翅のものはもっといそう!
出会ったらまたご紹介します☆




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Kさんの新作日本画

2011年07月13日 | 教室風景

Kさんは里山の情景を描きました。



「故郷(さとやま)」  日本画  F10

どんよりと重く垂れ込めた空からは
大小さまざまな雪が落ちてきて
円筒形に積まれた稲わらが広がる
収穫後の田んぼに積もりはじめています。
夏にかけまわった山の木々はすべて葉を落とし
青黒い塊となって静かに眠っているようです。
心に刻み込まれた故郷への強い思いが
作品の輝きとなって、見るものの心をゆさぶります。

描きたいイメージがはっきりしているKさんの
制作スタイルは話すようにどんどん描く!
自然とタッチに勢いが出、生き物のように
動き出しそうな作品が生まれてきます。
Kさんの過去の作品は
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Kさんのページにたくさん掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい!


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Sさんの日本画完成

2011年07月13日 | 教室風景

Sさんは思い出の公園を描きました。

「鶴牧公園」  日本画  F6

公園の桜がすべて満開になっています!
うっとりするような華やかさのなかに
切なさも混在している静かな光景・・
この道を歩きたくなってしまいますね。

骨描き、墨入れからゆっくり丁寧に描き進め
岩絵の具も静かにじっくり塗り重ねました。
とくに桜の花は盛り上がるほどで
そんなSさんの桜への情熱が
作品をより見ごたえのあるものにしています。
見ているうちに画面に吸い込まれてしまうような
素敵な作品です。


持ち味の爽やかな明るさに
味わい深い物語が加わり
一作ごとに変化してきているSさん。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
作品集”の中のSさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。



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7月4回目の教室

2011年07月12日 | 教室風景

夏休み直前、
7月4回目の教室には



今年に入って一番かと思うほどの
強い日差しが天窓から差し込みました。
美しい光があふれ、乾燥もはやいので
気持ちよく制作できます♪



午前中にはTさんが日本画作品を、
Oさんが水彩画作品を完成させました。
順次ご紹介いたしますのでお楽しみに!


朝7時台でもかなりの日差し・・
木陰を選んで散策しました。



爽やかな風が通って
高原にいるみたい~♪

と思ったのもつかの間・・



暑すぎるのか歩いている人があまりなく
やたらとクモの巣に突入してしまいました。
上の画像、
中心に小さなクモがいるのですが見えますでしょうか?

近づいたら私の大好きな



サツマノミダマシでした♪
鮮やかな黄緑色の体が木の実のようで
つまみたくなってしまいます。
Pentax K-rとCanon IXY110ISで撮影した中で
IXYのこの一枚がきれいに撮れていました。
いつも小さすぎてピントが合わなかったのに嬉しい☆

他にも狩人が・・



セグロアシナガバチでしょうか、
蛹化直前の青虫を襲っているところに遭遇しました。
羽ばたきながら必死!

エノキの葉裏では



こちらも必死!
矢印の先、頭は左で
2本のあしを合わせ
枝に擬態しているのはナナフシです。

あまり暑すぎると鳥も虫も葉陰に隠れてしまうのが難ですが
雨より晴れのほうが気持ちいい!
森の家絵画教室はあと少しで夏休み・・
次回は早起き(できれば)して7月の森を味わいたいと思います。


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オオムラサキの卵や幼虫

2011年07月11日 | 生き物

いよいよ夏本番♪



オオムラサキが元気に飛び回っていました!
上の写真はオスに遅れて羽化したメス



もうそろそろ孵りそうな卵もありました。



蛹化間近という6齢幼虫
むっちりしていて存在感があります♪
羽化の瞬間なども目撃できたのですが
それはまたのちほど・・


先日
上郷森の家まわりのエノキの葉の上に見つけた幼虫



前出の幼虫に似ていませんか?
食草も同じエノキだし
よく見かけるアカボシゴマダラのものかな?
と思って調べてみたら



美しい中型の蝶、
このゴマダラチョウの幼虫のようです。

森の家にもオオムラサキいないかな~?それにしても
エノキっていろんな蝶に利用されているのですね!


同じ日
サンショウの葉の上に



こんな黄色い卵を見かけました。
縦筋の入ったオオムラサキの卵と違い
ツヤピカなこの卵を産んだのは



ナミアゲハのお母さん♪

卵から孵ると脱皮を繰り返して蛹化、羽化と
劇的な変化をとげる蝶。羽化後の優美な姿を思えば
どの成長過程に出会っても感激してしまいます。


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Hさんの新作水彩画

2011年07月10日 | 教室風景

Hさんは冬の箱根を取材しました。



水彩画  F6

春はまだ遠い頃の大涌谷です。
眠っている木々が重なる寒々しい山肌からは
荒々しく火山ガスが噴出しています。

今回も鉛筆でしっかりデッサンしてから
かなり淡めの着彩へ。
丁寧に調合された水彩絵の具をうすく、
少しずつ時間をかけて塗り重ねつつ
途中鉛筆で描きこみ再び着彩・・
積みかさねられた色や筆致が透けて見え
複雑な味わいの美しい風景画となりました。

Hさんは制作中もその後も文字でしっかり記録を残し
次の作品に活かしていらっしゃいます。
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページの作品群にその成果はあらわれています!
こちらもぜひご覧下さい☆



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小さな捕食者たち

2011年07月10日 | 生き物

関東地方もとうとう梅雨があけたのですね!
どうも地面が乾燥していると思いました。

カラカラの庭にはハエのようなものが
やけにたくさん飛んでいます。
もしや・・昨年感動したあの虫では!
と撮影して拡大してみると



やっぱり♪ハンミョウでした。
大きさは8mmほど。
ニワハンミョウかとばかり思っていましたが
小ささからトウキョウヒメハンミョウのようです。



草むしりをしていると目の前を飛び交って
手で払いたくなるほど。
どんな虫を食べているかはわかりませんが
蚊を捕まえてほしいものです。

散歩をしているときに
これまた小さなハンターに出会いました。



いっぱいいます!



葉の裏にも・・



うまれたてのカマキリたちです♪



もうすでに戦う姿勢!
数時間前に抜け出したであろう
空の卵のうは見つけられず・・

ゆらゆらと揺れながら散っていく兄弟カマキリたちに
心からのエールをおくりました♪


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ヤマユリ咲く♪

2011年07月09日 | 教室風景

車の多い環状4号線から
上郷森の家への道に入ると一変、
緑の世界・・・胸がすぅ~っとします。



ゆるやかな坂道を登っていくと
高いところに大きなユリが。



ヤマユリが咲きだしていました♪
神奈川県の花ですね。まだ蕾がたくさんあったので
今月中旬ごろまでが盛りなのかもしれません。


今日も少々蒸し暑いなかの制作です。



9月13日からの「第11回グループ彩雲作品展」に向け
ラストスパートの方も多く、皆さん集中されています!



午後Kさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介していきますのでどうぞお楽しみに☆


春にはシジミチョウやアオスジアゲハなどが見られた道



梅雨も終わりに近づいた?今は
ジャノメチョウがたくさん!
足元の低いところを飛んでいます。



翅を広げると8cmほど
翅の地色は焦茶色でビロードのよう、
翅についた点の中心部は薄青色の
大きくて優美な蝶です。



今は恋の季節のようで
カップルが何組かいました。
真ん中のオスは横恋慕に失敗・・

チョウたちを追いかけたいのですが
膝までうまる草丈なので自由がききません。



ナワシロイチゴ♪
ハエトリさんのおまけつき・・

抹茶色のものが横ぎりました!



アオダイショウです~♪
頭が右上、尾が左下にあるのがおわかりになるでしょうか?

せっかく会えたと思ったらあっという間に
茂みの中をスルスルと去ってしまいました。
暗すぎてよく見えませんでしたが
木を垂直に登っていったようです。
このススキの原を訪れる楽しみがまた増えました☆


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7月はじめの池まわり

2011年07月08日 | 生き物

自然観察の森にあるホタルの池。
木道脇に咲いたノリウツギの花に



ヒカゲチョウが訪れていました。
ノリウツギを漢字で書くと“糊空木”。
樹液は粘度が高く、和紙を流し漉きする際
紙料に混ぜられる粘剤(ネリ)として利用されます。

同じように利用される植物粘液に
トロロアオイがありますが温度に敏感。
一方ノリウツギは夏期にも安定して使えるそうです。



オカトラノオは満開に近づきました。



オバボタル?ホタルそっくりです。



おそらく羽化したてのショウジョウトンボ

近くの違う池ではコシアキトンボが縄張り争いの真っ最中。



大きなヤゴの抜け殻は
たくさんいるオオシオカラトンボのものでしょうか?



羽化したばかりのトンボが!
何トンボでしょうか?



コシアキトンボがいた池でも羽化したてのイトトンボ♪
アオイトトンボかな?



抜け出したばかりの半透明の殻も美しい♪

このところ旅立つトンボも増えてきたよう。
早朝なら羽化シーンがみられるかもしれません。
もっと早起き・・できるかな?


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