教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Kさんの日本画完成

2015年04月20日 | 教室風景

Kさんは早春の光景を描かれました。


「和の競演」  日本画  F10

 あたりが暖かい色に染まった日暮れどき。手前の柳の若葉は虹色に
輝き風にそよいでいます。葉の間からはまばゆい光がもれ、土手の
向こうに白く光る満開の桜とともに春の太陽の力強さを感じさせます。
華やかな色遣いと伸びやかな筆致が優しい春風を感じさせる作品です。

近づいてみました。

動きのある葉は一枚として同じものはなく万華鏡をのぞいているような
楽しさ。いつまでも見ていたい美しさです。根気強く岩絵の具を重ねた
甲斐あって複雑なあじわいの豊かな彩りと良い発色がえられました。
萌えいずる新芽のエネルギーと春の喜びが画面から溢れ出ています。

いつも朗らかなKさんの作品には明るいパワーがみなぎっているのです。
Kさんの過去の作品群はHP「上郷の森 日本画教室」内の
作品集”の中のKさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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春蝶舞う

2015年04月19日 | 生き物

先日もお忙しいなか藤沢で開催中の作品展にお越しいただきました皆様
誠にありがとうございました。
本日も在廊しておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。


晴れた朝、いそぎ近所の公園を散策すると、リキュウバイが
可憐な白花を咲かせていました。


あっ、あの蝶は!
早春の蝶、ツマキチョウです。
翅の先端が黄色いほうがオス、白っぽいほうがメスです。


幸運なことに足元のシバザクラにオスがとまってくれました。

なんとも味わい深いこの蝶はモンシロチョウに似ているようで
舞い方はもっと優雅、やや小ぶりで翅の裏面が小粋な模様なのです。
大好きで今回の展覧会DMに掲載した作品にも描き込みました。


翅のぼろぼろなキチョウ
こんな状態でもちゃんと飛びまわっていました。


綿毛の飛んでしまったタンポポの茎先にはモンシロチョウがとまっていました。
やや不自然な形に見えたので大丈夫かな?と触れてみると


ちゃんと飛び立ちました。よかった♪


冬の花壇を彩ったこのハボタンやパンジー、チューリップたちも
そろそろ植え替え時。撮れなかったけれどこの春初の黒いアゲハ
の仲間を見たしもう晩春とよんでもよい頃なのかもしれません。


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4月三回目の教室

2015年04月18日 | 教室風景

強風ではあったけれど気持ちよく晴れた4月三回目の教室。
暖房がいらず膠が固まることもない制作に最適な一日でした。


アトリエ内が一段と明るくなり描く心も浮きたちます♪

午後には見学にいらしてくださったHさんがご入会されました。
新しいお仲間が増えて嬉しいです!

Kさんが日本画作品を完成させました。
のちほどご紹介してまいりますのでお楽しみに☆


森の芽吹きは進みうっとりするような色合いとなっていました。


花がやや小ぶりのサクラは今が満開


やさしい薄紅色の八重桜も花盛り


新芽を食べるタイワンリス
クヌギ林で桜の木でキヅタの茂みで。おどろくほどリスに会う日でした。


とうとうシロバナハンショウヅルの花が開き始めました。

暖かかったわりには虫が少なかったように感じましたが
見つけ方が悪いだけかな?
一週間後の森はどうなっているか楽しみです。



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クヌギ芽吹く森で

2015年04月17日 | その他

いよいよクヌギが芽吹き始めました♪


やわらかい新芽をもりもり食べている蝶や蛾の幼虫がいると思うと
嬉しくなります♪毛虫くん落下に備えてそろそろ帽子が必要ですね。


ちょっと遠くだったけれど元気に飛び回っていたルリタテハ


もうそろそろ見納め?のビロードツリアブ。口吻長~い!


弾丸のように飛ぶテングチョウも蜜に夢中


朽木のまわりを歩いていた甲虫
脚長さんでキマワリの仲間かな?と思ったけれど違うよう。
検索してみるとヤマトデオキノコムシというものに似ていました。

4月も半ばとなってようやく虫の名前を調べる喜び復活です♪
暖かくなるこれから、初めての出会いを求めて森に出かけたい!
あこがれの蝶もたくさんいるし・・期待がふくらみます。

 

 


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藤沢駅まわり

2015年04月16日 | その他

小田急藤沢店での日本画二人展が4月15日(水)よりはじまりました。
早々にご来場いただきました皆様、ありがとうございます!

藤沢駅周辺になじみのない方に徒歩数分の道程をご案内いたします。


小田急線利用の場合、先頭車両に乗り改札を出ます。
右斜め前方のエレベーターに乗るか左斜め前方の階段を上がります。


階段(またはエレベーター)を上がったら左に進みます。

JR東海道線利用の場合は改札を出て右に進みます。


通路の右側には「湘南FUJISAWAコンシェルジュ」という観光案内所があります。
江の島・鎌倉へ行かれる方はこちらで情報を得るとよいと思います。
江ノ電グッズやお土産もあります♪

通路を抜けると南口広場で、小田急百貨店の建物が見えます。


この屋根つき通路を進めば小田急百貨店の2階入口があり
突き当たりは江ノ電のりばとなります。

ちなみに以前ご紹介した“珈琲屋OB”は右に見えるビル「OPA(オーパ)」
の4階にあります。


美術画廊は小田急百貨店の6階にあります。





今回は深遠な詩情あふれる世界を紡ぎだす林信夫さんとご一緒させていただき
私は蝶をはじめ森の生き物や猫、夢幻の光景などを描きました。
あわせて44点の展示です。

江の島も近いです♪春の湘南を味わいついでにぜひお立ち寄りくださいませ。


林信夫・及川みほ 日本画二人展


2015年4月15日(水)~21日(火)

小田急百貨店 藤沢店6階ギャラリー
午前10時~18時(最終日は17時閉場)



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春の庭しごと

2015年04月15日 | 生き物

春はなんて忙しいのでしょう!お久しぶりのにゃんきちです。


お母さんの足の間、ここが主な仕事場です。


剪定枝が落ちてくる場所にじっと待機


何かお手伝いすることはありませんか~


気合いが入りすぎていつも爪がくいこんでしまうのです。


肌寒いときは温室に待機していますよ。


パトロールの甲斐あって今年もウンナンオウバイが黄色いカーテンに


イラガの繭が見つかったのには驚きました。

イラガセイボウが出てこないか確かめたかったけれど孵化する頃
忘れている可能性が大なので廃棄しました。
毎年ヒロヘリアオイラガが大発生して困っているのですがイラガまで・・。
2種類のイラガはやっぱりカマキリと蜘蛛に期待するしかないのかな。

にゃんきちパトロール効果は虫にまで及ばないようだけれど
人間の庭仕事が楽しくなるのは確かです。


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春野原の花花

2015年04月14日 | 自然

4月に入ってからは湿りがちのお天気であまり昆虫に出会えていないのが
残念ですが、この季節ならではの花花を見ると心がなごみます。


クヌギ林に広がっていた白い小花


ほとんどこのニリンソウですが


よく見るとこのイチリンソウも混生していました。


今年も元気!恐ろしげな名前をもつドクウツギです。
貴重な植物であることに加え誤食すると危険なためだからでしょう、
ロープで囲われています。遠いのでこれだけ密集していると
どれが雄花だか雌花だかわかりにくい・・・。雌雄同株だそうです。


やや近くに見えたこちらはドクウツギの雄花のよう。


こちらも雌雄同株のミツバアケビ。
大きな滴をたたえているのが雌花、ブドウの房のように見えるのが雄花。


ネコノメソウの仲間は早くも種をつけていました。

今年も同じ場所で同じ花が咲いているのを確認できて嬉しい♪
懸命に咲く野生の花を傷つけたりしないようゆっくり歩いています。


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ピンクのじゅうたん

2015年04月13日 | 散歩

久しぶりの晴天!投票で外出したついでに遠回りしました。


春色のこみち♪


散ったソメイヨシノが淡いピンクのじゅうたんをつくり


枝垂れ桜とシバザクラが青ピンクの共演


道を行く猫ものんびりとして


ヒヨドリは忙しそうでした。


水面をじっと見ていたカラス。
暑かったと見えてバシャバシャ水浴びしはじめました。


ふー気持ちいい!とつぶやきが聞こえてきそうな表情です。

健康的な女性の黒髪をあらわすという“カラスの濡れ羽色”とはこんな色か・・。
なるほど藍に緑に紫が混ざったなんとも麗しい黒ですね。

中州では昨年大きなアオダイショウを見たことがありこの日もよく探してみた
けれど見当たらず。これからの楽しみです。


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Yさんの新作水彩画

2015年04月12日 | 教室風景

Yさんは川崎の民家園に取材されました。


「川崎市立 日本民家園」 水彩画 F4

特徴ある合掌造の古民家がうっそうとした緑の中にたたずんでいます。
藁細工でしょうか、丸い形のものを編んでいる人が縁側に座っている
様子は心豊かな農村の生活と古き良き日本を連想させます。鮮烈な
色と伸びやかな筆遣いで表現された情景は生き生きと輝いて見えます。

近づいてみました。

建造物を観察しその様々な質の差を鉛筆デッサンで確かめたあと
水彩色鉛筆と絵の具で描き込みました。紙の地の白を活かしながら
強く鮮やかな色を散りばめ、細かい線描をしながら絵の具を洗い落とす
画面とのやりとり全てが息づき響き合って魅力溢れる作品となりました。

Yさんは多様な画材と技法を試し独自の世界を広げ続けておられます。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Yさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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4月二回目の教室

2015年04月11日 | 教室風景

4月二回目の教室日も曇り空で春らしいお天気でした。
肌寒さなどお構いなしで飛び回る子供たちの歓声をききながら
楽しい気分で制作を進めました。


一枚の絵を完成させるのに作品の大きさや主題や技法にもよりますが
構想を練って下描き、下地作り、描きこみ、仕上げまで数ヶ月を要します。
秋の作品展の期日が確定したため予定をたてやすくなりました。


午後にはYさんが水彩画作品を完成させました。
のちほどご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

朝から空は厚い雲に覆われていましたが風が弱いので歩くのは楽でした。

4日前カラカラとなって心配していた池に水が♪
泳ぐヤマアカガエルのおたまじゃくしは皆無ですが・・シュレーゲルアオガエル
たちはやってきてくれるかな?


芽吹き色の春山は落ち着いた色合いに


早くもヤエザクラ


コナラの花咲く新芽の枝先にはシロカネグモの仲間の幼体が♪


森でよく会う猫。ツヤツヤしています。

楽しみにしていた飛ぶ虫にはほとんど会えませんでした。
春が踏みとどまってくれるのは嬉しいけれど日差しがほしいものです。



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