Yさんは川崎の民家園に取材されました。
「川崎市立 日本民家園」 水彩画 F4
特徴ある合掌造の古民家がうっそうとした緑の中にたたずんでいます。
藁細工でしょうか、丸い形のものを編んでいる人が縁側に座っている
様子は心豊かな農村の生活と古き良き日本を連想させます。鮮烈な
色と伸びやかな筆遣いで表現された情景は生き生きと輝いて見えます。
近づいてみました。
建造物を観察しその様々な質の差を鉛筆デッサンで確かめたあと
水彩色鉛筆と絵の具で描き込みました。紙の地の白を活かしながら
強く鮮やかな色を散りばめ、細かい線描をしながら絵の具を洗い落とす
画面とのやりとり全てが息づき響き合って魅力溢れる作品となりました。
Yさんは多様な画材と技法を試し独自の世界を広げ続けておられます。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Yさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。