朝から穏やかに晴れました。
芽吹きの森は酸っぱい爽やかな香りがして
茂みを出入りするコジュケイの家族が見られました。
4月四回目の教室日は素晴らしい制作日和となりました。
光がやわらかくニカワが固まる心配もなく程よく湿度も低い☆
集中して自身の課題に取り組むことができます。
午後、しばらく撮影できていなかった完成作品、
Aさんの日本画作品1点、Oさんの日本画作品2点を記録できました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
森のこみちは木漏れ日キラキラ。。
ハエやアブに交じり大きなハチも飛び始めていました。
そして
カワトンボ登場!
金属光沢の胸、透明な翅、優雅な舞い姿。
うっとりする美しさです。
これから他のトンボも羽化しますね。楽しみです!
蝶の幼虫がいないかエノキの新葉をチェックすると
幼いナナフシがいました。
小さくても小枝に擬態。まん丸目玉になんだか癒されます。
ニリンソウは満開。そろそろ見頃は終わりそうです。
気温の上がるこれから、どんな生き物に会えるのでしょう?わくわくします。
桜が咲き出したと同時に森に黄色い色がふえたころ
このアオジのような色合いで
この粒粒としたものが枝先にたくさんついている木がありました。
よく見てみると
新芽ではなく花のようです。黄色と黄緑色の間のような色。
小さい花弁はロウバイのように半透明。
アブラチャンという名前で雌雄異株だそう。
この花がどちらなのかよく見えない、拡大鏡がほしい!
実がなるころ再びチェックしなければ。
本にほ同じクスノキ科のダンコウバイ、シロモジと似ている、とありましたが
いつか見た秋の実りを覚えていたのでアブラチャンと確信。
池へ続く道はコクサギの花の香りが漂っていました。
香りの表現は難しい。柑橘系だけれど爽やかというより苦そうな感じ。
メジロが飛び交っていたのは
コクサギの雄花。
こちらがコクサギの雌花。
コクサギも雌雄異株でアブラチャンと違って判別しやすいです。
日に日に葉が展開してきて緑が多くなってきました。
爽やかな季節ですね。
サルと出会った森には青や紫色の花がたくさん咲いていました。
ほの暗い場所に輝く薄青い花が☆
ヤマルリソウです。優しい青は春の空色のよう。
あちこちにスミレの谷も。
赤毛のアンに出てくるのはどんなスミレなのでしょう?
色と形がさまざまで
白っぽくとても小さなスミレ
これも小さいけれど色がはっきりしているスミレ
赤紫色で葉がとがっているスミレ
それぞれ違う名前なのでしょうけれど種類が多く調べるのは断念
タツナミソウはまだ蕾でした。
花盛りだったのはジュウニヒトエ
接写していたらちょうどニッポンヒゲナガハナバチがやってきました。
ジュウニヒトエに花や葉がとても似ているキランソウ
毛深いところもそっくり。こちらは近所でもよく見られます。
それぞれ色の変異もあってスミレなど全部違う種類に見えて面白い。
出会った青紫色の花を並べたら思いのほか長くなってしまいました。
思い出のつまった西の森へ、春の蝶に会いに出かけました。
しゃがんでスミレを撮影していたら
カサ・・ コソ・・かすかな葉擦れの音が。
枯葉の下で虫が動いているのかなと思いながら
立ち上がってびっくり。
3頭のニホンザルが目の前5mほどのところにいました。
周りを見ると群れではないようだしイノシシじゃなくてよかった。。
とっさにレンズを向けてしまいましたが目を合わせては危険なのですよね。
数分後、棒だちしている私の横を静かに通りぬけてゆきました。
桜の花びらが舞う雨上がりの森
コナラのある日当たりのよい道を猛スピードで飛ぶ小さなチョウが。
いました~ミヤマセセリ☆
春先にしか会えない蝶です。
白い部分があるのがミヤマセセリのメス
こちらがミヤマセセリのオス
味わい深い色合いです。
もう一種
何度も帽子に当たったりとまったりしたチョウがいました。
ヒオドシチョウです。
無事冬を越せたのですね。翅がボロボロですが元気いっぱい。
縄張り意識が強く敏捷に飛び回り
ミヤマセセリと追いかけっこもしていました。
森には小さな春の花々がたくさん見られました。
続けてご紹介いたします。
母の病院に付き合った帰り道。
まだ桜が咲いているかもと公園に立ち寄ってみました。
まだまだ綺麗!今年の桜は長く楽しめています。
父ともよく来ましたっけ。程よく小さくアップダウンがなく花が多い
ウォーキングにぴったりな公園なのです。お父さん、見てるかな?
母とおにぎりを食べながら見上げた桜はあまりにも美しく儚げで
胸が痛くなるほどでした。来年も再来年も一緒に見られますように。
静かなひとときを過ごしてしんみりしたあと
安売りのスーパーに行って現実に戻り帰宅。
元気が残っていたので先日通販で購入したものを開封しました。
ムサシMr.ポールバリカンP-2001です。バリカンは初めて。
大きくなりすぎてしまったキンモクセイを剪定するため
電動の高枝切狭を探していました。
充電式ではない電動ハサミ、チェーンソー、バリカンを比較して
何とか扱えそうかな?と思ったのがバリカンのこちら。
ポールをすべて伸ばすと3m。なかなか重く感じられます。
グレーの突起を左手で持ち、緑の電源スイッチを右手で操作する
のですがポールを伸ばし切っていざスイッチをいれようとすると難しい。
この手元の角度とバリカンの角度は楽に変えられ長さ調節も簡単。
休み休み作業すれば筋肉のない女性でも大丈夫だと思います。
切断できる枝の径は10mmまで。もうちょっとパワーがあればいいなぁ
と思ったけれどそれも怖い気がします。
このキンモクセイ。先日木の中にに入り込んで登り、電動のこぎりで
かなり枝を抜いたのですが高さがのこってしまいました。
ここ数年は姉が脚立をすべて伸ばし枝切り鋏で切ってくれていたのですが
私は脚立になるべく乗りたくない。そこで高枝切り電動工具の登場です。
数時間作業してこの程度。ちょっとガタガタだけどひとまずヨシ。
実はオバQのように天辺に数本残ってしまい諦めかけたところ
下で枝葉を処理していた母が「どだい無理なのよ、む~りっ!」
などと発言したので「なにをー」っと脚立を出し頑張ってしまいました。
かなり枝ぶりが見えるようになったのでまた木に登って枝抜きかな?
花後でいいかな~。それまでに広背筋と僧帽筋鍛えなきゃ。。
どこで見ていたのか、作業が終わった途端スズメたちが戻ってきました。
朝からどんよりとしたお天気で今にも雨が降りそうでした。
桜の輝きがうすれ美味しそうな芽吹き色がふえた森では
ウグイスの歌があちこちできかれました。
冬に逆戻りしたような日、4月三回目のお教室でした。
やわらかい光が制作にぴったりですが皿のニカワが固まる寒さ。
花粉も気にせず窓を開け放せる快適な季節まであと少し。。
お昼近くには雨が降り出しました。
作品がぞくぞくと完成していますが光量不足で撮影できず残念です。
雨上がり、木々の芽吹きの微妙な色がよく見えました。
この季節が一年で一番好き!いつまでも眺めていたい☆
いいなぁ・・
ボーっと見とれていたら気配を感じました。
階段をのぼってくる足の太い三毛猫が。
いつかの冬、ネズミをくわえていたコのようです。
崖を見上げると
はるか高い場所にシュンランが咲いていました。
ここならだれにもとられませんね。
ウラシマソウが増えていました。
ほんとうに釣り糸を垂れているようです。
あんなに飛んでいた蝶たちはどこにいるのだろう?
気温の寒暖差が激しくてついていくのがたいへんです。
冷たい風が吹いていた午後、ふと桜を見上げたら
面白い雲が出ていました。
うっすら太陽の見える雲がちょっときれい。
ぼんやりとではありますが彩雲といっていいかな?
吉兆だという彩雲、何かいいことあるといいな~。
ダイサギでしょうか、大きな白鷺が茂みをのぞいていたので
少しずつ近づいてみました。
すると
何か捕まえた!
何の魚だろう?立派な狩人ですね。
すぐさま丸のみして飛び去ってしまいました。
桜と桃の競演
枝垂桜とシバザクラ
いろいろなピンクがあるものですね。ほっこりする色です。
このあと彩雲効果があらわれたのか小さな良いことがありました☆
Sさんは通いなれた道を描かれました。
「海へ続く道」 日本画 F6
閑静な住宅街。上り坂のむこうに相模湾をのぞむ穏やかな風景
です。丁寧な筆遣いでゆったり紡ぎだされた物語はあたたかく
深い味わいがあります。やわらかな海風が吹き抜ける作品です。
近づいてみました。
根気強く岩絵の具を重ね続けて堅牢な絵肌をつくりあげました。
質の違いを意識し丹念に描きこまれた道、海、空、庭木、家並み。
鮮やかな色が響き合う静かで明るい風景は楽しい夢のようです。
この会では初めての完成作。これからの作品も楽しみですね。
SさんのページはHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集のなかにあります。ぜひそちらもご覧ください。
久しぶりに朝から雨が降った日
カラカラだった森は喜んでいるように見えました。
4月二回目の教室日でした。
前回の作品展から3か月。1~2点完成させ新作に取り組む皆さん。
初めてのテーマに取り組むとき躊躇してしまうかもしれませんが
新しい世界が開ける可能性も!描きはじめれば何とかなるものです☆
実際やってみなければわからないことばかり。
一歩進めば新しい課題が見つかって‥創作に終わりはありませんね。
朝は冷たい雨が降っていましたが
お昼にはこのとおり、強い日差しが戻ってきました。
残る桜と木々の芽吹き。ほんとうに素敵な季節です。
風が冷たくチョウたちはまったく見られませんでしたが
リスは変わらず活動中。口回りがまっ黄色です。
リスがいたのはこの大輪椿。中心の蜜をなめていたのでしょうか。
森のミツバアケビがいよいよ花盛りとなりました。
見回せば木の花もたくさん。名前を忘れたりわからないものが多く
あれこれ観察して調べるのが毎年の楽しみです。
正午、横浜自然観察の森を歩いていたら茂みに生き物の気配が。
この森で地面をガサガサしているのはコジュケイ、ガビチョウ、
タイワンリス、猫などが多いので油断していました。
ふと左下を見ると
ニホンノウサギ!
何年ぶりでしょう。今まで足跡やフンは見かけていたものの
姿を見たのは5年以上前。横浜市でノウサギ、何度会っても驚きです。
お、落ち着いて・・
大きな動きをしないようそーっとシャッターを2度押したところで
ノウサギはものすごい速さで道に飛び出しました。
シャッターを押しながら動きを追いましたがすべてピントは会わず。。
びゅーん
速い!なんてたくましい。
脚が長い!
シッポが可愛い☆
驚異的な跳躍であっという間に去ってゆきました。
以前の記録を見直すと前回の撮影は9年前、初めて撮影したのは
10年前、見かけて撮影できなかったのは5年前。いずれも春です。
その間、森で大きな工事があったり猫が増えたり。
環境が変わってもう会えないのかもと思っていました。
恋の季節でしょうか。良い出会いがありますように!
野性的なノウサギの疾走に森の豊かさを感じ嬉しくなりました。