goo blog サービス終了のお知らせ 

教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Oさんの新作日本画

2019年06月14日 | 教室風景

Oさんは春の光景を描かれました。


「富士と桜」 日本画 F4

満開の桜と湖越しに見る雪をいただく富士。胸に響いた眺めを
たっぷりした筆遣いで生き生きと表現されました。山頂の輝きが
桜にも反射しているよう。優しい風が吹く晴れやかな作品です。

近づいてみました。

じっくり岩絵の具を重ねた空は厚みがありながら透明感があって
じつにおおらか。細やかな表現の桜とどっしりした富士の表現が
好対照で心地よく春の清々しさとOさんの喜びがあふれています。

軽やかな筆致はそのままに堅牢さと重厚感が増してきている
Oさんの過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス
の“作品集”の中のOさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nさんの新作日本画

2019年06月13日 | 教室風景

Nさんは水辺の夏を描かれました。


「河骨(こうほね)」 日本画 F4

彩りも鮮やかな鯉が河骨の花咲く池を泳いでいます。青空を映す
水紋が夏らしく涼やかで池に落ちる木漏れ日を感じさせます。
生命感あふれる鯉に思わず見入ってしまう迫力ある作品です。

近づいてみました。

地づくりの段階から池底の表情や水の揺らぎを意識した筆遣いで
様々な色を重ね合わせ鯉の活力に満ちた表情にも時間をかけました。
すべてが生き生きとして力強い。水辺のいのちが輝いています。

作品に鮮明さが増し進化し続けておられるNさんの過去の作品は
HP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の“作品集”の中の
Nさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Hさんの新作パステル画

2019年06月12日 | 教室風景

Hさんは冬の情景を描かれました。


「わらぶき屋根の農家」 パステル画 F20

遥かに広がる田園、人の営みが見える家、お地蔵さま。やわらかな
タッチで丹念に描き込まれた情景は厳寒期なのにあたたかく感じられ
どこか懐かしい。心の中の故郷を見るようで気持が和む作品です。

近づいてみました。

家の手前の道を何度描き直したでしょうか。田んぼの畔だった
所を小川にしたり橋をかけたり。心の中の物語が納得のいく形
になるまで粘り強く取り組まれ優しくも力強い光景となりました。

毎回大きな作品に挑み時間をかけて世界を広げて来られたHさん。
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
作品集”の中のHさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月二回目の教室 雫したたる生き物たち

2019年06月11日 | 教室風景

雨降る森でふとイワタバコの時期だったことを思い出し
羊歯の生い茂る岩壁を探してみました。


ちょうど花盛り!高くて暗い場所に見つけました。
以前は壁が紫色に見えるほど株が多かったように思うのですが。


オニシバリの実も真っ赤で見頃でした。

6月2週目の教室日は動くと暑くじっとしていると寒いような梅雨らしいお天気。


湿度が高いと絵の具が乾くのに時間がかかるのでゆっくりペース。
作業手順をよく考えて効率的に進めていきます。


午後には風が強くなり雨音が響くようになりました。
雨の音を聞きながらの制作もたまにはよいものですね。


久しぶりに広い範囲を歩いてみました。

大規模工事で一面土だった場所は緑育成中。
様々な植物がひしめき合い生存競争を続けています。
以前のようにこの野原を歩き回れる日はくるのでしょうか。

雨がずっと降り続いていたので飛ぶ虫はあきらめていましたが
思いのほかいろいろな生き物に会えました。


翅を休めるサナエトンボ


雫がきらきら。。ヤマサナエかな?

さらに嬉しい出会い!


2年ぶりのアゲハモドキです。
こう見るといかにも蛾ですが


横から見るとジャコウアゲハのオスに似ています!
アゲハモドキは体に毒を持つジャコウアゲハに擬態しているそうですが
確かに白っぽい翅はメスに、赤い腹部はオスにそっくり。
一瞬アゲハモドキではなく極小のジャコウアゲハなのではと思うほどでした。

ノブドウの若葉では


早くもアカガネサルハムシ!


色鮮やかなサツマノミダマシも。
様々なクモが見られるようになりました。

他にも出会いがあったのですが多くなってしまうので次の機会に。
葉裏を見ると何かしらが雨宿り。びしょ濡れでも楽しい森歩きでした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Sさんの新作水彩画

2019年06月09日 | 教室風景

Sさんは秋の三渓園を描かれました。


 水彩画 F6

晩秋、すでに冬支度を終えた木々の間から見える彩りは息をのむ
ほど華やかで目を奪われます。紅葉の伸びやかな表現が緻密に描き
込まれた建造物の優美さを際立たせている風雅で鮮やかな作品です。

近づいてみました。

常緑樹は葉一枚一枚描き込まれ裸木は不透明水彩を用い、明色は
紙の地を活かし薄塗りの仕上げと重なる木々の表現は実に多彩です。
色面の構成も絶妙で心地よくいつまでも見ていたくなる美しさです。

どの作品も納得のいくまで時間をかけ細密に仕上げられるSさん。
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
作品集”の中のSさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月最初の教室 梅雨入りした森

2019年06月08日 | 教室風景

朝のうちはまだ曇り空で降りそうもありませんでした。


ドクダミにベニボタル。6月らしい組み合わせだな~とパチリ。

2週間ぶり、6月一回目の教室日でした。

鉛筆デッサン、箔押し、骨描き、地づくり、仕上げの描き込み。
どの段階も神経をつかうしごとばかりで夢中になっていると
時間はまたたくまに過ぎていき、雨の音にも気づきません。


午後にいらした皆さんに関東梅雨入りのニュースを届けていただきました。
皆さんは夏空のように明るく元気!ジメジメは室内まで入ってきません。

お昼休み、久々に長靴カッパ着用で森を歩きました。


クララが咲き出していました。
シロコブゾウムシをひとしきり探し


緑の香りを胸いっぱい吸い込んで。。身体が浄化されるようです。


ニワトコの実が真っ赤!
子供の頃食べた梅仁丹を思い出します。


ドクウツギの実は毒々しさが増していました。
熟すと黒っぽくなります。


ピカピカのヒカゲチョウがいました。
今思えば羽化したてで翅を乾かしていたのかも。。
食草の笹に空の蛹が見られたかもしれないのにうかつでした。


子グモのまどいがあちこちで見られました。
卵のうから出て子グモどうしが集まるまどいの時期は
4日~1週間ほどで、それ以降はそれぞれ旅立っていくそう。
この子供たちは何グモなのかな?

水辺に行くと、小さな子ガエルが飛んでいるのが見えました。
オタマジャクシがカエルになった♪

近くでみようと一歩踏み込むと


きれいなオレンジ色のヘビが水中にいるのが見えました!
小さかったので最初ジムグリの幼蛇かと思いましたが多分ヒバカリ。
ヒバカリはカエルやオタマジャクシ、ドジョウ、ミミズなどを食べるので
まさに食事中だったのでしょう。
土でドロドロの頭を一瞬もたげてくれたのに興奮しすぎて手ブレ。。
せっかくのチャンスだったのに本当にがっかりです。

様々な生き物がひしめく森にお邪魔したのなら心静かに抜き足差し足。
そう思いながらいつも気が急いて前のめりに歩いてしまいます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご来場ありがとうございました

2019年06月06日 | その他

5月29日~6月4日まで開催していた「林信夫の日本画展」。
昨年末から仲間内で急速に話が進み準備に参加してきました。


搬入日に少し雨がぱらついたぐらいで会期中はすべて好天!
やはりはやしさんは晴れ男でした。


100号の大作から商品まで120点を超える作品をずらりと並べた会場にいると
まるではやしさんがそばにいるような気分になり心が軽くなります。


作品は表現のほんの一部。
会場でお客様とお話しし笑顔で帰っていただくことが展覧会の醍醐味
であり大切なことなのだというお話をはやしさんから聞いたことがあります。


今回は肝心のはやしさんが不在。。
皆様には作品のなかにいるはやしさんと静かに対話していただくのみで
たいしたおもてなしもできませんでした。


もう新たな作品がうみだされることはありません。
大切な思い出にと今や貴重な作品を多くの方がお持ちくださいました。


会期中、ゆかりのある方々をはじめ通りかかりのかたまで
作品に吸い寄せられるようにご来場いただきとてもにぎやかでした。


10代から付き合いのある友人も遠方から駆けつけてくださり
いろいろなお話を伺うことができました。
はやしさんがつなぎ引き寄せてくれたかずかずのご縁。
実行委員の我々にとっての大きな財産となりました。


最終日、名残り惜しいけれど片付けです。
親友代表T画伯のお話のあと飛び入りの画伯にも大活躍していただき


あっというまに搬出作業が終了しました。

お忙しいなかご来場賜りました皆様、誠にありがとうございました。
作品展は終了してしまいましたが、はやしさんの文章や写真が味わえる
「ほぼ不定期日記」散歩ばかりしている男の嘘日記
はのこっています。
どのページを見ても興味深くいつのまにか読み込んでしまいます。
おすすめです!ぜひご覧ください。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作品展中日

2019年06月02日 | その他

「林信夫の日本画展」の飾りつけは5月28日でした。


みな同業者、話し合いつつも感覚的に
120点を超える作品を手早く並べていきました。


5月29日が初日。ほんとうにたくさんのお客様にお越しいただきました。


ひとりでみている光景だけれどけっしてさみしくない。
静かでやさしく澄み切った世界は愛に満ちていて


大きな手に包みこまれているような安心感


林さんの人柄を知っている人はなおさら
作品の美しさ、清々しさに納得、あらためて感動します。


自由きままに飛ぶ鳥が空から見渡した風景のようにも思えて
林さんがどこかでまだ旅しているような
ひょっこり帰ってきそうな気がします。


昨日夕方はレセプションパーティーがあり
ゆかりのある方々が大勢集まってくださいました。


最後まで残ってくださった方々とパチリ。
林さんを通してまた新たなつながりがうまれた素敵な夜となりました。

作品展は6月4日(火)の16時まで続きます。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。


林信夫の日本画展
2019年5月29日(水)~6月4日(火)
11時~18時(最終日は16時まで)

会場:元麻布ギャラリー平塚
(東横イン湘南平塚駅北口1 一階)
JR東海道線平塚駅北口より徒歩4分

ギャラリーtel 0463-22-7625


なお移転した「林信夫の日本画教室」のホームページアドレスは
https://noburinsanjps.web.fc2.com/です。















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする