教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Hさんの新作パステル画(023)

2019年09月11日 | 教室風景

Hさんは旅で出会った光景を描かれました。


「元旦富士」 パステル画 F5

元旦、箱根側から眺めた富士は明るい年を約束するかのように
輝いています。空はHさんらしい薔薇色に染められあたたかく
感じられます。針葉樹林の暗さが霊峰をより神々しく見せています。

近づいてみました。

凍りついた富士の煌めきと存在感をやわらかくも力強いタッチで
的確に表現されました。広がりと奥行きのある構成、華やかな
色の組み合わせが快く澄んだ大気が感じられる心和む作品です。

旅での感動をダイナミックに描き上げるHさんの過去の作品は
HP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の“作品集”の中の
Hさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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9月3回目の教室 台風後の混乱

2019年09月10日 | 教室風景

台風15号が通り過ぎた朝。
電車が運休していたので混むだろうと思っていたものの環状4号線の
大渋滞は想像を超え上郷森の家に着くまで3時間20分もかかりました。
朝比奈あたりに倒木があるため通行止め、バスもとまっていました。


前もってお休みにすればよかった。。
途中、倒れたバス停や曲がった信号機なども数か所ありました。
道路の混乱は午後も続いたようです。

9月3回目の教室日でした。金沢八景方面からいらしたIさんだけが
時間通り、Hさんはバスと徒歩でなんとかいらっしゃいました。
途中でお帰りになった方も。。

9月24日火曜日から始まる「第19回グループ彩雲作品展」。
搬入まで2週間となり前回の反省をふまえた打ち合わせをしました。


午後も変わらず道路が渋滞していたようです。
暑い中ほんとうにお疲れさまでした。

台風のあとの森はどうなっているか、少し歩いてみました。


池から水があふれ小川のようになった道。
オオシオカラトンボは何度も同じ場所に戻ってきました。


木が倒れ通り抜けるのは無理な道。あちこちでこんな光景が見られました。
上郷森の家も本館への道路が倒木によって遮断されていたよう。


ヌルデの虫こぶが落ちていました。
中には寄生主のアブラムシがいるはずでこの虫こぶは
タンニンを多く含み五倍子(ごばいし)と呼ばれるそう。
昔からお歯黒や墨染の衣や皮なめしの材料に使われていたという
ことですが、それを発見した人はすごいですね。


翅がぼろぼろのアカボシゴマダラ
他にもモンキアゲハやムラサキシジミも見ましたがいずれも
翅が傷ついていました。暴風雨の影響でしょうか。


きれいなキノコがありました。


裏から見るとこんな様子。ウスキテングタケなのかな?

森を遠くから見ると枯色がちらほら。秋になりはじめたためか
塩害なのか。小枝や青いどんぐりや毬栗もたくさん落ちていて
台風15号の影響が方々に見られました。


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ほっとするひととき

2019年09月08日 | 散歩

せわしなかった今までの反動か季節の変わりめのためか不調気味。
台風が来る前に重い腰をあげて小さな公園に行ってみました。

ここはいつもなにかしら嬉しい出会いがあるのです。


休まず頑張るホシホウジャク


ウスバキトンボかな?とまっているのは珍しい。


新しいポイント見っけ!
クヌギの樹液に来ていたのはサトキマダラヒカゲとクロカナブン


小さめのクロコノマチョウ。薄暗くって何枚撮っても手ぶれ。。


ブドウスカシクロバでしょうか、青い腹部を持つ小さな黒い蛾。


ピカピカのテングタケ
ベニテングタケを探しに白樺の森へ行きたいな~。


可愛いあの子がやってきた!


しゃがんだら駆け寄ってきてなんと初めて触らせてくれました。
ふわふわ可愛い~♪


いつも素敵なミルクティーさんにもご挨拶。
この夏も元気に乗りきってくれてよかった。

無になるひとときは必要。。気が軽くなりました。
勢力が強そうな台風が上陸しそうですが被害が出ませんように。


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Iさんの新作日本画(041)

2019年09月08日 | 教室風景

Iさんは夏の光景を描かれました。


「涼風に誘われて」 日本画 M10

艶やかに微笑む女性の瞳は強い光を放ち真夏の日差しを楽しんで
いるかのようです。風鈴に朝顔、青い空に白い雲。華やかに描き
込まれた夏の風物が響きあい心浮き立つ明るい作品となりました。

近づいてみました。

女性の夢見るような表情と笑みが表れるまでデッサンを繰り返し
ました。儚げなシャボン玉やガラスなど質感描写も説得力があり
ぬくもりあふれる力強い表現で物語の世界に浸ることができます。

画面との激しいやりとりが作品に迫力をもたらしているIさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
作品集”の中のIさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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9月二回目の教室 初秋の花咲く

2019年09月07日 | 教室風景

朝から快晴で嬉しい♪


日差しが強く暑いけれど8月に比べ過ごしやすいような気がします。

9月2回目の教室日は中庭で遊ぶ子供たちの歓声を聞きながら。

午前午後通しで参加される方もいらして教室は活気に満ちています。
出品作品を制作されている方はいよいよ仕上げの段階です。


午後にSさんとOさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

お昼休み、初秋の花を探して野原を歩きました。


コバノカモメヅル


ナンバンギセル


タマアジサイ


センニンソウの花の上にはシオカラトンボ


ヤマトシリアゲの秋型というベッコウシリアゲ


オンブバッタでしょうか、脱皮途中のバッタも。

アゲハの類にもよく会いましたが猛スピードで飛んでいて
まったく撮影できず。森の生き物はみな忙しそうでした。


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Nさんの新作日本画(057)

2019年09月05日 | 教室風景

Nさんは万葉集の世界に思いを馳せました。


「万葉集 オマージュを込めて」 日本画 F6

弟を送り出しそのまま秋の野にひとり立ち続けて朝露に濡れて
しまった大伯皇女。彼を想い詠んだ歌を夜空に浮かべました。
悲しい物語に深く感じ入り想像を広げて華麗に描き上げました。

近づいてみました。

凛とした後ろ姿、吹きすさぶ風、蒼白く瞬く星ぼしに姉の心情が
表されています。夜空に漂う鮮やかな色と星は離れても変わらぬ
姉弟の愛情と幸せな記憶を思わせます。静かに胸に響く作品です。

独自の視点で描き上げる世界は強く美しいNさんの過去の作品は
HP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の“作品集”の中の
Nさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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横浜市上郷・森の家リニューアルオープン

2019年09月04日 | その他

9月1日、上郷森の家リニューアルオープンの式典及び内覧会に
関係者としてお招きいただき新恵先生とともに参加しました。


今までバーデゾーン(温水プール)だった場所です。
床は板張り、大きな鏡がつけられ社交ダンスなどで使われる
多目的ホールとなりました。
上を見上げればステンドグラス。素敵な雰囲気の空間です。


式典ではさまざまな来賓の挨拶があり横浜市長の林文子さんが
トップバッター。この施設が横浜市のものなのだと改めて思いました。

式典の後はグループに分かれ館内やキャンプ場を案内していただきました。
我々は陶芸教室や日本野鳥の会の方々と。


宿泊料金がちょっとお高めなエグゼクティブルーム
大きな窓からは横浜自然観察の森が見下ろせます。


快適に過ごせそうです。


エグゼクティブルームは浴槽つき。


こちらはスタンダードルーム
大人数向きですね。小学生たちがよくやってくるこの施設。
以前は畳敷きでしたが時代を反映させてベットにしたのだとか。
子供たち、喜ぶでしょうね。

この部屋はシャワーのみなので

男女別の大浴場があります。外には一人用の湯船がありますが
ここが外から見えないようにするのが大変だったと建築家の先生が
おっしゃっていました。


本館からゆっくり歩いて5分ほど。バーベキュー場だった場所に
キャンプサイトができていました。


手ぶらで来て贅沢にアウトドア気分が楽しめるグランピング施設も。
大きなテントのなかに簡易ベットやテーブル、クッションなどが
備え付けてあります。
以前からバーベキュー場は人気がありましたがさらに混むかも。


最後にレストランへ。kokkoという名の素材にこだわったお店で
試食させていただきました。
以前はカレーライスやサンドイッチやスパゲティーなどが気軽に
食べられる食堂でしたが高級感とお洒落感が漂う空間に。

さっそく9月2日のお昼にHさんが行ってみたものの団体しか受け付けない
ようだ、と帰ってきてしまいました。まだ準備ができていないのでしょうか。


別館はなにも変わっておらず。体育館の屋根が補修されたのかな?
我々が使用させていただく工房も出て行った時のままだったので
新恵さんと一時間以上掃き掃除、拭き掃除をしてピカピカにしました。

パーキングの機械や陶芸教室の開催もこれから。
秋の行楽シーズンにはさまざまなことが落ち着いて活気に満ちているかも。
上郷森の家絵画教室にとっても新たな季節の始まりです。

横浜市上郷・森の家
→公式サイト


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9月最初の教室 晴れて古巣にもどる☆

2019年09月03日 | 教室風景

朝から蒸し暑く日差しの眩しい夏日でしたが


空の青は爽やかさが増したような気がしました。

今年初めから新たな管理団体になり改装工事をしていた上郷森の家。
18年間活動していた元の場所にようやく復帰することができました!


「やっぱりここは落ち着くね~」「小鳥の歌と緑がいいね」
いろいろ心配してくださった皆さんの喜びの声を聞くと嬉しい。
慣れ親しんだ場所で心穏やかに創作活動ができること。本当にありがたいです。


秋の作品展が20日後にせまり続々と作品が出来上がってきました。
午前中Nさん、午後にIさんの日本画作品、Hさんのパステル画作品
を撮影しました。順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

あまりにも暑くて蚊の心配をしなくてすみました。


蝉時雨ふる木漏れ日の道♪


ああ、大きなナガコガネグモに真っ赤なショウジョウトンボ・・
と眺めていたら何かが違う。


胸の横の模様と翅がやっぱり違う。
帰宅して調べたらこの赤いトンボはネキトンボ。
初めましてなのか今まで見過ごしていたのかわかりませんが嬉しい出会い♪


リスアカネにもこの日差しは強すぎるよう


ママコノシリヌグイの花にイチモンジセセリ


センニンソウにはクマバチ。

久しぶりの森には秋の花が少し増えていました。


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