登った山々(14座)
(左上)8/13高松岳 (左下)8/14虎毛山 (右上)8/16丁岳 (右中)8/18鳥海山 (右下)8/19須金山
(左上)8/20禿岳 (左下)8/21小又山 (右上)8/22薬莱山 (右中)翁山8/22 (右下)8/23杢蔵山
(左上)8/25甑岳 右上)8/26黒伏山 (左下)8/27面白山 (右下)8/28月山
北海道内の主だった山はすべて何度も登っているので、道外の新しい山に登りたいと考えた。その対象として選んだのが、昨年に引き続き、すでに79山登っている「東北百名山」だった。
今回の山旅は、妻と仙台で別れた翌日の8/12からスタートするつもりだったが、初日から雨で、1日停滞後に高松岳からスタートした。天候にも非恵まれ、17日間のうち13日間で14座(1日2座もあり)を踏破することができた。そのうち、日本百名山の鳥海山と月山は、コースを変えて再訪することができた。前半はすっきりした天候に恵まれなかったが、後半は晴天に恵まれた。
計画では、8/28の月山以降3座残っていたが、悪天候が続きそうなので、来年に持ち越しとして帰路に就いた。結果、東北百名山は82座踏破し、残り18座となった。
日本三百名山に選ばれている山や目立つ山はすでに登っていたので、物足りない感じの山が多かった感は否めない。しかし、それなりに新ピークの新鮮さと、知らない土地の旅を満喫することができた。また、鳥海山と月山の再訪は、やはり日本百名山ならではの魅力を満喫でき、低山続きのうっぷん晴らしの効果もあった。
下山すると連日30℃越えの酷暑だったが、所要時間が6時間以内の山が多く、最後の月山以外は、夜明けの涼しいうちにスタートして、午前中には下山することが多く、連日登山も苦にならなかった。
何よりうれしかったのは、この歳になっても、ハードな山はなかったとはいえ、連日登山がまったく苦にならなかったこと。さらには、どの山もコースタイムをオーバーすることなく登り続けられたことであった。ちなみに、連日登山は後半に5日連続が2回あったが、特に疲れを持ち越すこともなく、足の筋肉も痛いところや張っているところもまったくなかった。まだまだ80歳くらいまでは今の調子で遊べるかな・・・?
停滞日の観光・歴史探訪
(左上)9/12湯沢市の川原毛地獄 (右上)9/15湯沢市の両関酒造第二工場 (左下)8/17酒田市の山居倉庫 (右下)尾花沢市の銀山温泉
登る山が見えない日や、雨予報の日は、無理しないで、その近くの土地の観光・歴史探訪を楽しむつもりだった。結果的にはわずか4日しかなかった。湯沢市は意外と見所が多く、2日間も楽しませてもらった。酒田市は、当初から計画に入れていた。最後の尾花沢市の銀山温泉は、向こうへ行ってから観光パンフレットを見て、ぜひ訪れたいと思った・・・今回の山旅で、最も大きな収穫だった。
基本的な行動計画
基本的な日程だが、夕食を食べると、暗くなるし、晩酌の酔いで、19時~20時には寝て、3時~4時には起きるという毎日だった。結果、酷暑続きだったが、朝の一番涼しいときに登り、午前中には下山できたので、それほど暑さを感じることはなかった。
これまでの長い山旅の時の食事は、いつも朝起きて、まずはドリップコーヒーを入れて、無洗米でご飯を1合炊くことから始まる。炊いたご飯を3等分して、2個おにぎりを作り、残りを朝食にして、卵スープでおじやにしたり、レトルトカレーで食べたりすることが多い。空腹でないときは、おにぎりを3個作って、山で適当に食べることも多かった。夕食は、外食かコンビニ食で済ますことが多かった。
下山後、一番先にすることは温泉で汗を流し、疲れを抜くことである。その後、翌日の登山口の確認をした。当日の朝にうろうろしたくないことや、最近はあちこち豪雨被害が多く、登山口まで車で入れるかどうかの確認は非常に大切だった。その後、涼しいクーラーの効いたところでのブログ作成である。温泉の休憩室やロビー、特に今回は図書館と市役所のホールにお世話になることが多かった。図書館は、ブログを書き終えてから、本や新聞などが読めるのでもっとも好都合である。
ただ、この「コロナの夏」のお陰で、山は普段と全く何の変わりなく迎えてもらえたが、温泉や図書館や食堂などはコロナ感染防止対策の徹底ぶりには頭が下がる思いだった。また、例年より道の駅で車中泊している車が少なかったようである。
下山すると、連日30℃越えだったが、なるべく標高の高いところで泊まるようにした。しかし、平地の道の駅でも内陸が多かったせいか、夜は結構涼しくなり、寝苦しいことはほとんどなかった。
旅の楽しみはその土地ならではのグルメ
旅の楽しみの一つは、なんといってもその土地ならではのグルメである。妻と一緒の青森や仙台でのものも含めると、以上のようになる。基本的には、朝と昼は手作りおにぎりなので、夕食の楽しみでもある。しかし、登山口や山中で泊まるときにはコンビニ食が多かった。
今回は、主に秋田県南部と山形県・宮城県北部の山が多かったが、来年以降は宮城県と山形県南部と福島県の山になる。今回で残り18座となったので、無理しないと、あと2年は楽しめそうだ。
今後の山旅の計画は、9月中旬から半月ほどの道内の紅葉登山の予定である。10月下旬からは「みちのく潮風トレイル」の歩き旅(前半)を考えている。
それにしても極端な、昨日と今日の函館の気温
昨日の函館の気温の推移 → 今日の函館の気温の推移
昨夜は、早めに涼しくなったので、夕食後まもなく寝た。朝には外気温が18℃まで下がっていたので、12時間ほども爆睡した。
今日は朝から雨が降り続き、閉め切った部屋の室温が25℃と昨日までの暑さが嘘のような1日だった。
それにしても、昨日と今日の12時の気温を比べると、32.1℃と17.6℃である。この極端な違いは、そう経験できるものではない珍現象であろう。
14座おめでとうございます。
楽しいブログ、そして山の紹介、ありがとうございます。
残りの山もケガのないよう、登頂できるようお祈りします。
お陰様で、楽しい山旅を続けることができました。
今後ともよろしくお願いいたします。
初めてコメントさせていただきます。
登りたい山をいろいろ調べていたら、このブログに出会いました。
大変分かりやすく記録されていたので、参考にさせてもらってました。
まずは、二週間の東北百名山のヤマ旅お疲れさまでした。
また、残りの山の記録が楽しみです。
秋田県の方でしたか?これまでに何度かお邪魔しておりますが、今回も南部の山に登らせていただきました。
今後とも、よろしくお願いいたします。
たぶん「東北港巡り」とかいう企画も有りかとは思いますけど、身体活動を伴うとやっぱり「山」が一番ですねー。
これまでさして関心が無く(縫道石山とか黒伏山南壁とかありますが)、これからも恐らく訪れることのなさそうな東北の山々・・・
なのに楽しく読んでしまえるのは、山そのものに地域のヒストリとか土着性とかを読み込んでゆく「地理屋」の感性が寄与しているのでしょうねぇー。
とまれ、蝦夷地の自称「登山愛好家」が東北の山を巡るとこうなるのだという、一つの事例、楽しゅうございました。
ありがとうさまです。
道外の山は、北海道人から見ると、植生の違いもありますが、その土地と結び付いた歴史性の違いに興味が湧きます。