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今日は、最高気温3.4℃まで上がり、函館では2番目の記録となる14日連続の真冬日からようやく脱出した。
鏡開きは昨日だったようだ。正月と言っても特別なことはしない我が家だが、それでも仏壇にはお供え餅を上げている。それを今日の昼にお汁粉ときな粉餅にして食べた。
子供のころは、自分の家で、臼と杵で餅をついて、一番臼のもちでお供え餅を作ったものだ。自分が親になったときには、電動餅つき機「もちっこ」で、同じようにお供え餅を作った。しかし、今では、出来合いの小さな仏壇用の鏡餅を買って間に合わせている。
そもそも、この辺りでは「鏡餅」ではなく「お供え餅」と呼んでいるが、なぜ、鏡餅というのか? 鏡開きとは? などと疑問を抱いたので、ちょっと調べてみた。
◎鏡餅の由来~昔の三種の神器の一つ、鏡(丸い形をした銅鏡)に由来するとのこと。そこで、稲の霊が宿った神聖なものとして神様に捧げられる餅を、神様が宿る丸い鏡に見立てて「鏡餅」と呼ぶようになり、年神様の居場所(依り代)として正月にお供えするようになったらしい。
◎鏡開きの由来~もともと新年の仕事始め、行事始めの儀式のひとつとして行われていた。鏡開きの「鏡」は円満を意味し、「開く」は末広がりを意味しているという。武家ではお正月に鏡餅を供えており、毎年11日にこの鏡餅を開いて(割って)食べていたという。
昔は二十日正月といって、20日に鏡開きを行っていたが、徳川三代将軍・徳川家光が慶安4年4月20日に亡くなったため、月命日の20日を避けて11日になったと言われている。
◎鏡開きといわれるわけ~鏡開きはもともと武家から始まった行事。そのため、鏡餅に刃物などを使うことは切腹を連想させるためタブーとされてきた。そこで手や木槌などを使って鏡餅を割ることにしたが「割る」という言葉も縁起が悪い。そこで考えたのが次第に末のほうに広がるという意味を持つ「開く」を使ったらしい。
昔の家で作ったお供え餅は、時間が経つとひび割れして、手や木槌で割ることができた。しかし、今の市販されている餅は、ひび割れしないので、包丁で切るしかない。
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