昨日の天然記念物「ヒノキアスナロ・アオトドマツ自生地」探索会の前夜、この「江差漆工房」に泊めていただいた。
江戸時代に建てられた土蔵を改造して、2階建ての工房として活用している。ゲストハウスも兼ねているとか・・・。
中に入って見て驚いたのが、改造も見事だが、床板、柱、梁、天井など木材部分はすべてが塗り漆でピカピカだったことである。
古民家好きとしては、感激の造りだった。
玄関を入ってすぐの土間と左側の居間
居間の様子~ピンボケなのが残念
前夜催された参加者の一部の方々との顔合わせの宴会。オーナーの室谷さんは遅れて参加。
居間の天井もすべて漆塗り
別の小部屋
寝させていただいたワンフロアの2階
前北海道知事高橋はるみ氏と前々知事の堀達也氏の色紙が飾られていた。
◎オーナーの室谷元男さん
他サイトから借用
今回の探索会の最大の協力者で、地元の参加者をすべて集めてくださった方である。
本人は探索会には参加されなかったが、町の天然記念物をなんとか観光資源を活用できないかと考えてのことらしい。
「江差町歴まち商店街」元理事長で、まちづくりグループ「江差いにしえ資源研究会」会長という名士である。
初めてお会いしたが、江差町の歴史を活かしたまちづくりのさまざまな活動の中心になっている凄い方である。
昨日も、下山後寄らせていただいたが、参加者から次々とお礼と感想の電話が寄せられていた。
本業は塗料店だが、築100~200年の家屋を壊す時に出た、柱や梁に漆を塗り、テーブルやいす、お椀や箸等を作っているのだとか。
江差の産業として根付かせるために、漆の植樹もしているそうだ。
函館の「ギャラリー村岡」さんで、その江差漆器が展示されているらしい。
昨日、帰る前に見せていただいた、いにしえ街道にある自ら経営している「皐月蔵(さつきぐら)チャミセ」。
築160年の4棟連なる土蔵を改装した、カフェでありコミュニティスペースである。
両側が土蔵の通路。昔は、このまま海に繋がっていたのであろう。
両側には、本州から北前船で運んできた石材が使われていた。
イベントスペースかと思われる広いスペース
見事な江差のヒバ材を使った梁や天井
その前のいにしえ街道を写す。
今度、ゆっくり江差の歴史探訪もしてみたいと思いながら、帰路に就いた。
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