蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

イリスの炎

2021年07月16日 | 本の感想
イリスの炎(宵野ゆめ ハヤカワ文庫)
グイン・サーガ136 続編6
シルヴィアの子シリウスが匿われているナタール川流域のブレーンが氾濫に襲われる。世捨て人ルカはヴァルーサがグインの子(双子)を生んだことを知る。
オクタヴィアは、アキレウス大帝の葬儀で皇帝就位を宣言する。

と、激動の展開なんだけど、激動部分はト書き程度で、突然出現したベルデラント選帝候ユリアスの生涯が延々と語られたりして、焦点が定まらない感じ。
シルヴィアの乗った馬車が謎の生物(トカゲ犬?)に追い回される場面が面白く読めた。

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