蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ツイスターズ

2025年01月03日 | 本の感想
ツイスターズ

アメリカのオクラホマ州で竜巻の研究をするケイト・カーター(デイジー・エドガー・ジョーンズ)は、水分の吸収体を大量に竜巻に供給することでその勢いを削げるという仮説を立て、実際の竜巻で実験するが失敗し、恋人を含む研究仲間は竜巻で死亡してしまう。
5年後、唯一の生き残りの仲間のハビに誘われて再び研究を始める。竜巻を実況中継?するユーチューバーのタイラー(グレン・パウエル)がちょっかいを出してきて・・・という話。

前作(ツイスター)に絡むエピソードも出てくるが、独立した作品としても楽しめる。

竜巻来襲の場面は作り物とわかっていても、自動車や建物がぶっ飛んでいくシーン、何よりすぐそばにいた人が竜巻に持っていかれてしまうシーンは、DVDで見ていてもいわゆる「思わず声でる」くらいの迫力がある。特殊効果が楽しめる映画館でみたらきっとすごいんだろうなあ、と思わせた。

ただ、本作は観客を怖がらせることを目的とした恐ろしげなパニック映画では全く無くて、ケイトやタイラーの明るくあっけらかんとしたキャラや、各種ギミック(代表的なのはドリルを地面に打ち込んで固定を図るタイラーの愛車。あんなんで竜巻に対抗できるはずないけど、なんか面白い。ラストシーン近くでの違う目的での使用法もいい)が充実していて、エンタメとして非常に楽しめる作りになっている。さすがスピルバーグのプロデュース。

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