蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

魔聖の迷宮

2021年04月03日 | 本の感想
魔聖の迷宮(五代ゆう ハヤカワ文庫)

グインサーガ続編3作目。
栗本グインが終わった、ヤガにおけるエピソードの続き。「七人の魔導師」に登場した下っ端?魔導師(なぜか本書においては彼らは「魔術師」と呼ばれていたが・・・)が総登場する。
いずれも(下っ端とはいえ)「七人の魔導師」では強力な魔力を持っている実力者のはずなのだが、本書ではホントにしょうもない(というか普通の人間みたいな振る舞いをする)役回りになっていて、ヒロイックファンタジーとしての品格?が落ちてしまったなあ、という感じだった。
イエライシャもグラチウスみたいに、普通のオジイサンっぽくなっちゃってたしなあ。残る品格はロカンドラスくらい??
個人的に「七人の魔導師」が栗本グインのベストな刊だと思っているので、なおさら残念・・・。

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