さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

だいだいリート vol.6 その1

2009-10-07 | 歌のおけいこ


9月さいごの日曜日。

われらが師匠・橘 茂門下生の歌の発表会である
だいだいリートも はや6回目を迎えた。

今回は、
オペラ・ミュージカル・バラエティー限定で
歌曲は 1曲もない形式のコンサート。


歌曲のない(選択できない)発表会は お初だったので、

もともとオペラやミュージカルがすきで
あれも コレも歌ってみたい という曲を
たくさんイメージできるひとはともかく、

わたしも含め、
曲選びの段階で悩んだお仲間さんは 多かったと思う。

自分では曲もよくわからないし、

  えーい 師匠に丸投げして 決めてもらっちゃえ!

というひとも多かったと思う。

多かったと思うが。。。


いざ 開催されてみれば、
これがまあ なんと楽しいコンサートだったこと。

(聴いているほうも だが、
 なにより 歌っている本人が??)

いや もちろん 歌に加え
その役になりきった踊りや動き、演技らしきフリまでつけて
人前で演奏するには、
たいへんな過程や努力が要る。要ったはず!

前日のリハーサルでさえ、
そのたいへんさがよくみえる、
たどたどしさの残る状態だったもの。


ところが、いざ本番になってみれば
リハーサルとは見違えるような
踊りや 動きを 表情をみせてくれたみんな。
(もちろん歌もよ)

うーん さすがだ!

みんなこの発表会で、
ひとつ 自分のカラをやぶっちゃったような感じ。

その曲を歌うキャラクターになりきって
演じる楽しさ みたいなものを味わったことで…。


  また こんなのやりたい!

と やみつきになったらしいお仲間さんもちらほら。


と、ひとごとみたいに書いているのは、

わたしの場合
オペラと ミュージカルに分類される曲を
1曲ずつ選んだとはいっても、
2曲とも
踊りや振り付けのいらない
歌曲といってもいいような曲 だったから。

お仲間さんたちの
舞台での生き生きとした姿は 
ホント すてきだった。

楽屋では、
ピアノの先生や お仲間さんのひとりに

 「オペラも 歌ってみればいいのにー」

と すすめられたりしたが、

いまだに わたしは

 ”えーっ ムリムリ” 状態。。。

きっと、これをやれ!

って つきつけられるまで 選べないにちがいない。

でも、ミュージカルは 
いろいろ 歌ってみたい かも♪

な気分になっている。


それにしても、

わたしの親友であり、 
お酒と尾瀬と漢方と その他いろいろ…な世界に
わたしをみちびいてくれたぶるうぴーたーさんは
すごかった。

師匠とともに
オペラの男声二重唱を歌われたのだが、

これがまあ きちんと歌い、演じているからこそ
笑いなしに見られない(聴けない)ほど
みごとで。

リハーサルのうちから
ブラボーの声があがって、

本番では コレを聴かなきゃと
お仲間さんが ぞくぞく会場入りして

最後には 手拍子まで出た。


彼というキャラクターをよく知っている
わたしたちには、なおさら
彼の努力の大きさがわかるし
そのギャップ??のおかしさが 
ダイレクトに伝わる。

ま、いざとなればひらきなおりも得意で
お楽しみもだいすきな彼の一面も知っているし
それでいて 基本的には
ものごときちんとやりたい性格の彼であるがために

きっとこうなるだろう…
みたいな気持ちもあったのだが。

でも、
まったく彼を知らないお客さんにも
楽しさが伝わったと思う。

題材が またよかったよね。

師匠とのコンビで
あのキャラの組み合わせ。
役柄が もうぴったりで♪

がんばっていたお仲間さんたちの刺激を受けて、

わたしも これからジャンルにこだわらず
機会があれば、ご縁があれば
いろいろ 歌ってみよう。

そうそう、
絶対的ニガテ意識のあるオペラも いつか♪ 

と、遠い目をして つぶやいてみたり 
 




コメント (4)
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