さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

だいだいリート vol.6 その2

2009-10-10 | 歌のおけいこ


さて、今度は 

自分の歌った歌を振りかえりつつ反省を。


今回 わたしは本番中にあせりまくりながら、
脳内の記憶、組み立て、感情のコントロールetc…

を 総動員させなければいけないような大失敗をした。


それは…歌詞の大マチガイ。


思えば、伏線??はあったのだ。


本番前のひととき…

ピアノを弾いてくださる先生がたも、
むかしはわたしたちのかわいい妹分(いまもかな?)、
が、いまは それだけでなく
ジュビラーテの合唱指導もしていただいている先生であり
ソプラノの歌姫であるKかちゃんも
おなじ楽屋内で にぎやかに華やかに
わいわいガヤガヤ。


先生がたの会話が 耳にとびこんでくる。


  「たっちぃ師匠との本番は ドキドキするのよね~。

   前なんか、楽譜2ページ分くらい
   ナニ語かワカランような大ウソの歌詞で
   オレさまが正しい! って顔して
   堂々と歌ってんの。

   ピアノ弾きながら、

   ドコですかぁ それは!? ナニ歌ってんですかあ
   きゃー助けて~!! だれか止めて~!!

   状態だったわよ」


  「…そうなんですよ!
 
   相手役で歌う身の苦労が わかります??」


   そうなんだあ…


ココロのなかでわたしは 考えていた。


   まちがえても、ワケわかんなくなっても
  
   え? ワタクシなんかまちがってます??
   これが正しいのよ!!

   って顔して歌えるようでないといけないんだなあ。

   
   いや、モチロンその前に
   まちがえずに歌う努力をしてから だけど。


   フンフン、わたしも 万が一のときには
   そうできるように がんばろ。


数十分後、その万が一のときが訪れるとも知らずに。 


そして、その万が一のときは 訪れた。


  Think of me

   Think of me fondly,

  when we 've said good bye…


プログラム8曲目、
わたしの1曲目の歌 「Think of me」がはじまる。


緊張はまぬがれないし、声も練習どおりにはのびないけれど、
歌詞はうまく流れてくる。

このまま どうかぶじに最後まで…


と思ったら、あろうことか、

曲の途中で 最後のフレーズの歌詞を歌いはじめてしまったわたし。


待て待て待て待て! 

このままいってしまえば、

アア アッハ ハッハッハ~♪

曲さいごのカデンツの部分に突入して、
歌が終わってしまうではないか!

まだ 半分弱残ってるのに。

どうしよう。

ええい、つなげるしかない。

ツジツマあわない大ウソの歌詞でも、
おなじ歌詞くり返してでも、
次のとこにつなげなくては!

音楽を止めるな。


そう考えながら、アタマの中で早回しが起こった数秒。

カオ、ひきつってなかったかなあ。。。

おなじ歌詞をくり返したところ

(最初にまちがえて歌ってしまった歌詞を 
 本来歌うべき部分にきて
 もういちど歌ったところ)

は、ことさらに


  合ってるのよ! この歌詞で!
  なんか モンクある??


と アピールする気で歌ったりして。

ああもう、メチャクチャやなあ。。。


でも、楽屋でのお話があって 
それがこころに留まったことで、
わたしは 救われたのかも。

とにもかくにも 止まらずに歌いきったという、
ただ その一面だけにおいて…だが。


それにしても、
こんなドキドキものの失敗は、
これからさき あまりしたくないなぁ。

前日のリハーサルでもまちがえなかったし、
その夜から 本番の朝にかけても
くり返し百本ノックの勢いで 歌いこんだのになあ。

「まちがっても止まらない練習」

も したけど。

よりによって本番で こんなまちがい。。。

あるんだなあ。


今回は、目にみえる大きな失敗ばかりやらかしてしまった。

そう、もう1曲のほうも。


続きはまた次回に 



そうそう、今回の記事、

楽屋での先生がたの会話は
多少 色づけ(さくらの脚色)が入っており、
事実どおりに再現したものではありません。

たっちぃ師匠はじめ先生がた、どうかおゆるしを。 





コメント (4)
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