10月で10さいになったりん。
わがやのかわいい家族。
今年3月にはヘルニアを心配したが、
さいわい悪化せず改善してくれた。
が、夏ごろから
わきやおなかに散発する皮膚炎ができ、
かゆみを伴うのか、
時折せっせとなめている。
原因は不明のまま。
食物アレルギーや接触したものなど考えてみたが、
特定できるものは思い当たらない。
動物病院のJ先生が、
考えてあれこれ出してくれたおくすりを
がんばってのんで(食べて)もらったが、
すっきりとは治らないまま、
一進一退で慢性化している。
ステロイドにしても抗生剤にしても、
長期にのませることは気がすすまず、
今はそのまま様子見している。
さいわい、元気にはしてくれているので
よほど苦痛そうでなければ、
自然に経過をみていこうと思っている。
これまで、
脚にできたおできを摘る手術を受けた以外は
ほとんど健康上の問題なく過ごしてきたが、
やはり10さいを迎えるあたりから、
いろいろ出てきた。
年齢を考えれば、これも不思議はないのかも知れない。
いつまでもこいぬのように思えるけれど、
りっぱな成犬となり、
今はシニア犬に入る世代となった。
一緒に暮らしはじめて、
わたしたちもおなじく10年ぶんとしをとったが、
いぬの時の流れは、さらに速い。
あとにうまれても、わたしたち人間の歳を追い越して、
さきに行ってしまう。
これからの毎日も、
一緒にいられる時間をいつくしんで
過ごしていきたい。
仕事や歌、雑用、
友人とのおでかけ、実家へも行ったりで
お留守番はあいかわらず避けられないが、
りんは必ず待っていてくれる。
あたりまえなんだけど、あたりまえじゃない。
目を向ければ、声をかければ、
こちらをじっと見つめるりんの顔が、そこにある。
それがとても、うれしくありがたい。
りんがいつかいなくなってしまうこと、
それは避けられないことだけれど、
とても考えたくないな…。
まだまだ、元気でいてね。