新暦の、およそ3月5日~9日ごろの今の時期は
旧暦では啓蟄の初候、
「蟄虫戸を啓く(すごもりむしのとをひらく)」
です。
啓蟄とは、陽気に誘われ、土の中の虫が動きだすころのこと。
ひと雨ごとに春が進んでいくのを感じる、そんな季節ですね。
蟄虫戸を啓く とは、
冬ごもりしていた虫が、姿を現し始めるころ。
虫ばかりでなく、さまざまな生きものの、目覚めの季節です。
先日の着物のおけいこでは、母のえんじ色のお召を。
(かなり着込んでいた様子で汚れもありますが、まあこれくらいいいかと。
私の記憶にはないのですが、母が若い頃には何度も着ていたようです)
なんの柄でしょうね、これ。
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ろうけつ染めの鹿柄の帯は、手ごろなお値段で買えたもの。
鹿さんの柄を、お太鼓にうまく出すことがだいじな課題^^
これをお初で締めてみたくて、合いそうだなと選んだのがこのお召です。
もうひとつ、椿の帯留めを使ってみたかったので(これもお初♪)
帯の前面にもろうけつ染めの柄が来るべきところを、
裏の無地になるように締めました。
その方がすっきりとして、椿もきれいに映えるかな、と思ったので。
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今ごろの季節限定の椿。
なんとも味わいがあって、ひとめぼれしたものですが、
ようやく登場してもらえました。
けれども、帯にはいつも以上に悪戦苦闘し、
おけいこに出かける時は惨憺たるありさまでした;;
鹿さんの柄をうまく出すとかいう以前に、
帯枕はうまく上がらないし、お太鼓はゆがむし、
たれが長くて納めるのに苦労するし、
帯留めの椿はさかさまになってしまうし。。。
よくもまあ、これだけ難関があるものです。
おまけに、
必死にがんばりすぎたせいか気分がわるくなってしまい、
着付けを何とか終えたあと、このままおけいこをお休みしようかと思ったほど。
血圧がビックリするほど上がっていました。。。
時間いっぱい安静に休んで、
まあ大丈夫でしょうと出かけました。
おけいこは、ぶじ元気に参加することができました。
先日着た水仙の柄の着物と同じような系統の色に思えますが、 ↓
水仙の方は赤紫がまさっている感じ。
今回着たお召は、それより少し赤茶っぽいように感じます。
布地の質や、柄によっても雰囲気が変わりますね。
合わせる帯や小物によって、またさらに。
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そしてもうひとつ、
同じようなえんじ色のお召を、母は持っていました。
こんな感じの色の着物が好きだったのかな??
コレです(昨年の1月に、おけいこで着ました) ↓
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かく言う私も、一見ハデに思えるこの色みが
着ていて不思議に気にならず、落ち着くのです。
母が着ていたから、というのもあるのでしょうけど。。。
洋服だと、ちょっと気後れしそうな色ですが、
着物だと少々派手な色でも、大胆な柄でも、
あまり気にならないのが不思議です。
若い頃から着物をよく着ていたのに、
帯留めを使うことはなかった(と思われる)母ですが、
まだ着物を着るようになってまもない娘の私は、
帯留めの楽しみにまで手を染めてしまって。。。
気軽に買えるものから、
ちょっとがんばれば買える、というものや、
手持ちのブローチや箸置きを使うこともあったり、
自分の身の丈に合うかたちで楽しんでいるつもりですが、
それでも、ぜいたくをさせてもらっているなあと思います。
今回はこの着物を着たいなあ、
もしくは
この帯を締めたいなあ、
から始まって、
半襟や帯揚げ、帯締めなど合わせる小物を考えるところから、
着物を着る楽しみはもう始まっています。
母がのこしてくれた着物も、
ご縁あって新たに仲間入りした着物も、
これからたくさん着て楽しみたいと思います。
すったもんだしながらでも。
人が着た途端生き生きする着物 さくら
旧暦では啓蟄の初候、
「蟄虫戸を啓く(すごもりむしのとをひらく)」
です。
啓蟄とは、陽気に誘われ、土の中の虫が動きだすころのこと。
ひと雨ごとに春が進んでいくのを感じる、そんな季節ですね。
蟄虫戸を啓く とは、
冬ごもりしていた虫が、姿を現し始めるころ。
虫ばかりでなく、さまざまな生きものの、目覚めの季節です。
先日の着物のおけいこでは、母のえんじ色のお召を。
(かなり着込んでいた様子で汚れもありますが、まあこれくらいいいかと。
私の記憶にはないのですが、母が若い頃には何度も着ていたようです)
なんの柄でしょうね、これ。
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ろうけつ染めの鹿柄の帯は、手ごろなお値段で買えたもの。
鹿さんの柄を、お太鼓にうまく出すことがだいじな課題^^
これをお初で締めてみたくて、合いそうだなと選んだのがこのお召です。
もうひとつ、椿の帯留めを使ってみたかったので(これもお初♪)
帯の前面にもろうけつ染めの柄が来るべきところを、
裏の無地になるように締めました。
その方がすっきりとして、椿もきれいに映えるかな、と思ったので。
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今ごろの季節限定の椿。
なんとも味わいがあって、ひとめぼれしたものですが、
ようやく登場してもらえました。
けれども、帯にはいつも以上に悪戦苦闘し、
おけいこに出かける時は惨憺たるありさまでした;;
鹿さんの柄をうまく出すとかいう以前に、
帯枕はうまく上がらないし、お太鼓はゆがむし、
たれが長くて納めるのに苦労するし、
帯留めの椿はさかさまになってしまうし。。。
よくもまあ、これだけ難関があるものです。
おまけに、
必死にがんばりすぎたせいか気分がわるくなってしまい、
着付けを何とか終えたあと、このままおけいこをお休みしようかと思ったほど。
血圧がビックリするほど上がっていました。。。
時間いっぱい安静に休んで、
まあ大丈夫でしょうと出かけました。
おけいこは、ぶじ元気に参加することができました。
先日着た水仙の柄の着物と同じような系統の色に思えますが、 ↓
水仙の方は赤紫がまさっている感じ。
今回着たお召は、それより少し赤茶っぽいように感じます。
布地の質や、柄によっても雰囲気が変わりますね。
合わせる帯や小物によって、またさらに。
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そしてもうひとつ、
同じようなえんじ色のお召を、母は持っていました。
こんな感じの色の着物が好きだったのかな??
コレです(昨年の1月に、おけいこで着ました) ↓
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かく言う私も、一見ハデに思えるこの色みが
着ていて不思議に気にならず、落ち着くのです。
母が着ていたから、というのもあるのでしょうけど。。。
洋服だと、ちょっと気後れしそうな色ですが、
着物だと少々派手な色でも、大胆な柄でも、
あまり気にならないのが不思議です。
若い頃から着物をよく着ていたのに、
帯留めを使うことはなかった(と思われる)母ですが、
まだ着物を着るようになってまもない娘の私は、
帯留めの楽しみにまで手を染めてしまって。。。
気軽に買えるものから、
ちょっとがんばれば買える、というものや、
手持ちのブローチや箸置きを使うこともあったり、
自分の身の丈に合うかたちで楽しんでいるつもりですが、
それでも、ぜいたくをさせてもらっているなあと思います。
今回はこの着物を着たいなあ、
もしくは
この帯を締めたいなあ、
から始まって、
半襟や帯揚げ、帯締めなど合わせる小物を考えるところから、
着物を着る楽しみはもう始まっています。
母がのこしてくれた着物も、
ご縁あって新たに仲間入りした着物も、
これからたくさん着て楽しみたいと思います。
すったもんだしながらでも。
人が着た途端生き生きする着物 さくら
さくらさんのお母様はほんとにお洒落ですね♪
鹿さんの帯、ちょっと異国情緒で不思議な絵☆
素敵ですねえ・・・(ため息)
着るのに苦労されて、お体、大丈夫でしたか!?
(見せていただけてラッキ~でしたけど!)
こちら、きょうは陽気が良くて山裾の遊歩道に行ってきました。
今年90歳になる奥様(気さくなかたで)と共に歩けてよかったです♪
玄関のヤモリンは2匹に増えてましたw
いつもこんな拙いありさまを見ていただき恐縮です;
この着物は、母が着ていた中でもかなり古いものですが、
今回初めて着ることができました。
ろうけつ染めの独特の風合いが個性的な帯ですが、
鹿や鳥の柄のせいか、抵抗なく(というか気に入って♪)もとめました。
らくらくと、すんなり着られるようになるのはいつのことでしょうねえ^^;
体調は、おかげさまで、あとはなんともなかったです。
昨日の日中は、今年いちばんの暖かさだと感じました。
90歳になる奥さまとともに、歩かれましたか。
よい時間を過ごされたのですね。
ヤモリンもお仲間ができて、さびしくないですね^^