新暦の、およそ4月20日~24日ごろの今の時期は
旧暦では穀雨の初候、
「葭始めて生ず(あしはじめてしょうず)」
です。
穀雨とは、
たくさんの穀物をうるおす春の雨が降るころのこと。
この季節の終わりには、夏のはじまりを告げる八十八夜が訪れます。
葭始めて生ず とは、
水辺の葦が芽を吹きはじめるころ。
葦とはイネ科の多年草で、
夏には背を伸ばし、秋には金色の穂が風になびきます。
「葦(あし)」が「悪し」に通ずることを避け、
しばしば「ヨシ」とも呼ばれるとか。
先日、ご招待券をいただき、文楽を鑑賞してきました。
生まれてからずっと大阪に住んでいますが
(今は兵庫県在住ですが、地域としてはほとんど大阪)
文楽劇場に行くのは初めて。
昨年、鳴門の友人を訪ねたとき
これまた初めて人形浄瑠璃を鑑賞したのですが、
いつか文楽にも行ってみたいなと思っていたところでした。
実は、昨年秋におでかけする予定だったのです。
それは、私が自転車に追突されるという事故に遭った翌々日に
予定されていた、着物でおでかけする会のイベント。
その日の文楽鑑賞を楽しみにしていたのですが、
当然泣く泣くキャンセル。
まあ、また機会もあるでしょう。。。
と思っていたら、
こんなに早い時期にその機会に恵まれました。
着物教室のおかみさんが、
「ご招待券をいただいたけれど、私は行けないので
よかったら行ってらっしゃい」
と、お仲間さんとふたりで行けるチケットをくださったのでした。
ありがたくそのご招待を受け、おでかけしました。
電車で大阪方面へ出かけるのも久しぶり。
演目は「曽根崎心中」。
曽根崎通りやお初天神など、
子どもの頃から何度も訪ねて親しんでいる場所ですが、
そのゆかりの有名な演目については
鑑賞したことがなく、知識もほとんどなく…
今回はいろいろ勉強させていただきました。
人形遣い、太夫、三味線の、息の合ったわざにより
人形にたましいが吹き込まれる伝統芸能。
引き込まれてしまいました。
風が強い日でしたが、気温は高く日中は暑かったです。
母の単衣の紬を着ました。
落ち着いた赤で、気後れすることなくすんなり着られる着物です。
帯は私が買ったもので、これも紬。 ↓
梅田の阪急(百貨店)地下でお弁当を買って行きました。
おいしかった~♪ ↓
お弁当を前に、うれしそうな顔!
お酒がないのが残念?? ↓
おまけ。。。
買ってからしばらくになりますが、
ようやく今回お初で身につけた月兎の帯留め。輪島塗だそう。
細い帯締めの、黒と赤を2本使いにしました。 ↓
ちょうど今年は、
近松門左衛門の300回忌だそうです。
うちから、行こうと思えばすぐ足をのばせるところに
近松門左衛門の墓所(広済寺)と、
隣接した「近松公園」
があるのですが、こちらもお参りしたことがないので
これを機会に、近々訪ねてみたいと思います。
人形にいのち吹き込むわざの冴え さくら
旧暦では穀雨の初候、
「葭始めて生ず(あしはじめてしょうず)」
です。
穀雨とは、
たくさんの穀物をうるおす春の雨が降るころのこと。
この季節の終わりには、夏のはじまりを告げる八十八夜が訪れます。
葭始めて生ず とは、
水辺の葦が芽を吹きはじめるころ。
葦とはイネ科の多年草で、
夏には背を伸ばし、秋には金色の穂が風になびきます。
「葦(あし)」が「悪し」に通ずることを避け、
しばしば「ヨシ」とも呼ばれるとか。
先日、ご招待券をいただき、文楽を鑑賞してきました。
生まれてからずっと大阪に住んでいますが
(今は兵庫県在住ですが、地域としてはほとんど大阪)
文楽劇場に行くのは初めて。
昨年、鳴門の友人を訪ねたとき
これまた初めて人形浄瑠璃を鑑賞したのですが、
いつか文楽にも行ってみたいなと思っていたところでした。
実は、昨年秋におでかけする予定だったのです。
それは、私が自転車に追突されるという事故に遭った翌々日に
予定されていた、着物でおでかけする会のイベント。
その日の文楽鑑賞を楽しみにしていたのですが、
当然泣く泣くキャンセル。
まあ、また機会もあるでしょう。。。
と思っていたら、
こんなに早い時期にその機会に恵まれました。
着物教室のおかみさんが、
「ご招待券をいただいたけれど、私は行けないので
よかったら行ってらっしゃい」
と、お仲間さんとふたりで行けるチケットをくださったのでした。
ありがたくそのご招待を受け、おでかけしました。
電車で大阪方面へ出かけるのも久しぶり。
演目は「曽根崎心中」。
曽根崎通りやお初天神など、
子どもの頃から何度も訪ねて親しんでいる場所ですが、
そのゆかりの有名な演目については
鑑賞したことがなく、知識もほとんどなく…
今回はいろいろ勉強させていただきました。
人形遣い、太夫、三味線の、息の合ったわざにより
人形にたましいが吹き込まれる伝統芸能。
引き込まれてしまいました。
風が強い日でしたが、気温は高く日中は暑かったです。
母の単衣の紬を着ました。
落ち着いた赤で、気後れすることなくすんなり着られる着物です。
帯は私が買ったもので、これも紬。 ↓
梅田の阪急(百貨店)地下でお弁当を買って行きました。
おいしかった~♪ ↓
お弁当を前に、うれしそうな顔!
お酒がないのが残念?? ↓
おまけ。。。
買ってからしばらくになりますが、
ようやく今回お初で身につけた月兎の帯留め。輪島塗だそう。
細い帯締めの、黒と赤を2本使いにしました。 ↓
ちょうど今年は、
近松門左衛門の300回忌だそうです。
うちから、行こうと思えばすぐ足をのばせるところに
近松門左衛門の墓所(広済寺)と、
隣接した「近松公園」
があるのですが、こちらもお参りしたことがないので
これを機会に、近々訪ねてみたいと思います。
人形にいのち吹き込むわざの冴え さくら
私、20〜30代は大阪に住んでおりまして。その時のお客様に某歌劇団の上層の方が私を気に入ってくれて、『若いうちにホンモノを観なさい』と色んなところへ連れて行ってもらいました。歌劇、落語、能楽雅楽、美術、浄瑠璃、歌舞伎などなど。
若いうちにだったので、全く興味を持てなかったってのが正直なところなんですが😓
今考えると、いい経験させてもらったなと思います。やっぱり実際に自分の目で観ないと分からないですからね🐴
大阪に住んでおられたこともあるのですね。
それはいい経験をされましたね。
よほど関心でもなければ、なかなかみずから進んで伝統芸能や芸術に触れる機会は、
ことに若い頃には得にくいでしょうから。
その時には興味が持てなくても、あとあと面白くなるかもしれませんし、
それっきりになったとしても、
「みたことがある」「行ったことがある」
のと、
「知識として、こういうものだと知っている」
というのとは天地の開きがあると思います。
風月さんのおっしゃるように、自分の目で観ないと…ですね~^^
経験不足の私は、遅ればせながらでも、これからいろいろ見聞を広めたいと思います。
素敵なお着物で文楽鑑賞なんて素晴らしいなあ・・・
お弁当を前にした写真では帯が他の布で隠れてるのですか?
月兎さんの帯留めかわいいですね♪
いろいろ見せてくださってありがとうございます!
文楽と人形浄瑠璃の違いがわからなかったので検索してみました。
文楽は「人形浄瑠璃文楽」だったんですね~(驚)
人形浄瑠璃のひとつの形で大阪で生まれたもの、
文楽人形のほうが小さい、
(カシラの大きさが6寸に対し4寸)
などの違いがあるんですね、勉強になりました!
鳴門で私が初めて鑑賞した阿波人形浄瑠璃は、
野外で演じられることが多かったということで、
この「農村舞台」で映えるよう、文楽とくらべて
ひと回りもふた回りも大きく、
また光沢のある塗りの人形が使われ、大きな振りで演じられるようです。
(衣装もより派手??)
室内の劇場では、照明などの演出もできますが、野外ではより工夫が必要だったのでしょうね。
はい、お弁当を前にした写真では、帯に手拭いをはさんでいたので
すっかり帯が覆われていますね。
月兎さんの帯留めは、特にお気に入りのひとつです♪