(ふるさと国府でも、コウノトリが普通に見られるようになりました)
府中小学校の北幹線沿いに、三羽のコウノトリは田で遊ぶ
最近は、ふるさと国府のわが店の、ほんの近くの周辺で、コウノトリをよ~く見かけるようになりました。
土居の井堰の円山川で、3羽も4羽もの遊ぶ姿を見かけます。
最近は、店のほんの近くの府中新あたり、北幹線沿いの田んぼで、三羽のコウノトリが仲良くそろって、エサを探して遊んでいる姿をよく見かけます。
コウノトリは、豊岡市の周囲の田や野に山に、おおよそ100羽くらいが野生に放されていまして、車で走っていますと時には目の前を、大きな羽を広げて飛び立つ姿を見かけます。時には、円山川の蓼川大橋あたりで、10羽近いコウノトリが川原で遊んでいる事もあります。
ちょっと昔は、豊岡のコウノトリって全国にその名も轟かしていましても、滅多に姿を見かけることはありませんでした。
でも、最近は違います。
「コウノトリ翔けるふるさと豊岡」のその名のとおり、あっちこっちどこでも普通に見かけるようになりました。
私の亡くなった母と同級生であった誼でしょうか、菅村驛一さんの本が我が家には何冊か残してあります。(母が生前、菅村驛一さんが九州から訪ねてこられ、本を置いて帰られた)
菅村さんが国府の地、母と同郷の府市場に住んでおられた7,80年前の頃は、野生のコウノトリもたくさん飛んでいたでしょう。
それから、絶滅、繁殖、野生復帰と年月経って、今ではふるさと豊岡、ふるさと国府に普通に飛んでいる姿を見かけるようになりました。
菅村驛一さんの昭和30年頃の著書、「続・匂うふるさと」に、「里ことば」と題してこんな話が載ってます。
《石川啄木の歌に “ふるさとの訛りなつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく” というのがあります。わたしも30年ほど前に帰省の途次、播但線で和田山まで来た時、乗客たちの但馬(たじま)なまりが耳に入り、あこがれの故郷に帰ったうれしさと、里ことばのなつかしさを体験したものです。
九州伊万里に在住して三十数年、当初何気なく話していたことばが、但馬の方言であることに気付いたり、伊万里ことばが理解できず困ったりしました。今ではすっかり、自信がついたつもりでいるのですが、それでも、「あなたは、生粋の伊万里っ子じゃなかとでしょ」と見抜かれます。生まれながらに身に付いたことばは、どこに住んでも生涯まつわることを、つくづく感じました。
・・・・・中略・・・・・国府地方にあった里ことばを少し書いてみます。》と書いてあります。
ふるさと豊岡、あるいは、ふるさと国府をあとにして大阪に東京に出ている皆も同じでしょうね。菅村さんの本に載っています「ふるさと国府の里ことば」を書いてみますねなつかしいですね。
へしこ(魚のぬか漬け)
ななめ(やつめうなぎ)
よめさん(ねずみ)
ええもん(おやつ)
ながたん(菜切り包丁)
せっかい(さじ)
そうけ(竹製の入れ物)
びゃーた(割り木)
いまき(女の腰まき)
どうぶく(ねんねこ)
ちょかぼう(鳥打帽子)
さんがち(竹馬)
もんずき(おむつ)
しっこ(小便)
うんこ(大便)
ひこ(余分)
ぎゃーき(風邪)
はーたれ(ばか)
きつい(窮屈)
えりゃー(苦しい)
ええ(良い)
いけん(悪い)
どもならず(わんぱく)
いんじょかん(内気)
あきゃーへん(だめ)
しゃまーまげる(さし出る)
へー(子供語「ご免ください」)
おしみゃーんされ(今晩は)
どでゃー(なにしろ)
げなーで(らしいです)
いいなった(言われた)
きにゃー(来なさい)
おくれんされ(ください)
いかーな(行きましょうか)
なーア(例、それからなーア)
なつかしい、とてもなつかしい国府の里のことばです。
《ふるさとの 昔なつかし 里ことば》