上手(じょうず)言って~、

2014年08月27日 | お客さま




 楽(たの)しみは   金はいらんと  ばあちゃんに  顔を見たいと  冗談言うとき



一人暮らしの、ばあちゃんちの話。

「駐在さんが、変な電話がかかってきたら、電話番号記録しておきなさい」って、

「なのに、この電話器は電話番号が出ないの」、
「教えて~」と依頼です。

『着信メモリーのボタンを押します。
次にF1ボタンを押すの』と、もう何回もです。ばあちゃんに説明しますね使い方3回目です。

『この紙に、
1.着信メモリー、
2.F1ボタンって書いてるでしょう』と、

壁の貼り紙指さしますね。

説明を聞いている間に、こそっと何やら品物差し出します。

「電気屋さん、布団乾燥機動かないの。
布団屋さんから買ったのよ」とおっしゃいますね。

電話の次は、布団屋さんの布団乾燥機です。

「ハイこれはね、このスイッチが切りになっています。
安全ブレーカーって言うものなの」と、ほんの5秒で直ります。

「電気屋さんありがとう。
出張料を払わせてもらいますや~な、取っといておくれんしゃ~な」、

『ええよ、腕の骨を折って明日は病院で手術ってなばあちゃんから、お金なんか貰えませんよ』、

『お金はいらんよ、
ばあちゃんの笑顔を見せてもらっただけでいいよ』と言います。

ばあちゃんは、
「いつも上手(じょうず)ばっかり言って、あんたは偉いわ。

人の喜ばせることばっかり言って、上手いわあんたわ」と、冗談本気にしてますね。







伝統行事

2014年08月27日 | お客さま



 楽(たの)しみは   愛宕祭りに  ばば焼きに  ふるさと行事  褒め話すとき



アンテナ工事を終えて、
コーヒー頂きながらお話しします。

「日曜日、雨の中の愛宕神社に行ったのよ」、
「餅まきの景品いただいて、ちょっと早めに帰ったの」とお客さま。

『雨でしたね。私は家内と一緒に火祭りの火振りの行事、最後まで見ましたよ』とこたえます。

「神社なんかの、有名な行事を抱える地区の皆さんは、準備や当日の日役や大変ですよ」、
「そうそう、ご時世は由緒ある行事でも日曜日にしますね。勤めている人の日役大変だものね」と、ご苦労さんを話されます。

私は、『国府の松岡、ここのばば焼き祭りなんかは、必ず4月14日なんですよ。
ばば焼きの準備なんてとても大変なのに、平日なんですよ』と話します。

お客さまは、
「ばば焼きってどんな行事?」とお聞きになるものですから、

『ばば焼きって奇祭はね、
承久の変で、後鳥羽上皇がどうのこうの、

雅成親王が豊岡に流されたの、

春の4月14日に、親王のお妃さまが意地悪なおばあさんに騙されて、蓼川(円山川)に身を投げたの・・・・・・・』と、延々お話しいたします。

ふるさとの伝統行事のその由縁や、
行事を守り受け継ぐ地元の人達の、ご苦労を褒めながら話します。