
「完全黙秘」 濱 嘉之著 (文春文庫) 定価:657円
この著者の作品は初めてであった。
そして、本のタイトル「完全黙秘」に先ず惹かれた。
帯の宣伝文句、
“これがリアルな公安捜査だ
公安部出身作家 濱嘉之
待望の新シリーズ!”
続いて、帯の裏の宣伝文句、
“財務大臣がパーティー会場で刺殺された。
現行犯逮捕された男は「完全黙秘」。
警察庁長官の特命により捜査にあたる警視庁公安部・青山望は、
部内の膨大な資料から類似の完黙事件を知るーーー。
福岡、京都、歌舞伎町、そして永田町。
青山は刑事部、組対部の同期と連携しながら捜査を進めるうちに、
政治家と暴力団、芸能界が絡み合う壮大な<戦後の闇>に突き当たる。
警視庁公安部、内閣情報調査室出身の著者だから描ける
リアルな捜査シーン、情報戦の実態ーーー
迫真の新シリーズ第一弾!”
この帯の宣伝文句で、この本の内容と魅力が上手く宣伝されていた。
この本は、
著者が警視庁公安部の出身であり、
警察組織の複雑な部署名・役職名と上下関係の厳しさなど
の詳しさが印象的だった。