初狩
とまりぎ
JR中央線の場合は大月駅の一つ先が初狩駅で、昔のスイッチバックに使った線路が残っている。笹子トンネルへ上るまでの急勾配が、昔の蒸気機関車では登ることができなかったことの名残だ。
高速道路の初狩パーキングから初狩駅方面を見ると、山と山の間にトンネルか防音壁のようなものができている。
いつからできたのかわからないが、このあたりはリニアモーターの実験線の延長上にあるのではないだろうか。
とすれば、この中を通るのだろう。
その左側の山は高川山で、手前側の山肌は削られている。
石灰石の採掘場なのだろう。
下の方には砕石工場がある。
(以下は回想である)
とまりぎの旅で、初狩駅から歩いて真木温泉へ行くときにこの工場へ入ったことがある。
工場の下にはJRの線路があってその下には畑が続き、笹子川でさえぎられているため国道20号へ行かれないから入ってしまったのだ。
工場の人にはここは通れないと注意されたが、結果は通り抜けて橋を渡って国道へ出た。
雨の日で、国道沿いの「いなだや食堂」に入って昼食にしたことを覚えている。
雨が止むのを待っていたが、なかなか止まないので店の人に電話してもらって真木温泉の車が迎えに来て助かったことがあった。
翌日は、宿の向いにある建物で名水で淹れたコーヒーを飲ませてもらった。