今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

1日詣り

2011年12月01日 | 「田舎の行事」のひきだし
いよいよ今日から12月、カレンダーも一枚となり頼りなげに壁に掛かっています。
私のところでは、毎月1日と16日に町内の神社に、朝お参りに行きますが、12月の1日には、御供(ごく)さんのお下がりというのをいただきます。

その年の秋に収穫したお米を、前もって神主さんに届けておくと神主さんが11月の30日の夜そのお米を炊いて、丸い筒で型を抜いて神様に御供えし、朝お参りした順番にそれをいただくというものです。

以前はお参りに来られない家に後から配ったものですが、今はどうでしょう。配るのが結構手間なので、事前にお知らせ下さいます。


朝食の時に、家族で分けていただきます。


例によって詳しいいわれはわかりませんが、秋の豊作のお礼ですとか、一年の無事のお礼ですとか、そういう意味合いなのかなと思います。
神主さんは一年交替で、この日をもってお役目終了となります。一年間の大役を無事終えてやれやれというところです。
                        

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我が家のおしょらいさん、もう帰られましたけど。

2011年08月18日 | 「田舎の行事」のひきだし
今年は五山の送り火の薪の件で、ごたつきましたけどお盆も終わってしまいました。
なのに今頃お盆ネタ(__;) ちょっとパソコンのトラブルで今頃に。

私の地方ではお盆に帰ってくるご先祖様のことを、「おしょらいさん」とか「しょうらいさん」と呼びます。
たぶん精霊がなまったものだと思われます。

13日の夕方お寺に迎えに行って、14日の夜まず近くの川に送っていって、15日の朝お寺詣りをすませて、残っておられる方をお墓まで送っていきます。

9日のお墓参りを皮切りに23日の地蔵盆まで、仏壇の火は灯しておきます(電気ですけど)道中暗いといけませんからね。

おしょらいさんが帰っておられる間は、食事のお世話やら、念仏をあげたり、おしょらいさんの事だけをしていたらよい。と教わりました。その昔、帰っておられるのに放っておいて、畑で仕事をしていて家に戻ってみると、寝かしておいた赤ん坊が血だらけになって泣いていた・・・という話があったということです。怒ったおしょらいさんの仕業だと。こわっ!!


それではおしょらいさんの食事メニューです。

                                                                                                     

「しんこ」と呼ぶおだんごを御供えしてお迎えします。麻殻の箸がばらばら(__;)


明くる朝の朝食、ぼたもち。朝から作りました。口直しにきゅうりの浅漬けを添えて。


昼食はさっぱりそうめん。具は畑で採れたもの、茄子と新里芋。


夕食は白いごはん。おかずは味噌汁と、野菜の和え物。


夜食にあんこもちを召し上がります。やっぱりきゅうりの浅漬けと。
そして、白い丸餅をお土産に持って帰られます。

昔は食材とかもっと詳しく、きちんと決まっていたらしいですが、今はあるもので作っています。
決まり事は、魚、肉を使わないということです。
しかし、お餅が好きなんですね~  ほとんどお餅。
食事を御供えしたら、その都度お経をあげます。最後は御詠歌でお送りするのですが、これが長い・・・・
私が生前知っているおしょらいさんはおふたり、ずっと一緒に暮らしていた人をこうしてお迎えして、まつるのは少し不思議な気持ちです。満足して帰っていただけましたでしょうか。

   本日の一句     1年分 お経唱えて 盆終わる






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津島いさめ

2011年08月11日 | 「田舎の行事」のひきだし
立秋とは名ばかりで、毎日この夏の最高気温を更新しています。平熱よりも高いです。びっくりします。

そんなこの頃ですが、9日は「津島いさめ」という行事がありました。
夕方になると、各家庭では野菜で作った動物を持って、神社に納めに行きます。野菜で作った動物というと、お盆にご先祖様がそれに乗って帰ってこられる、あれを思いますが、この日は神社に持って行くので、それとは違うと思われます。
ってすごくいいかげんですが、由来であるとか、いわれなど家の者に聞いても、誰も正確なことは知らないのです。

「昔からしてるから・・・」とみんな変に威張っていうのです。
私が思いますに、津島さんというのは、津島神社の事だと思うんですね。「いさめ」というのは辞書を引くと慰めるという意味があります。津島神社にまつられている神様をお慰めする行事となりましょう。

昔は、この日は夜には映画を上映したり、カラオケ大会をしたり、一種の夏祭りのように大変盛大にされていたようですが、今は御供えをする家も少なくなって、神主さんが祝詞をあげたあと、関係者の方々が、静かにお酒を酌み交わしたりされるだけです。



我が家の作品。今年はブルーベリーという珍しいアイテムがポイントです。ワニともう一匹は・・・???
必ずろうそくが立つようにします。



皆さんの作品。似たり寄ったりですかね。

この日はお墓参りもしました。
いよいよお盆のはじまりです。


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おまじない。七夕のあじさい。

2011年07月07日 | 「田舎の行事」のひきだし
あいにくの雨降りですが、今日は七夕。
七夕の日にあじさいを採ってきておトイレに飾っておくと、一年間「下の病気に罹らない」といわれています。

どういういわれや根拠があるのか、よくわかりませんが里の母が昔からやっていましたので、いつからか私も恒例にやってます。

今日はうっかり忘れていましたら、父が「ほれっ」と採ってきてくれました。
ありがたいことです。そういう私も娘の家の分も作ってやるのですが・・・・順送りですね。




先に陰干しをして、ドライフラワーのようにしてからトイレに飾ります。

いつか京都の個人医院のトイレにも同じようにあじさいが飾ってあって、お医者様でもこんなおまじないされるんだ~とおかしかったです。

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榊もやっぱり国産。

2011年06月15日 | 「田舎の行事」のひきだし

毎月1日と16日は朝、氏神様にお参りに行きます。
それに合わせて家の神様に榊を御供えします。最近は榊も輸入物が増えてきて、国産を探すのが大変です。
このスーパーは国産を置いているので、少し遠いですが今朝も買ってきました。前は産地が表示してありましたが今は「国産」とだけ・・・

私は買った榊をさらにばらして組み直します。
経済的理由だけではなくて、花筒が小さいからです(^^ゞ
組み直して切り口をカットすることで花保ちもいいようです。
今は新芽の時期で、すぐにダメになってしまいますが、これも四季のある国産だからこそ、と納得しています。

ブログ開設、第一回目の記念すべき記事・・・・なんて地味なの(・_・、)
コメント (2)
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