今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

よくわかる新田次郎

2012年11月24日 | 「本」のひきだし

ブクログより


どの本がきっかけだっただろうか・・・
一昔前、新田次郎の山岳小説を片っ端から読んだ。

その中で山の名前や、専門用語や技術などをおぼえた。
小説の中に入り込んで、自分も風雪にさらされたり、岩壁で一夜を明かしたりして、山ってすごいなあといつもため息をついて本を閉じたものだった。そういう知識や高度な技術とはぜんぜん無縁の山を、この頃歩くようになったけれど、歩いていて時々、昔読んだ内容がふと浮かんでくるときがある。

亡くなられたときは、「あ~もう新しい山岳小説が読めなくなる・・・」と大層なショックを受けた。

本文の最後に、小説に登場する山のベストテンが載っていて、1位富士山、2位谷川岳、3位八ヶ岳・・・以下続いて小説通りの行程まで載っている。いずれもちょっとやそっとに行ける行程ではないが、いつか新田さんを偲んで行ってみたい。




よくわかる新田次郎
    山を描ききった作家の肖像 / 山と渓谷社・編

★★★★☆

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一三仏岩戸山から瓦屋寺

2012年11月22日 | 「山」のひきだし
久しぶりにチビちゃん連れ山歩きです。
天気が怪しいので、近くで手近に歩ける山、去年の秋には、一三仏岩戸山から太郎坊へ下りましたが、今日はもう少し足を延ばして瓦屋寺まで行きます。

一三仏入り口には、昨年にはなかった猪よけの柵が設けられていました。



曇りで薄暗い竹林の石段を進みます。


両脇に並ぶお地蔵さんや石仏を見ながら歩いていると、先月妹ができたお兄ちゃんが、赤ちゃんを抱いたお地蔵さんを見つけて、手を合わせて行きました。



子安地蔵様



きれいな紅葉の中を。


ようやく石段が終わると、目の前にど~んと岩戸山があらわれます。




岩場も少し出てきます。


岩戸山の展望。安土や野洲方面、新幹線が走っていました。

登り切ると、しばらく気持ちのいい尾根歩きです。第一のピークは小脇山。
ここで小雨が降ってきました。休憩したいところですが、お菓子とお茶を飲んで、先を急ぎます。

少し下って、少し登ると次のピーク、箕作山です。
ちょっと日差しも出てきたので、ここでお昼にします。支度をしていると、次から次から人がやってきて、頂上は大賑わいになりました。隣の方に「ツアーかなにかイベントですか?」と聞きましたら、皆さん別々のグループだそうで、びっくりしました。 たいていは夫婦連れと思われ、2台の車で来られているようでした。


箕作山頂上、晴れ間も見えていい景色。

お昼を食べて、太郎坊山へ向かっているとまたまた空が暗くなってきました。そうそうに引き返し、瓦屋寺へ向かいます。
結構距離があるのかと思っていましたがすぐつきました。

わ~すばらしい紅葉です。今年一番かもしれません。





すぐ掃除をしないで残しておくのもいいなぁ。

ゆっくり散策をして、帰りは長いなが~い石段を下りますが、この石段きれいに苔むしてつるつるでとっても歩きにくい。
本日一番の難関でした。



延々と続く石段。

下りたら迎えに来てもらうつもりだったのですが、もうついでだからと家まで歩いて帰ることにしました。
歩いていると、北の方角に完全な半円の虹が・・・虹を見ながら無事家まで帰りました。

チビちゃん達もよく歩いたし、きれいな紅葉も見られて結構な一日でした。



平成24年11月18日(日)曇り一時雨

 一三仏岩戸山(9時30分)~ 小脇山(37*m)~箕作山(373.5m)~太郎坊山(350m)~瓦屋寺~自宅(2時45分)

                                            約8.5km












コメント (2)
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殉愛 原節子と小津安二郎

2012年11月17日 | 「本」のひきだし

ブクログより


女優、原節子と映画監督、小津安二郎。

何の障害もなかったのに、ふたりとも独身を通した。お互いの感情が愛情だったのかどうかもわからないけれど、小津監督に愛情がなければ、原節子三部作品に登場する、「秋子」や「紀子」は生まれなかったであろうと著者は言う。

小津監督の言う「美しいものは、美しいところだけを見ていたい。」とは結婚してしまうことにより、今まで見えていなかったところまで見てしまうことで幻滅するのなら、今のままいつも美しいところだけ見ていたい、ということだろうか。

また原節子は映画の中で「私、今のままがいいの」 「(結婚は)やっぱりよすわ」とまるで実生活にもあてはまる台詞を言っている。(小津監督が言わせているのだけれど)

まあ、こういう問題は周りがとやかく言うものではないが、謎の多い二人に興味は尽きないのである。





殉愛 原節子と小津安二郎 / 西村雄一郎
★★★★☆
コメント (4)
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図書ボランティア

2012年11月16日 | 「図書ボランティア」のひきだし
一年生の本読みは、ボランティアの人数の関係で、自分ちの子供のクラス以外にも読みに行きます。

2学期のローテーションを組むときにリーダーさんから「2週続いて入ってもらってもいいですか?」と言われ「いいですけど、本選びがたいへんですねぇ」というと「クラスが違いますから、同じ本を読んでもらっていいですよ」といわれ、あ~そうか~と納得。

というわけで、先週は2組、今週は1組に読みに行ってきました。




ブクログより


森の中で、おじいさんが手袋を片方落としました。
動物たちが、次々とあらわれて、そのなかにもぐりこみます。
かえるに、うさぎに、ねずみに、きつねに、いのししに、クマまで・・・
てぶくろをひろいにおじいさんが戻ってみると・・・

ありえないけれど、空想がひろがる楽しいお話です。




ブクログより


森で仕事をしている、お父さんに子ぐまがおべんとうを届ける道々で出会ったお友達や、出来事を楽しく話ながらお父さんとお弁当を食べて、枯れ葉のお布団でお昼寝。

秋の森の日向のにおいが伝わってくるような、今の季節にぴったりの一冊。



ブクログより


ある日ぼうやはわごむがどのくらいのびるか、試してみました。
ベッドの端にわごむを引っかけて、外へ出かけます。
自転車に乗って、バスに乗って、船に乗って・・・

子供達は、「え~~」「わ~~」と半信半疑の声を上げながら、楽しく聞いてくれました。
さて、わごむはどのくらいのびたのかしら?


2週目のクラスは子供達の反応もだいたいわかるし、ちょっと余裕が持てていいですね。
逆に反応の悪い本は、次は外したり・・・
だいぶん寒くなってきたので、季節感のあるお話を選びました。


てぶくろ / エウゲーニー・M、ラチョフ

おべんと / 森山京 ・ 片山健 絵

わごむはどこまでのびるかしら / マイク・サーラー






秋もすっかり深まりました。










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名残の秋を探して、鈴北・御池

2012年11月09日 | 「山」のひきだし


皆さんのレポを見せていただいて、山へ行ったつもり秋を満喫のつもり、でしたがやっぱり、つもりはつもり「う~~」

本当はこの日は柿を買いに行く予定でしたが、昨晩からの天気予報を見て、矢も楯もたまらず出かけた約4ヶ月ぶりの山は、鈴鹿山系最高峰、御池です。
11月に入り、朝夕めっきり冷え込み、これならヒルもイルまいと思いますが、それでも用心するに越したことはありませんぞ。

鞍掛トンネルが災害のため通行止め、ということで今回はトンネルの手前から登ります。
7時過ぎでしたが、駐車場には他府県の車がすでに6台ほど駐めてありました、


登り初めはうっそうとした植林帯の中をただ黙々と。


ひとつめの鉄塔に着くと、ようやく片側は自然林となり、ほっとします。



すその方に少し紅葉が残っています。


お天気はよいのですが、紅葉がぜんぜんありません。鞍掛峠まで来ると木々はもう冬木立のような様子です。


落ちていた葉っぱ。

でも落ち葉の中を「シャクシャク・・・」音をたてながら歩くのは実に気持ちのいいものです。
「あ~山にいるぞ~~」と実感するときです。


落ち葉の絨毯。



鈴北直下で振り返ると、目の前に霊仙がど~ん、右に伊吹山も、絶景です。



かわいい落とし物。きっと背負われて来たのね。






御池頂上は静かです。遙かに白い山が、白山?


風もなく穏やかで気持ちいい、奥の平。

奥の平、ボタンブチはたくさんの人が、思い思いにくつろいでおられました。
テントを担いでおられる人がいて、昨晩一泊されたそうで、気温が0度まで下がりました。とおっしゃっていました。ブルッ



本日唯一のお花。



まゆみにしては実が小さい。??赤い実

久々の山歩き、お天気にも恵まれ気持ちの良い一日が過ごせました。
山はもうすぐ冬がやってくるんだろうな。


平成24年11月4日(日)

7時半登山口・・・鞍掛峠・・・鈴北岳・・・御池岳(1247m)・・・奥ノ平・・・ボタンブチ・・・帰路ピストン
登山口 13時45分










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