藤原へフクジュソウの偵察に行きましょう。と乱丸さんから誘っていただきました。
今回は孫太尾根コース、初めてのコースなので一応地図を見てみると・・・かなりのロング、そしてコースタイムが書いていない・・・???
乱丸さんに言いますと昔の地図には載っていないと・・・
登山口はとある墓地の横から、私は本当にいつも感心するのですが、どうしてこんなわかりにくい登山口をみなさんは見つけるのか、ナビに設定するポイントが無いとたどり着けない私です。
最初は樹林帯の中を歩きますが、かなりの急登です。
神社跡
ちょっとひらけてきて、ゴロゴロ石が出てきます。
尾根に出たところで、アマナ発見!よく見るとあちこちに葉っぱが、時期が早いのか時間が早いのか、ほとんどつぼみです。
セツブンソウも出てきました。
花を見つけてちょっと足取りも軽くなった頃、尾根道と谷道の分岐に出ました。5年前にも行かれたという谷道を行くことに、しばらく行くと「道が無い!」と、先頭ののこさんの声。
無残に崩れています。
道なき道を行く。
やっと道らしきところに出ましたが、道と言っても靴が片方やっとおけるほどの幅、獣も嫌がりそうな道。靴を山側に傾けて歩くので足の裏が攣りそうです。花でもあると撮影しながら休憩できるんだけど、それもなしで黙々と歩く、歩く。
いや~初めて見る道標がうれしい。難路・・・か。
このあたりワンゲル部のレースのコースらしくて、看板があります。その看板のあたり・・・
ピカピカ! フクジュソウ・・・時期が早いのか、時間が早いのか、控えめに咲いています。
気を付けてみると、足元にもつぼみがいっぱい。気を付けないと踏んでしまいそう。
これから咲くよ、咲くよ。
セツブンソウもいっぱい。
でもこの場所も結構な傾斜で、気を付けないとずるずる滑ってしまう。目はそこここのフクジュソウにくぎ付けなので、足元を見ていなくて危ない。
もうきりがないよ、と言いながらあっちのがもっときれいな気がしてなかなか先に進めないのでした。
アキレス腱が悲鳴を上げそうな急こう配を登りきると、展望台はもうすぐ。
乗鞍、御嶽、白山、中央アルプスもばっちり。
やれやれ到着。
素晴らしい展望のもと、ランチ、ランチ♪ 登り始めは強風で寒くてどうなることかと思っていましたが、風は弱まり、暖かで気持ちいいです。強風が黄砂もPM2.5も吹き飛ばしてくれたようです。
本日のうどん。自家栽培しいたけたっぷり、鶏うどん。 いつも御馳走様です。
着いたときは、先客おひとりだったのに、続々と山荘から来られます。アイゼンを付けている人も。
後から孫太尾根から来たおじさんは、登山口の墓地までタクシーで来て、帰りは大貝戸へと周回して電車で帰るそうです。う~んそういう手もあるのかぁ。
山荘が見える。
賑わう展望台。
帰りは尾根を下りることに。
わっ!足がすくみそう・・・
名残惜しくて、ちょっと中に入ってみると、やっぱりフクジュソウがピカピカ光ってました。
どうやら登りに見た場所と同じみたい。でも時間がたって暖かくなってきたのかピカピカ・・・
あんなところを下りてきました。
尾根道も結構な勾配ですが、下りははやい。
ブナの変木で遊んで、大笑いしたり。
アマナやセツブンソウが咲いていたあたりに、お兄さんが写真を撮っておられました。「セツブンソウですか?」と声をかけると、「ミスミソウです」と。お~~と我々も足を止めたのでした。
ミスミソウ?スハマソウ?花弁が八重のやら、ピンクのかわいいのやら、ひとしきり撮影。
来るときは気が付かなかった。
セツブンソウの群生地の片隅にあった、三角点。
○○オーレン。
冬の間は、雪遊びばかりですっかりなまった足に活を入れるかのごとくの今回の偵察歩き。
時間も距離もみっちり、花もおなかも大満足、久々の心地よい筋肉痛を味わっております。
いよいよ春本番ですね。
平成26年3月19日(水)晴れ
藤原岳・孫太尾根ピストン 8:30~12:10展望台13:10~16:30下山