今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

抱く女

2017年08月23日 | 「本」のひきだし

ブクログより



「抱かれる女から抱く女に」とウーマンリブ運動が起こり、連合赤軍事件が起き、不穏な時代70年代。

20歳の女子大生直子は、社会に傷つき反発しながらも、ウーマンリブにも学生運動にも違和感を抱き、自分の居場所を求めて常に焦燥感を募らせている。

そのうち兄が学生運動の犠牲になり、直子は新しい恋を見つけて新しい一歩を踏み出し始めた。

なんだ、新しい恋を見つけたと言っても結局、男に振り回されているじゃない。とこの終わり方にはちょっと不満ではあるが、久しぶりに現実味のある目新しいジャンルの話が新鮮だった。

桐野さんの青春時代が多少なりとも反映されているのだろうか。



抱く女 / 桐野夏生
★★★★☆





きつねのおやこ

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今年のお盆は寂しい。

2017年08月17日 | 「田舎の行事」のひきだし
9日から始まった今年のお盆もあと23日の地蔵盆を残すのみとなりました。
毎年言っている気がしますが、やはりお盆のメインはおしょらいさんをお迎えしておもてなす2日間です。




さてその14日、今年の家族は仕事や用事やお出かけなどで、なんと私一人。
しょらいさん対私一人、いや別にいいんですけどね。
用意やこしらえはほとんど私がするんですし、一人でもいいんですけどね、しかし寂しいもんやなぁ、と思って。

その昔は、多い時には嫁いで出た人も帰ってきて、15・6人がわいわいがやがや、小さい子供も一緒にお経を唱えていたものでした。
それが今や一人って・・・
おしょらいさんになった人もおられますが、これが時代の流れなんですかね。




お昼はそうめんをお供えして、私はそうめんチャンプルーを作って一人分の加減がわからず、作りすぎてでももったいないので全部食べて、
普段でもこんな気楽なことはめったにないなぁ、と言いながら昼寝をしました。

夜にはそれぞれ帰ってきた家族とまたひととおりのお経を唱えて、無事帰っていただいたのでした。







今年、春の終わりごろ長さんから頂いて植えておいた苗、きれいな花が咲き実を付けました。


確か、ピーマンと聞いていたのですが・・・色は紫で合っています、ね?


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山の上ホテル 本2冊

2017年08月13日 | 「本」のひきだし

ブクログより


 東京にありながら、軽井沢にいるようなそんな快適な空間を提供するホテル。
 著名人が足繁く通い詰め、数々の名作を生み出したというホテル。

著者は創業者の孫で現在の経営者です。
先代の教えポリーシーを受け継ぎつつ、日々努力邁進されています。
数々の言い伝えられてきたエピソードは多少手前味噌的なものも感じられますが、いつでも常にお客様第一という姿勢はすばらしいです。

建築設計はヴォーリズであることや、その昔は米軍関係の施設であったことから、ドアノブの位置の高さであるとか、当時を偲ばせる内装だとかとても 興味があります。

著名人でもなく、常連さんでもなく、ただの一見さんでも同じもてなしが受けられるのか・・・確認したいところであります。


さらに関連本

同じく

山の上ホテルの流儀の素となった本だと思われます。
同じようなエピソードが出てきます。
常盤晋平さんもかなりのファンだったようですね。


2年ほど前、中島みゆきのコンサートの折、早速宿泊してみました。
ミーハーです・・・
千代田区にあり、最寄り駅は御茶ノ水駅です。駅の後ろに神田川が流れていて都心でありながらほっとするような駅でした。
駅から歩き出すと、沿道にはなぜか楽器屋さんが多かったです。
あたりは大学や、その関係施設が多くそういう加減でしょうか。

だんだん坂道になり、上り詰めた高台にそのホテルはありました。歩いて5・6分です。
とにかく静かな環境です。
普通の部屋でしたが、値段もごく普通で、接客もごく普通で大変結構なホテルでした。
客室数が少ないのがいいと思います。
モーツアルトの部屋も空いていたら見学可能とのことでした。(音響設備を備えた部屋)
近くにあったので部屋の前まで行ってみました。

また宿泊してみたいです。



山の上ホテルの流儀 / 森裕治

山の上ホテル物語  / 常盤新平








今年三度目のヒナたち、ツバメは違うだろうけど。



四羽います、大きくなってすんごく窮屈そう。
巣立ちは間近です。


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黒部の山賊

2017年08月09日 | 「本」のひきだし

ブクログより


昔黒部の山奥には山賊がいた、らしい。

話は終戦から30年代のころ。
終戦直後、廃屋同然だった三俣山荘を再建しようとする伊藤氏、が小屋には山賊が住み着いているらしい・・・

しかし手をこまねいていても埒があかない、怖々小屋に行ってみることにする。
山賊とは世間がイメージで作り出した人たちのことで、山で猟をしたり魚を捕ったりしながら暮らす人々のことだった。

小屋の再建に力を貸して貰ったり、猟の仕方を教わったりしているうちにいつしか仲間意識のようなものが芽生え、小屋での共同生活が始まる。
なにしろ彼らは山を知り尽くしているのである、力強い仲間だ。

そんな暮らしの中での怪談めいた話や、河童やかわうそなど実在が明らかではないものたちの話や、遭難にまつわる不思議な話など、小屋番ならではの興味深い話は尽きない。

日本の山の中でももっとも奥深い黒部の源流、高天原や雲ノ平を思う存分歩き、夜は三俣山荘でこの本を再読する、目下の私の目標になった。


なんと夢は早々に叶い、ちょうど去年の今頃雲ノ平~鷲羽~黒部五郎へと出かけたのでした。
三俣山荘へは立ち寄っただけでしたが、1泊目の雲ノ平山荘は伊藤正一さんのご子息が経営されていて、夜はスライドや、展示写真など
どっぷり当時をしのばせていただきました。

あ~去年の今頃は、思いもよらぬ別天地にいたんだ・・・  想像以上に暑かった。


黒部の山賊 / 伊藤正一
★★★★★





どくだみの花で作った虫刺されの薬、こんなもんでいいかな。


ロールタイプの瓶に入れてみました。



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1学期最後の本読み

2017年08月02日 | 「図書ボランティア」のひきだし
1学期最後の本読みとなりました。
7月に入り毎日暑い日が続いています。
少しは涼しくなるかなと選びましたが・・・


ブクログより


日本各地に古くから伝わる民話です。
時節柄ちょっとヒヤッとするお話を。

あるところにおいしいと評判の飴やさんがありました、

ある夜更け、若い女が飴を買いに来ます。それ以来毎晩毎晩・・・
不審に思った飴屋の主人が後をつけていくと、山寺の墓地に消えた・・・

慌てて和尚さんを起こして、事情を説明して、お墓を掘り起こすと・・・なんと!

幽霊になっても母の愛は強い、一途であります。
ますます評判を呼んだ飴屋さんでありました。



平成29年7月11日(火)
6年1組



母にも効く?

毎日口うるさく言われている孫たち、ちょっと反抗期でもあります。
この時は小言も忘れて母も大爆笑!

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