参加表明したのはいいけれど果たして全行程歩けるだろうか・・・久しぶりのロングコース。
ただ歩いてみたい!!という気持ちだけで、行ってきました。
お天気は終日晴れの予報、なのに鈴鹿峠に近づくにつれて、雲が厚くなってきます。
ワタクシは違うことが心配になってきます・・・
「坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山 雨が降る」と鈴鹿馬子唄にもある通り、この辺りはすっきりしないのでしょうか。
万人講常夜灯の隣の茶畑の空き地に駐車しようとしたら、ちょうどお茶刈りのシーズンで駐車をお断りされて、常夜灯のほうに停めなおして、さあ出発。

まずは植林地の中を高畑山目指します。
山賊が旅人を襲うために映したといわれる鏡岩など見たり、やっぱりいつでも、峠というのは越えるのに一苦労だな、なんて思いながら先を急ぎますと、
シロヤシオの花が落ちています。へ~シロヤシオがこの辺にもあるんやと思いながら歩いて行きますと、

なんとまだ咲いております。

いや~

きれい!

つつじもきれいなんです。

ヤシオとつつじのトンネル。

ナイフリッジも過ぎて、

わ~わ~言いながら高畑山に到着。
お天気も良くなって、展望を楽しみます。

鎌が岳、御在所、綿向方面。
先はまだまだ長いので、小休止して出発です。次の山は溝干山(みぞほぜやま)

シャクナゲも咲いていました。うれしい!!

シロヤシオの木もずっとあり、落花盛んで、踏んで歩くのが申し訳ない。さっき落ちたばかり、というふう。

溝干山
ここから坂下峠まで下りです。
せっかく登ったのになあ、これでもかっ!というくらい下ります。あ~勿体無い。
さあ、気を取り直して次の唐木山へ向かいます。

巻き道を行きました。

こんなところを歩いたりして、

唐木山に。
唐木山を過ぎると・・・

シャクナゲの群生が。

真っ盛り。

シロヤシオもずっとあります。
シャクナゲとシロヤシオを両側にきょろきょろ見ながら、でも相変わらずのアップダウンにヒィヒィ言いながら、

三頭山。字がほとんど消えていますが・・・

分岐、那須ヶ原山に行きます。

頂上にある那須ヶ原神社、扉を開けて参拝できます。ちょっと勇気がいりましたが。
ここから先、予習してきたレポによると北打山・698mと倉部山・688mが三国山までにあるはずなのですが、歩くのに一生懸命で、見落としてしまいました。というかなんの標識もありませんでした。
那須ヶ原山を過ぎたら、あともう少しかなという気持ちのゆるみが出てきましたが、

相変わらず、ザレた痩せ尾根や

こんな岩場も何か所かあり、もう一度気を引き締めたのでした。
途中一か所、右へ折れるところを直進してしまい、道を間違えるところでしたが、

三国岳に到着。
いつしかシロヤシオもシャクナゲも無くなり、後はひたすら歩くだけ。
登って下ってまた登り・・・

忍者岳、土地柄最近できたような?そんなこと無いか。

加茂岳。
さあ~油日岳までもう一息。

頂上にある油日神社。
あ~もう登らなくていいんだ、後は下るだけ。
ほっとして、コーヒーをいただき休憩しました。
やれやれと、しばし和やかにひとときをすごし、さてぼちぼち降りますか、と腰を上げます。
頂上に来るまでに分岐がありました。あそこまで戻ればちゃんとした登山道で降りられるでしょうが、神社を越えた先を降り始めました。

これはルートなのか、

道ではない?

積もった枯れ葉とともに滑り落ちるようにしてやっと降りてきました。
最後の最後にまたちょっと緊張を強いられましたが、林道が見えてほっとしました。

歩いてきた方を振り返り。
いろいろな人のレポを見せていただき、予習して出かけましたが、主だったピークが11、登って降りて、登って降りての繰り返し、その合間にやせ尾根、岩場とまことに変化に富んだルートでした。
林道を含め全行程、10kmでした。「えっ?そんなもん?」もっと歩いたような気がしますが、内容が濃かったせいですかね。
しかし滅多にないこんな機会に歩くことができて、シロヤシオとシャクナゲも堪能でき、大満足の一日でした。
今回もいろんな人のお世話になりました。ありがとうございました。
平成28年5月14日(土)晴れ
万人講常夜灯登山口(8:10)~高畑山(9:24)~溝干山・770m(9:57)~唐木山・720m(10:50)~三ツ頭山・774m(11:39)ここを過ぎたあたりで簡単にお昼にしたかな? ~那須ケ原山・800m(12:05)~三国山・715m(13:24)~油日岳・693m(14:07)~油日岳登山口林道(15:25)下山